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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
不動産物件は現物のハコモノですでの、経年劣化を起こしていきます。
その為に家主としては定期的なメンテナンスが欠かせません。
通常、アメリカの不動産物件はきちんと維持管理を続けていけば100年はもつと言われており、このことが中古物件でも普通に売買されている要因の一つです。
私(佐藤)が自分で管理する90年代購入の物件など、私が生まれる以前に建った建物ですが、今でも価格がどんどん上昇して購入時の3倍超えになっています。
これ一つ見ても、きちんとメンテナンスさえしていれば物件価値は損なわれないことが分かるのです。
そこで定期的な維持管理は必須になりますが、修繕が必要となる破損でも
⇒ ちょっとした傷や壁の穴
⇒ 構造そのものに影響し得る不具合
この2つには大きな違いがあります。
前者の方はほんの少し手を加えてペンキを塗れば済むような簡単な修繕であるのに対し、後者の場合は放っておくと家の構造そのものに大きく悪影響を与え、修繕に数千ドルかかってしまう場合があるのです。
そこで物件を管理する上では定期的な確認作業が欠かせませんが、とりわけ家の構造そのものに影響を与え得る不具合については見逃すことは出来ません。
今日はこの建物の構造に影響し得る、6つのサインについて見ていきましょう。
1.ひび割れ
家を外側から見た時に外壁、屋根、レンガ等に大きくひび割れが確認できたら要注意です。
大きなひび割れがあれば、建物の構造レベルで不具合がある可能性があります。
実際、ひび割れに注意するべきなのは築年数がかなりたった中古物件のみではありません。
例えば、コンクリートで固めた場所についてはコンクリートを流し込んだ後に適切な処置を施しておかないと、数ヵ月でひび割れが入ってしまう場合もあるのです。
新築だから大丈夫。。ということでもありませんので、築年が浅い物件でもひび割れには敏感になっておきましょう。
2.ドアや窓が開きにくい
ドアや部屋の窓が開きにくくなった場合、高い可能性で枠に圧力がかかっています。
ドアを調整して一時的にスムースになったとしても、しばらくしてまた開きにくくなるようであればいよいよ構造的におかしい証拠です。
このパターンで考えられる原因は2つ、
⇒ 建物の構造(資材)そのものに歪みが起きている
⇒ 物件が立つ土地が何らかの理由で沈んできている
です。
ドアや窓はほんの数ミリスペースがあればスルスルっと動くものですが、反対に言えば、ほんの数ミリ歪むだけでも動きにくくなります。
その為、ドアや窓がスムースに開閉できなくなった時には家の構造そのものの不具合を早期に発見できる手掛かりになるのです。
3.床が水平になっていない
ビー玉か何か丸いものを床に置いた時に、一定方向にコロコローと転がってしまう場合。。これはかなり深刻です。
子供であればビー玉を転がすよい遊び方になるかもしれませんが、家主であるあなたにとってはとても楽しめる状態ではないのです。
通常、物件は水平になるようにその構造が設計されているはずですが、モノが転がるということは明らかに初期設計でなされていた水平基準が損なわれており、建物全体が傾き始めている証拠なのです。
このような場合は直ちに、専門家に確認してもらう必要があります。
4.地下の部屋に湿気を含む匂いを感じる
地下におりた時に、カビたような湿気のあるにおいを感じたことはありませんか?
「地下だから特殊な匂いがするのかな?」
というと、そんなことはありません。
地下も物件の一部であり、地上階や2階と全く変わらない快適な環境であるべきなのです。
もし地下の部屋で湿度のある洗濯場のようなにおいを感じた時は要注意です。
この場合は高い可能性で壁の裏に水漏れがあり、遅かれ早かれ物件の壁に甚大な被害を及ぼすことになりますので、直ちに専門家に依頼して修繕が必要です。
5.壁にパウダー状のものが現れる
通常、物件の壁は外の水分を中には通さないように造られているものです。
ところが、壁の構造に手抜かりがあると外の水分が家の中に侵入してくるようになります。
すると、同時に壁の材質中の水分も抜かれることになり、カラカラになった壁の表面にパウダー状のものが現れてくるのです。
このような個所は構造的にもろくなっていますから、修繕の必要があります。
6.フロアタイルが異常に歪む
家の資材はほとんどが木材である為に、家の構造が多少伸び縮みするのはごく自然なことです。
日本でも、昔の家ではそれこそこの木材の伸び縮みを利用して家全体の構造が時間と共により強固になるように設計されていました。
ところが家のフロアタイルが時折「パキッ」と音がしたり、見た目にも、あたかも土の下から見え隠れする大木の根元のように歪曲している場合、それは明らかに建物の土台そのものに異常がある証拠です。
フロアタイルの歪みやフロアタイルからの異常な音が確認できたら、直ちに専門家に確認してもらいましょう。
まとめ
家の構造そのものに悪影響がある6つのパターンについてお伝えさせて頂きました。
これらいずれのサインも時間の経過と共に建物の構造そのものに甚大な被害を及ぼす可能性がありますから、早めに専門家に調査してもらい、どのように修繕がなされるべきかをアドバイスしてもらう必要があります。
その後はアドバイスに基づいて施工業者に仕事を依頼しますが、施工業者への依頼時は最低でも3件は見積もりを取るように心がけてください。
同時に、その業者を過去に使ったことのある人の声を聴いてみることも大切です。
施工業者にも当たり外れがあり、適切な処置の出来ない業者の場合は同じような問題が再発する可能性も十分に考えられますから、業者を雇う際には複数から見積もりを取ると同時に、その業者の評判も予め確認するようにしましょう。
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