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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
私(佐藤)の所蔵するケラー・ウィリアムズでは、一番最初のブローカーとの面談でケラー・ウィリアムズの信条について説明を受けます。
この信条は事務所のあちこちや書籍の中でもよく登場するのですが、そこには
God, Family, then Business
神様、家族、そして仕事
と、ものすごく簡潔な言葉で書かれてあります。
日本語的に意訳すれば
「神を想い、家族を大切にし、それから仕事に取り組もう」
という感じでしょうか。
ケラー・ウィリアムズそのものは全米最大手の不動産会社です。
1983年にテキサス州オースティン市で立ち上げられ、今日までに700以上の支店を世界中に構え、17万人以上のブローカーやエージェントが所属しています。
過去30年の間に全米最大手にまで成長してきたケラー・ウィリアムズの特徴は、そのハードウォークもさることながら、これだけ大規模に展開する中でもその家族的雰囲気が失われていないということです。
今でも年に一度はリユニオンと呼ばれる、日本語的には「親族の集まり」のような集会が開催されています。
昨年はネバタ州ラスベガス市
今年はカリフォルニア州アナハイム市
来年はミズーリ州セントルイス市
と毎年開催場所が変わりますが、そのように意識的にも一つの家族的集団として一体化を計りながら成長を続けていますが、その秘密は昔も今も変わらないこの
「God, Family, then Business(神様、家族、そして仕事)」
という言葉に全てがあるように思います。
実際のところ、世の中お金が全てとは言いませんが、それでもお金がないと不便なのは事実です。
けれども、お金がないと不便だからと言ってお金を稼ぐことのみに生きるのもまた違うもの。
案外、人生を上記の信条とは反対の
「Business, Family, then God(仕事、家族、そして神様)」
の順番に生きている人も少なくないのではないでしょうか。
もちろんそれが良い悪いの話ではなく、ケラー・ウィリアムズの信条が全てとはいいません。
けれども私(佐藤)自身のことを言えば、ケラー・ウィリアムズの一員としてこの信条に基づいて動く人々の中に混じって仕事をするようになってから、ものすごく人生のバランスが取れるようになってきたのも事実なのです。
上記の信条に基づいて、思うところを書いてみたいと思います。
信仰をもつ
アメリカはキリスト教の国であり、ケラー・ウィリアムズの発祥はテキサス州オースティン市という南部の地域ですので殊更キリスト教色が強い特色があります。
とはいえ、ここでいう「God」の言葉は当然ながらキリスト教のみならず、ケラー・ウィリアムズに所属する多人種に渡るブローカーやエージェント達のそれぞれの信仰の神様を意味しています。
日本では宗教をいかがわしい商売の隠れ蓑にするような団体もありますので宗教は避けられがちですが、アメリカは人種の坩堝なだけに信仰をもつことはごく当たり前のことで、日曜日になると教会に出かける人々は多くいます。
日本独自の宗教といえば仏教ではなく神道になるかと思いますが、神道でいう
「森羅万象に神が宿る」
という考え方は何も難しい話ではなく、全てのものに神性をみて感謝する、人様を見れば互いに感謝して尊重し合う、ただそれだけでも十分なのではないでしょうか。
家族を大切にする
ここが、日本では多くのお父さんたちが仕事と家族の間に挟まれる悩みどころですね。
家庭に仕事は持ち込めませんし、かといって今の時代に必死にがんばって家族を養っていこうと思うのであれば、仕事優先に動かざるを得ない部分もよく理解します。
その一方で、奥さんが専業主婦でいる場合は家で子育てのみに専念出来る環境があるにせよ、妻としては夫のみが社会で活躍して自分が取り残されていってしまうような感覚に陥ってしまう時もあるかもしれません。
また共働きの場合でも、妻だけが仕事に加えて家事に従事せねばならないということはありませんから、それこそをお互いが協力し合って子育てと家事を上手に進める必要があるでしょう。
いずれにせよ家族としっかり時間を過ごして会話を持ち、とりわけパートナーとは全てを共有し合って「共に成長しているんだ」という実感をお互い持つことは大切であるように思います。
仕事に没頭する
信仰をもち、家族を大切にし、そしてようやく仕事という順番ですが、仕事に関してはケラー・ウィリアムズはクレイジーなレベルにあると思います。。
その士気の高いこと高いこと。
とはいえ、そんなケラー・ウィリアムズでもコアタイムは午前10時~午後4時と案外短めです。
厳密には早朝7時から有志による不動産に関するトレーニングクラス等もあり、朝早くからスポーツジムにいるかのような活気にあふれていますが、推奨されるコアタイムはこの6時間なのです。
そして特筆するべきは、ファームの中でも実績を上げるブローカーやエージェント達にほぼ共通していることは、前述の
信仰を持つ
家族を大切にする
それから仕事に没頭する
この順番を崩していない、ということです。
冒頭の信条に同意するからこそ生活と仕事のバランスを上手にとり、働く時はモーレツに働く、そんな人たちがファーム全体を牽引して全米最大手といわれるまでに成長し続けています。
まとめ
日本でも働き方改革なる言葉を頻繁に聞くようになりましたが、ケラー・ウィリアムズの信条とそれに生きる人々、そして彼らが叩き出す実績を見ると本当に考えさせられるものがあります。
突き詰めれば、働き方は個人の価値観の問題になろうとは思いますが、私(佐藤)がケラー・ウィリアムズに所属する中で正直に感じるのは、やはり仕事と家庭のバランスは大切だなということです。
とある、見事に億万長者にまで成りあがった男性が、その死に際のベットで遺言のように話していた言葉があります。
「
死に物狂いに働いてきたが、残ったものは金だけだった。
周りの家族や友人を大切にしなさい。
間違っても、私のようにはなるな。
」
時折思い出す言葉ですが、この言葉に人生の本質が込められているように思います。
人生の生き方については様々な考え方があるとは思いますが、私自身は仕事に人生を支配されることなく、家族への時間もきちんと大切にしていきたいと考えています。
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