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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカで一戸建て物件を購入すると、大抵の場合は敷地内のどこかに「芝生」がついてきます。
ほんのちょっとした狭いスペースであれば大した手間ではありませんが、それなりの芝生面積がある家を購入してしまうとその後のメンテナンスが大変です(物件を自己管理する場合です)。
芝生はそれなりの頻度で刈り込まないと、野放しにしているといつの間にかグングン伸びてきます。雨季にもなればその成長スピードは加速しますから要注意です。
かつ、こんな真夏には外での芝刈り作業は本当に堪えます。人に依頼しようと思うとその広さにもよりますが、通常料金は1回につき$50 〜 $100、そしてこれが夏にもなると1回で数百ドルもかかってしまうのです。
(不動産管理会社を通して賃貸に出している場合は、通常は芝の手入れはテナント責任の範囲になります)
それを節約しようと思えば自分で定期的に刈り込むしかありませんが、伸びた芝生はそれこそ手入れが大変になりますので最低でも2週間に1度は芝刈りに時間を費やす必要があります。
そんな中、数年前に登場した芝刈りロボットがあるのです。その名はハスクバーナ自動芝刈り機(Husqvarna Automower)。
スイス製の自動芝刈りロボットで、そのお値段は$1,499.95からと決して安くはありませんが、これがなかなかの優れもの。
このヨーロッパ生まれの芝刈りロボットについて、その概要を見てみましょう。
準備が結構大変
この芝刈りロボット、何が大変かといえばその前準備です。
最初に芝刈りロボと聞いた時に、どう動くのか想像がつきませんでした。
家の中であればお掃除ロボットがありますね。
パナソニックのルーロのように、スイッチを入れてほったらかしておけば勝手にスイスイゴミを吸い取ってくれる優れものもあります。
ところが外の芝刈りとなると、そもそも野放しに出来るのでしょうか?
1度スイッチを入れたが最後、そのままスイ〜とどこかに去ってしまうのでは。。
去るだけならよいのですが、道路に飛び出ようものなら交通事故の引き金にもなりかねませんし、人様の家に入り込んだらそれもまた厄介なことになりそうです。
100歩譲って自分の敷地内でウロウロしてくれたとしても、どうやって正確に芝生の範囲を認識して細かく手入れしてくれるのでしょうか。
その答えは、「境界線ワイヤー」でした。
自分の家の敷地内の芝生の外側に沿ってワイヤーを敷き、1周させるわけです。
言わば境界線のようなもので、室内お掃除ロボの場合は室内の壁にぶつかると方向を変えるわけですが、このワイヤーの範囲内を芝刈りロボットはウロウロすることになります。
そこでこのワイヤーの設置ですが、これがまたちょっとした手間がかかります。
手間がかかるとはいっても1度きりの作業ではありますが、それでも芝生の境界線に沿ってグルッと1周してくるとなると、敷地が広ければ広いほど結構大変なのです。
その為このワイヤーの敷設については、あなたの家の芝生面積が広い場合は専門家に依頼した方が無難かもしれません。専門家にワイヤー敷設をお願いする場合は$500前後です。
コントロールはスマホで
そして、この芝刈りロボットはあなたのスマホである程度操作が可能です。
リモートコントローラーというわけにはいかず、遠隔操作で方向を変えて動かすことは出来ないのですが、
スタート
停車
一時停止
刈り込みレベル操作
程度は可能です。
自己充電機能付き
多分、これが曲がりなりにも売れている大きな理由の1つだと思いますが、この芝刈りロボットには「自己充電機能」がついています。
当初、芝刈りロボットの存在を知った時には使い物になるのかを疑った理由に「充電」がありました。
室内お掃除ロボットであれば範囲も限られた中でしか動きませんし、充電するのもさほど苦ではありません。
これが自動芝刈りロボットとなるとそれなりの重量だろうし、芝生の向こうで充電切れで動きが止まったロボットを持ち上げて充電箇所まで持って帰ってくるなんて、さぞかし大変だろうと思ったのです。
ところが、その予想は良い意味で裏切られました。
なんとこの芝刈りロボット、充電がなくなる前に自分で充電ステーションまで返ってくるのです。。
充電ステーションの中で一服しながら充電し、充電完了後はまた自分で元気に芝刈りを続けてくれます。
こうなると、もはやこちらが停止しない限りどこまでも馬車馬のように働き続けるのです。。
かくして、お掃除ロボットが室内で動き回るのと同様にこの芝刈りロボットはワイヤー境界線まで来るとクルッと方向を変えて一直線に進んでいきます。
どんなに広い敷地内であったとしても、きちんと刈り込まれるまで延々と動き続けるのです。
自動芝刈りロボットの欠点は
そのように、芝刈りロボットはかなりの働きをしてくれるものの多少の欠点はあります。
やはり人間の目のようにはいきませんから、芝の刈り込み具合に「漏れ」が出てくるのです。
敷地が広ければ広いほど刈り漏れが出て来る可能性は高く、この点は今の技術ではさすがに限界かもしれません。
坊主頭にしようと頭を刈り込んだら、ちょこちょこと長い髪の毛が残っているようなものでしょうか。。
とはいえ完璧とはいかずとも、今まで定期的に芝刈りに費やしていた時間と労力からほとんど開放されてしまうのですから、これまで自分で芝刈りをしてきたという方にとっては朗報であることは間違いありません。
また今まで人を雇っていたという場合でも、一度投資してしまえば何度か使う間に元が取れてしまうのです。
この先は恐らくこの自動芝刈りロボットにもAIが搭載されて、ワイヤー境界線が不要になったり、刈り残しの無いように自己学習したりするのでしょうね。
意外と使える芝刈りロボット。家の庭においても、近未来の空想が現実となりつつあるようです。
ハスクバーナ自動芝刈り機の動画はこちら。
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