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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
ここ最近、なぜか「農場・牧場への投資」についてお問い合わせを度々頂きます。
私(佐藤)がテキサス州でも活動しているとご存知だからでしょうか。。
確かにテキサスは全米の中でも「農場・牧場」への投資が盛んな地域の一つです。
しかもテキサス州の土地はアラスカ州についで全米で2番目に広く、また日本の面積の約2倍と土地が広いだけに「農場・牧場」の所有者は多く、売買も活発に行われてます。
ちなみに、私(佐藤)が所属する不動産ファーム、ケラー・ウィリアムズでも土地専門のリスティングサイトがあります。
ケラー・ウィリアムズの土地専門リスティングはこちら
土地や農場・牧場の類はご想像頂けるとおり、住居用物件ほどの売買数はありません。
それでも農業従事者や投資家により売買がなされており、アメリカでは投資対象の一つとして見られているのです。
今日はこの「農場・牧場への投資」について、やや深く見ていきましょう。
「農場・牧場」からの投資リターン
「農場・牧場への投資」と聞くと、いまいちピンとこないかもしれません。
「農場や牧場を購入しても、どこから利益が出るのか?」
「都市から離れた場所が多いだろうし、家賃収入もさほど望めないのではないか?」
そんな風に思われるかもしれません。
ところが驚くなかれ、「農場・牧場」への投資はROI(リターン・オン・インベストメント)にして
100%〜130%
もの数値を叩き出すこともあるのです。
不動産の価値(権利)そのものは、土の中から空に向かって分割すると
地中(Mineral)
地表(Land)
水(Water)
土地(Land)
建物(Improvement)
空中(Air)
からなりますが、「農場・牧場」を購入する場合はいわゆる「広大な土地」を購入するなります。
そこには小川が流れている場合もあるでしょうし、大きな岩山があるかもしれまんし、牧草地が一面に広がっているかもしれません。
とはいえ、冷静に価値だけを見れば「農場・牧場」という「土地」を購入しても、そこから付加価値が生まれてくるわけではなく、投資に対するリターンが土地から自然に発生することはないのです。
また、土地の場合は減価償却の対象にもなりませんので、この点も投資検討時の大きな注意事項です。
それでは、前述のように130%にも及ぶリターンがどこから生まれてくるのかというと、「農場・牧場」への投資の場合は
- 牛などの家畜
- ワイン用のぶどう
- ウイスキーの麦
など、その土地で飼育される家畜から生み出される価値、あるいは農作物が生み出すだろう価値がその「農場・牧場」の価値として計算される仕組みになっているのです。
言い換えると、家畜や農作物の価値も変動しますから、それに伴って「農場・牧場」の価値も変動するということになります。
(ビーフの価格が下がると、牧場の価値は下がる等)
莫大な富を創り出す投資家たち
もちろん、「農場・牧場」という土地の上に付加価値をつけてリターンを上げるとなると、そう簡単なことではなりません。
投資として成り立たせるのであれば、方法としては
- 家畜を飼育する
- 農作物を育てる
- レクレーション施設を運営する
- 土地のみを所有して貸しに出す
等が考えられますが、いずれにせよそれなりの知識と資金が必要になります。
それでも、
「広大な自然を所有する」
「広大な農場・牧場を所有する」
という概念は、多くのアメリカ人にとって今でも大きな夢のひとつです。
アメリカはその開拓史から西へ西へと開拓を進めてきましたが、放送されるテレビ番組もそのような広大な土地を舞台にする西部劇が今でも多いものです。
子供のころからそのような広大な土地を頻繁に見せられ、そこにある種のロマンを感じる男たちを中心に
「広大な○○を所有する」
は長年の夢なのです。
例をあげると、アメリカで「広大な土地への投資」の草分け的存在はCNNを創設したテッド・ターナー氏です。
1989年、テッド・ターナーはモンタナ州に113,613エーカーもの広大な土地を購入し、キャンプ・魚釣り・ハイキング等の自然の中でくつろげる牧場に仕上げ、多くのアメリカ人を訪れさせる魅力的な牧場に仕上げて成功を収めています。
その後もテッド・ターナーは次々と土地や「農場・牧場」に投資し、全米で指折りの「農場・牧場への投資家」となり、土地の付加価値から生み出されるリターンを得て大成功しているのです。
テッド・ターナーが所有するFlying D Ranchはこちら。
このアメリカ人のロマンを体現したテッド・ターナーに続き、その後は多くの投資家達が「農場・牧場」への投資をスタートさせています。
結局のところ、「農場・牧場への投資」に対して必要とされるのは資金のみならず「投資家のビジョン」です。
牛や豚の家畜を買う
馬を育てる
農作物を育てる
ファミリーレクレーションの場にする
等、資金を投じる以上にそこには投資家としての想いと行動が大きく関わることが条件となるわけです。
テッド・ターナーの場合も運営そのものは現地の雇われマネージャーに任せているわけですが、
「この牧場をどのように仕上げていくか」
というビジョンを先に持ち、運営企画にも自ら携わり、大きなリターンを生み出す牧場運営に成功しています。
まさに趣味と実益を兼ねた、それなりの時間と労力をかける必要があるのが「農場・牧場への投資」ということになりますが、
「ロマンの実現という感性面の成功」
「収益を生み出す土地に昇華させるという経営面の成功」
の両方が実現できる可能性があるのが、「農場・牧場への投資」となります。
「農場・牧場への投資」について、明日に続けます。
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