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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
ここしばらく、アメリカの賃貸市場で家賃の安い穴場スポットをご紹介しています。
物件価格と同時に家賃も上昇する昨今、賃貸者にとっては生活費の大部分を占める賃料は常日頃から気になる部分です。
収入に相応して賃貸物件を選ぶにしても、家賃は安ければ安いに越したことはありません。
最近ご紹介している賃貸市場の穴場スポットは全て「ダウンタウンへの通勤も可能」な地域ばかりですから、ダウンタウンで働いてその地域ではそれなりの所得を得つつ、安い賃料で暮らせる場所ばかりなのです。
同じ給料でも賃料が安いのであればどちらが有利かは自明の理とういもの。
とりわえお金を貯めたい独身や若い夫婦世代に好まれるこれらの隠れスポットは、不動産投資の観点でも正に「隠れ投資スポット」として検討する価値が大いにありそうです。
アメリカの穴場賃貸市場について、今日も続けます。
フロリダ州マイアミ市(ワンベットルーム中間賃貸価格:$1,800)
穴場市場:サンセット(Sunset)
ジップコード(郵便番号):33173
ワンベットルーム中間賃貸価格:$1,300
家賃世帯割合:28.7%
出ました、フロリダ州マイアミ市。
私(佐藤)も幾度となくマイアミやその近郊は出張で訪れましたが、マイアミは九州の南部(宮崎あたり)の海岸沿いに似た風情があります。
それなりに湿度が高く、夏はパームツリーが一層映え、何より白い砂浜で海水が綺麗なマイアミビーチは多忙な日々を癒やしてくれる観光スポットです。
海も寒流が流れるアメリカ西海岸とは正反対に暖流が流れていますので、比較的海にも入りやすく、白い砂浜に青い海は何度も足を運びたくなります。
そんなマイアミですが、人が集まるだけに一戸建て物件の中間価格は$395,100と高めです。
また犯罪率は高いマイアミですが、
暮らす地域を選ぶ
行く先を選ぶ
夜は不用意に出歩かない
等のポイントを押さえておけば、日頃の生活でも問題ありません。
そしてこのマイアミ市の中に、穴場の賃貸市場がひっそりと存在しています。
マイアミ市内のサンセット(Sunset)と呼ばれる地域です。
ここの物件中間価格は$378,700と、先のマイアミ全体の物件中間価格と比較するとさほど安くありませんが、こと賃貸市場としてはスポッと抜けるように比較的安いのです。
価格にすると、マイアミ全体の賃貸市場価格と比較するとこの近辺は平均$500は安い家賃です。
例えば、3つのプールに4つのテニスコートが住人用に付属しているようなアパートコンプレックスが、700スクエアーフィートの広さに1ベッドルームで$1,300から用意されているのです。
やや手狭な感がありますが、マイアミ市の中にあり、かつ守られたアパートコンプレックスの中にあってこの価格は安いものです。
マイアミで働く独身であれば、文句なしの場所と賃料だと思います。
実際、ここから約30分ほどのマイアミ市ダウンタウンに位置する同レベルのアパートコンプレックスであれば、1ベッドルームで$2,500以下はまずありませんから、サンセットはまさに隠れ賃貸スポットなのです。
ジョージア州アトランタ市(ワンベットルーム中間賃貸価格:$1,420)
穴場市場:ドラビル(Doraville)
ジップコード(郵便番号):30360
ワンベットルーム中間賃貸価格:$836
家賃世帯割合:43.7%
ジョージア州アトランタ市には、CNN本社を始めとして本社を据え置く企業が数多くあります。
アトランタ市には私(佐藤)も出張で頻繁に長期滞在しましたが、日本人コミュニティーも確立されたおり、比較的暮らしやすい街です。
南部色が濃い中で食事も独特の旨味があり、週末は少し市内から離れれば静かな森を散策できるハイキングコースが数多くあります。
そんなアトランタ市を右斜に貫くフリーウェイ85をそのまま東北に伸びていくと、サウスカロライナ州シャーロット市を抜けてその先まで続いていきます。
このフリーウェイ85を通ってアトランタ市ダウンタウンから東北に向かった郊外にドラビルという地域があります。
ここは従来、森の中に人知れずひっそりとあるような地域でしたが、1950年代にこの地域の最寄りにGM(General Motors)が自動車組み立て工場を建設して以来、数多くの雇用を生み出した関係で人口爆発が起こりました。
ドラビルでは当時500名にも満たないような人口しかいなかったものが、GMが生み出した雇用の影響で1970年代までに9,000名を超える人口になり、現在はほぼ1万人に届くまでになっているのです。
いかに1つの大企業が地域人口と人口動態に与える影響が大きいかを物語っていますが、この人口爆発はそのまま賃貸需要に繋がってきました。
ドラビルの物件は一戸建てが中心になり、そして近年建設された新築もそれなりに多くあります。賃貸者に人気の物件は1950年代から1960年代に建てられた平屋で、1ベッドルームの賃料が$836と非常に安いのです。
アトランタ市の環状線はフリーウェイ285ですが、ドラビルはフリーウェイ85とフリーウェイ285が交差する場所に位置し、かつダウンタウンから十分車通勤できる距離ですので、ダウンタウンの喧騒から離れた寝床として十分な条件を備えているのです。
結果として、アトランタダウンタウンで働く人々にとっては穴場の賃貸スポットとなります。
この穴場の賃貸市場シリーズ、明日が最後です。
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