fbpx

不動産投資の実例 ~ 現地プロジェクト会社解散してトラブルに ②

こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。

Sさんのケースについてお伝えしています。

Sさんが投資されたプロジェクト案件は

1.現地の日系会社がプロジェクトを企画・監督

2.現地会社内のトラブルによりプロジェクトがとん挫

3.現地会社が解散しサポートを受けられない状態に

と、プロジェクトそのものは良好な案件であったものの、運悪く現地会社のトラブルによりその後の運用に難が出てしまいました。

そこで依頼を受けた私(佐藤)と現場に近いパートナーの2人で管理サポートを引き継ぎ、管理会社を変更し、運用そのものを落ち着けた後でSさんは2022年に全物件の売却を決断されました。

ところが売却を試みたところ先のプロジェクト会社が倒産してしまったことで、知らないうちに購入した全ての物件に抵当がかけられていることが発覚したのです。

率直に、抵当がかけられていたことは私(佐藤)にとっても盲点でした。

Sさん自身は当初契約に沿って支払われるべきを全て支払い、真っ当に物件を運用されていただけのお立場。

ところが先のプロジェクトを立ち上げた会社の社内トラブルが飛び火し、現場で仕事を請け負ったチームへの支払いが滞ってり、物件が抵当にかけられていたのです。

しかも抵当にかけられている事実が発覚したのは、すでに売却手続きが開始されている真っただ中でした。

この場合は買主との約束であるクロージングまでに抵当を完全に外さなくてはなりません。

クロージングまでに時間が迫る中、

  • Sさん
  • 現地パートナー
  • タイトル会社担当者
  • 佐藤

の四者はそれぞれが担当するべきを全うし、抵当をかけた当事者を探し出し、結果として

「無条件に抵当を外して頂く」

ことに成功したのでした。

このような場合、弊社(佐藤)は不動産弁護士の資格は有していませんので弁護士のような動きを取るわけにはいきませんが、それでもタイトル会社担当者としっかりと打ち合わせて一つ一つ紐解くことで、オーナー(Sさん)自身で事の解決は図れるものです。

かくしてSさんがアメリカ不動産投資のプロジェクトに投資されてから数年かかりましたが、無事に

⇒ 減価償却利益の獲得

⇒ キャッシュフローの獲得

⇒ 高値購入でも損のない売り抜け

の3つを獲得して、出口にゴールすることが出来ました。

今回のアメリカ不動産投資完了にあたりSさんからご感想を頂いていますので、ご紹介させて頂きます。

佐藤さん、shihoさん、この度は、アメリカ不動産売却に際し、ご尽力いただき、ありがとうございました。

高値掴みした物件をかかえ、途方にくれていた2年前、たまたま目にしたブログで連絡を取らせていただいてから、実に500通以上のメールのやりとりで、売却終了まで支えていただきました。

物件を紹介した業者は、手を引いてしまい、管理会社には多額の現金を横取りされたうえ、知らぬ間に抵当をかけられており、売却を打診した業者は今一つ信頼できず、相談できる相手もなく、と、八方ふさがりの状態でしたが、一つ一つ解決の糸口をつけていただきました。

ブログで知り合っただけの見ず知らずの方が、ここまで丁寧に、我慢強くつきあってくださるとは、思っていませんでしたし、
常識では考えられないほど、膨大な時間を費やしていただきました。

質問にはわかりやすく答えていただきましたし、出しゃばったアドバイスはなく、適宜、自分ならこうする、こう考えるとヒントをいただき、納得しながら話を進めることができました。

私の場合、続出したトラブルの一番の原因は、知識もないまま、勧められるままに、不動産を購入したことですが、佐藤さんたちに支えてもらいながら、自分で考えつつ、売却できたという経験は得難いものでした。

アメリカ不動産は、日本と比べると情報開示が進んでおり、その情報をもとに自分で判断できるのは、醍醐味であり面白みであると思います。

私は事情により、アメリカ不動産から手を引きますが、佐藤さんから厳選した情報をいただき、インフレに負けない資産を持つことは、長期の安心につながると思います。

インフレとは価格の上昇ではなく、貨幣価値の下落という、佐藤さんのお考えには、深く賛同します。

今後、再びアメリカ不動産への関与を検討する際には、よろしくお願いいたします。

(日本在住 S様)

Sさん、この度は無事にアメリカ不動産物件の完売、おめでとうございます!

今後益々のご発展を祈念毛細げます。

。。。

常々当ブログでも触れるように、

アメリカ不動産投資 = アメリカ不動産事業

です。

どんな事業にもリスクがあるとおり、不動産事業にもリスクはあります。

けれども自分一人のみならず、知見のある専門家と共に進めることでリスクは極小化していくことで、満足いくリターンを得らえる可能性が高まるものです。

「チームワークでリスクを極小化しながら歩く。」

それが事業の王道のように考えています。