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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
私(佐藤)が不動産業界に足を踏み入れた頃、当初は分からないことだらけでした。
不動産管理業務を通じて不動産業界について意識が向き始めたのですが、その時の先生は業者のおっちゃんたち。
大抵の業者はヒスパニック系の気の利いたおっちゃんたちで、分からないことはいろいろ教えてくれたものです。
彼らは英語こそネイティブではない移民系の人々がほとんどなのですが、感性でいえば白人系の人々よりもヒスパニック系の人々の方が日本人にははるかに近いような気がします。
そしてもろもろ不動産業に関するイロハを教えてもらう中で、私(佐藤)が派手に勘違いしていたことがありました。
「いざ何か起こった時の為に、物件には保険をかけておかなければいけない」
そんな認識はもちろんありましたが、そもそも駆け出しの頃には細かいことまでは分かりません。
そこで業者のおっちゃんに聞くと、家屋保険には様々な種類がある為に保険会社に連絡をとって見積もりを出してもらう必要があるとのこと。
聞くと、
家のサイズ
逐年
使われている電気系統の種類
自然災害をどの範囲まで含めるか
等で保険の種類も保険料も違ってくるというのです。
そこで早速めぼしい会社に電話をかけて見積もりを取ることにしました。
電話に出たのは年配の白人と思われる女性(発音と抑揚で分かります)。
その彼女に家に保険をかけたい旨を伝えたところ、途端に彼女は
「それなら年間$560よ。この見積もりと申込書を送りますね。」
と即答で返してきました。
家の仕様を伝えたわけでもなく、
築年を伝えたわけでもなく、
物件サイズを伝えたわけでもなく、
何ら詳細を伝えないまま口頭で年間費用を伝えてくれたのです。
しかも3ベッドルームのコンドミニアムで$560とはやけに安いな。。と不思議に思いました。
事前に調べたところ評判はいい会社のはずだったのでさほど疑いはありませんでしたが、それにしても詳細も聞かれずにかつ安い料金を伝えられたことに釈然としないまま電話を切ったのでした。
そして数日後に正式に見積もりと申込書が届いたのですが、詳細を読むとそこに書かれているのは
エアコンが故障した場合
温水器が故障した場合
キッチンの配管が壊れた場合
等、屋内の電化製品・機器に関する不具合が生じた時に約束される対応。
しっかりと対応してくれるのは分かりますが、何となくしっくりきません。
更によく読み進めていくと、
構造部分の破損
損害賠償
等、家屋保険にあって然るべき補償が何ら書かれていないのです。
そこまできてようやく気がついたのは
「これは保険ではなく保証だ。。」
ということ。
恥ずかしいことに、私(佐藤)は
Home Insurance(住宅保険)
と
Home Warranty(住宅保証)
の英単語の違いを知らずに「Home Warranty Company(住宅保険会社)」に電話をかけていたのでした。。
道理で深い質問もされず、やけに安いはず。
その時に受け取った見積もりと申込書はスルーしようとしたのですが、それからしばらく週に一度はその女性から営業電話がかかってくるようになりまいったものです。。
後から分かったことですが、
Home Insurance(住宅保険)
Home Warranty(住宅保証)
この二つはアメリカ人でも住宅関連のやりとりに慣れていない人々は間違えることがあるとのこと(ちょっと安心)。
Home Insurance(住宅保険)とHome Warranty(住宅保証)の二つの違いはしっかりと覚えておきましょう(恥)。
購入直後に有効なHome Insurance(住宅保険)
最後にはうっとおしく感じたHome Warranty(住宅保証)の営業電話でしたが(佐藤が悪いのですが。。)、実際にはこのHome Insurance(住宅保険)は考慮する価値が大いにあります。
このHome Warranty(住宅保証)を一言でいえば
「住宅の電化製品、機器、装置、設備に対する保証」
です。
ひげそり
iPhone
ノートパソコン
と何でも良いのですが、これら電化製品を購入する時には「○年間保証」も同時に購入することが出来ますね。
私(佐藤)もある一定額以上の電化製品を購入する際には保証も購入するようにしています。
また車もリースですが、リース料に含める形で通常のメンテナンスはもちろんのこと、故障に対する保証もかけています(メンテナンスだけでもそちらの方が安く済むので)。
これと同じことで、家に関しても
温水器
エアコンシステム
電気系統
配管
等で不具合が発生した場合、その
修繕費用
交換費用
が保証されるのがHome Warranty(住宅保証)です。
そこでアメリカでは住居用物件を購入した直後に「1年間住宅保証」を購入する人々は結構います。
日本の場合は住宅を購入するとなると新築物件であるパターンが多い為に住宅保証に対する意識は薄いかもしれません。
アメリカでも新築物件であればまず住宅保証は必要ありませんが、中古物件の売買が大多数を占めるアメリカでは住宅保証はごく一般的なのです。
中古物件を購入した場合は実際に自分が暮らし始めた後でどんな不具合が発生するか分かりませんから、気持ちの上での安心のためにもHome Warranty(住宅保証)を購入する人々が多いのです(今なら語る資格があるはず。。)。
明日は、このHome Warranty(住宅保証)についてもう少し理解を深めていきましょう。
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