FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日から今のアメリカで急速に発展している郊外の街に焦点を当ててお伝えしています。
今日も続けます。
4.ジョージア州スコッツデール(Scottdale, GA)
ジップコード:30079
最寄りの大都市:ジョージア州アトランタ市
物件中間価格:$404,700
過去3年の物件価値上昇率:207%
過去3年の物件価格上昇率:14%
スコッツデールはアトランタ市から東に車で約25分進んでところに位置する郊外の街です。
郊外の街として発展してくる中で「手に届く物件価格」、そして「新築が豊富」という2つの魅力に惹かれ、人々がこのスコッツデールへと流れてきました。
とはいえ、今となってはスコッツデールの新築物件も決して安いということはありません。
もっぱら、このアトランタ郊外のスコッツデール一帯の物件価格が良い意味でも悪い意味でも急上昇してきたという証拠なのですが、過去3年で物件価格は$132,000のレベルから$405,000あたりに推移してきています。
それでも、スコッツデールでの狙いを新築か古い中古物件にを落とせば、チャンスはまだまだあります。
中古物件であれば物件価格はまだ$200,000からあり、1940年代築の3ベッドルームにカウンター付きキッチン、食品貯蔵庫、庭付きのバンガロー物件が$280,000からです。
新築も去ることながら、この安めの中古物件を狙う層がここスコッツデールを引き続き急成長の郊外としとして、後押しし続けています。
5.フロリダ州レイクウッド・ランチ(Lakewood Ranch, FL)
ジップコード:34211
最寄りの大都市:フロリダ州ノースポール市
物件中間価格:$427,000
過去3年の物件価値上昇率:5.7%
過去3年の物件価格上昇率:73.4%
フロリダ州サラソタ市から車で約30分離れた場所にあるレイクウッド・ランチは1990年代に作成されたコミュニティマスタープランを元に開発が進められ、過去約30年の間に見事にリタイヤ層と若い夫婦層を街に取り込んできました。
佐藤が先日出張中に乗った飛行機の中でもこのレイクウッド・ランチに誘致するCMが機内座席モニターで繰り返し流されており、レイクウッド・ランチがかなりのお金をかけて全米から人を誘致し続けていることがありありと分かるのです。
まさに急成長しているたった今の時期だからこそ、莫大な広告費をかけているのでしょうね。。
この土地は比較的温暖な気候の下、点在する湖とゴルフコースに囲まれた中にたくさんの一戸建て物件が並んでいる町並みです。
従来、この辺りの土地一帯はかつてアメリカ最大のビール醸造工場であったジョセフ・シュリッツビールの大株主であったユーレイン家が所有していたものでした。
リゾート気質と新しい町並みのせいかこの近辺では起業家も多く、新しいビジネスが次々と生まれる流れとそれに乗じた人口増加の傾向から、コミュニティ自体は今でも大きくなりつつあります。不動産需要の要素にピタリとハマる人口増と雇用機会増がこの郊外を発展させ続けているわけです。
そしてビジネス市場として盛り上がるレイクウッド・ランチに飛び込む人々が、とりわけエスプラナダゴルフコースとカントリークラブ最寄りの地域の住宅をこぞって買い求める傾向があります。
テニスコート、ピックルボールコート、健康センター、プール等を兼ね備えたリゾートコミュニティ内に建てられているのは、1800スクエアーフットにある2ベッドルームの一戸建て住宅が$440,000の辺りで出されています。
まさにサラソタ市郊外のリゾート地ですね。
6.ルイジアナ州アラビ(Arabi, LA )
ジップコード:70032
最寄りの大都市:ルイジアナ州ニューオーリンズ市
物件中間価格:$249,700
過去3年の物件価値上昇率:86.7%
過去3年の物件価格上昇率:76.3%
2005年にハリケーン「カタリーナ」がルイジアナ州全体を襲った際、このアラビもまた破壊的ダメージを受けた街の1つでした。
木々はなぎ倒されて住宅に倒れかかり、車という車はひっくり返され、地元産業はズタズタにされたのです。
倒壊を免れた家々も風と洪水でかなりのダメージを受け、この時の惨状が街の不動産価値も大きく下げる結果となったのは想像に容易いと思います。
ところが皮肉なことに、この時のハリケーン被害がアラビをピカピカの新しいニューオーリンズ郊外の街として生まれ変わらせるきっかけになりました。
地場産業も少しずつ元気を取り戻すと同時に次々と住宅の建設が進められ、また全開を免れた家も修繕が始まり、一見すると新築ばかりが並ぶ町並み変化したのです。
そんな、ニューオーリンズから車でちょうど20分ほど離れたこのアラビ市は、中間層の家族世帯と独身世帯の双方に好まれる街です。
そして人気のある物件は新築で高い天井とポーチ付きのコッテージスタイル物件。
もしくは、街に今でも残る1900年代初期に建てられた、歴史的な造りをした家を好む層と2つに大きく別れています。
7.テキサス州マノー(Manor, TX)
ジップコード:78653
最寄りの大都市:テキサス州オースティン市
物件中間価格:$237,800
過去3年の物件価値上昇率:23.6%
過去3年の物件価格上昇率:142.4%
テキサス州オースティンは過去10年以上に渡り、全米で最も成長の早いテックハブの都市として知られていました。
その急激な人口増加から不動産物件が高騰し、結果としてもう少し安い住宅を求める人とそのニーズに応えんとするデベロッパーの双方が、オースティンから東側に位置するマノーに広がってきた流れがあります。
事実、マノーは過去10年の間にその名前を知られることはほとんどありませんでした。
そもそも、アメリカ国勢調査によると当初のマノー人口は1200〜2000程度しかいなかったのです。
その少なかったはずの人口が昨年までに9000名以上に膨れ上がっています。
この急成長真っ只中のコミュニティーのセールスポイントは、「今なら自宅がまだ手に届く範囲」ということ。
事実、マノー側のオースティン圏内ギリギリの中間物件価格が$425,000であるのに対し、マノーなら未だ中間価格が$238,000程度なのです。
この2018年に2000スクエアーフットの土地に建てられた4ベッドルームでも$256,800という価格で出ていますから、まさにオースティン近郊でキャピタルゲイン狙いの投資としては、マノーは最後のチャンスになりそうです。
明日に続けます。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。