こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日からアメリカで活動する不動産エージェント(佐藤)の目線で見た、「優良な不動産エージェントの見分け方」についてお伝えさせて頂いています。
昨日は簡単に見分けられる3つのポイントの中で
- エージェントの想いに焦点を当てる
- 返信が早い
の2点について書きました。
不動産エージェントに限ったことではありませんが、結局のところ「利他の想いで真っ当な商売をしているか」ということだと思うのです。
世の中にはいろんな職業がありますが、良きにしろ悪きにしろお客様の立場で受けるインパクトは支払う金額に相応してきます。
「1本100円の焼き鳥を買ったら生焼で全然美味しくなかった」
「1500万円を出して物件買ったら、物件名義に不備があった」
この2つでは被害額があまりにも違います。しかも海外に不動産を購入する上では自分自身が現場に赴くこともなかなか出来ませんから、余計に慎重になってしまうと思うのです。
そして距離がある為にコミュニケーション手段はほぼメールのみに限られてきますが、エージェントからのメールに対するレスポンスが早いか否かもとても大切です。
不動産取引では数々の書類が出てきますし、しかもクロージングという定められた契約締結に向けて書類を進める上では、どうしてもスピーディーにやりとりを展開する必要があるのです。
その為、海外の不動産投資でエージェントを雇う場合は、実際に契約を交わす前にそのエージェントからのレスポンス具合を測る必要があります。
あえてのらりくらりとメールを交わし、自分自身がそのエージェントの人となりを大なり小なり感じられるようになるまで、メールのやりとりを続けてみましょう。
そうする中で、結構な確率で
「自己利益中心で動いているエージェントなのか」
もしくは
「利他中心で動いているエージェントなのか」
が見えてくるものです。
本日も続けます。
物件購入を煽らない
私(佐藤)が知る限り、利他中心で動いている不動産エージェントは
「物件選択と購入の決断を煽らない」
という姿勢が一貫しています。
もし不動産エージェントの姿勢が物件購入を煽ってくるようであれば、要注意です。
よく聞くのが「売る気満々の不動産エージェント」です。
信頼関係も何もない中でいきなり高額の物件を「これ、どうですか?」という姿勢はあり得ません。
これは佐藤自身も気をつけていることですが、
- 一戸建て物件
- 複数世帯物件
- 借入証書
と、お問い合わせされる方が求めるものを模索するためにご質問させて頂くことはありますが、メール上のやりとりでは
「売り込まれている」
と感じさせてしまう危険性がありますから、文章表現にはよくよく気をつけているつもりです。
そしてこれは不動産エージェントとしての目線になりますが、物件購入を執拗に煽ってくるエージェントは大きく分けると
- 必要以上に貪欲なエージェント
- 全然売れていないエージェント
のどちらかである可能性が高いものです。
昨日の「想いが利他中心か、自己中心か」に戻ってしまいますが、何だかんだ言って自己中心の想いがあるエージェンは
「もっともっと稼ぎたい!」
と売き満々に迫ってくるでしょうし、
「売れないと、生活ができん!」
と焦っているエージェントも、やはり売る気満々で迫ってくるものです。
恥ずかしげもなくハッキリ言ってしまえば、世の中は
「与える姿勢じゃないと生き残れない」
ように出来ているものだと思います。
我欲だけで商売し続けて、末永く反映し続けたという人は寡聞にして知りません。
その人の姿勢が単なる処世術なのか、心の底から与えたいと想っているのかは別にしても、少なくとも商売を心がけるのであれば問うべきは
「どうすればもっと売上を上げられるのだろう?」
ではなくて、
「どうすればもっとお客様に与えられるのだろう?」
だと思うのです。このことは全ての職業に言えるはず。
「お金が全て」とはいいませんが、「お金がないと事は始まらない」のは資本主義社会の真実です。
けれども同時に、そのお金は
「自分発で人様にお与えさせて頂いた価値の対価」
であることもまた、真実だと思うのです。
それならば答えは火を見るよりも明らかで、自分が一番に意識するべきは「自分にお金がいくら入るのか」ではなく、「自分がどれだけ与えられるのか」であるべき。
そしてもしあなたがアメリカで不動産投資をやってみたいと思うのであれば、選ぶべき不動産エージェントパートナーは間違っても「物件購入を煽ってくるエージェント」ではなく「決して選択を煽らない心に余裕のあるエージェント」であるべきなのです。
まとめ
昨日と2日続けて
「優良な不動産エージェントを見分ける方法」
について、簡単に3つに分けてお伝えさせて頂きました。
およそこれら3つをクリアしていれば、不動産エージェント選びはほぼ大過ないと思います。
また補足ですが、アメリカの不動産エージェントを選ぶもう一つのフィルタリング方法は「Realtor.com」で対象エージェントの名前を検索してみることです。
ここにはそのエージェントの過去の取引と評価が記載されていますから、とても参考になります。
とはいえ、このRealtor.comに出て来るエージェントは「アメリカ全国不動産協会」に加盟しているエージェントだけで、非加入のエージェントはここのは出てきません。
ちなみに、私(佐藤)も加盟していませんので、「Masato Sato」では情報は出てきませんよ。
加盟していない理由はただ一つ、「年会費が高すぎる」からです。(数万どころじゃないです)
不動産エージェントして活動するうえでは、ライセンスを保つだけでもそれなりにお金が発生します。私(佐藤)は自分が「価値がある」と判断したものにはお金をかけますが、「価値がない」と判断したものにはお金はかけないようにしています。
なのでMasato Satoの名前が出てくるのは所属するケラー・ウィリアムズのシステム上だけですが、実際にエージェント検索システムから連絡がくることはほとんどなく、友人・知人のつてか、このブログサイトのような情報発信媒体を通じてのお問合わせがほぼ100%となります。
昨日と本日お伝えした優良なエージェントの見分け方が、少しでも参考になれば幸いです。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。