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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
トランプ大統領による緊急事態宣言が出されて間もなく、カリフォルニア州でもロックダウンとなりました。
自宅待機命令が出されてからほぼ一ヵ月、自宅で隔離生活を送っています。
外出は買い出し等の最低限のみです。
たまに外に出ると、そこには少し前とは全く違う世界が。
人や車の姿をあまり見ないストリートは、フリーウェイを走っていると余計にその静けさを感じさせます。
近所のフリーウェイは近年結構な渋滞でしたが、あの時の喧騒が嘘のようです。
そんな街の風景の変化で気づくのは、空を飛ぶ飛行機の少なさ。
なんだか完全なタイムロックの中で、小説のストーリーの中で暮らしているかのような錯覚を起こしてしまいます。
考えてみると、一ヵ月以上も飛行機に乗らない生活はここ数年ありませんでした。
つい先月までは毎月一週間ないし、ともすると月の半分は出張を続けていました。
とはいえその大半は名著「七つの習慣」でいうところの第二領域の範囲であり、出張がなければ仕事が成り立たないということはありません。
そもそも不動産業務は以前から特異化していましたし、どこか特定の場所にいなければ仕事が進まない体制にしていなかったことは幸いでした。
その意味では出張に行けないなら行けないでかまいませんし、隔離生活を強いられるのならそれはそれで滞っていたことに集中出来るというものです。
けれどもいざこのように外部要素によって自分のスケジュールが半ば強引に変えられてしまうと、それまで見えていなかったものが見えてきます。
何が幸せかを改めて知る
常々家族を中心に考えていたつもりではありますが、
・隔離生活を強いられる
・強制的に出張をストップさせられる
この結果、今まで以上に増えたのは家族と過ごす時間です。
朝食
昼食
夕食
これら全てを家族と共に出来る。しかもこれだけ来る日も来る日も毎日共に食事をする機会などまずありませんでした。
昼も夜も静かな静寂を続けるご近所。
そんな近所の中で隔離生活を家族と続けるということ。
これが一週間も続くと、あたかもそれが今までも続いていた日常であるかのように思えてくるから不思議なものです。
そして実際に、ここまでゆっくりと心にゆとりをもって家族と過ごすのは初めてのはず。
ちなみに、我が家では隔離生活がダラダラしたものにならないように一日のスケジュールが一週間分立てられています(妻のおかげ)。
隔離生活の中でもある種の規律を保ち続けるからこそ、家族と共にメリハリのある生活を送ることが出来るというものです。
そして
「こんな日常にこそ幸せがあるものだ」
と改めてしみじみと思います。
実際には今は緊急事態の非日常であり、外に向けては緊張感を持つべき日々。
けれども結果として、家の中では家族の絆が今までよりもよほど強くなっていることは間違いありません。
家族を中心に生きているつもりが、実際には仕事寄りだったのかもしれない。
強制的に隔離生活に入ったおかげで、とても大切なことに気づけたようで嬉しく感じています。
人々がつながり始めている
そして同様に嬉しいのは、世界中で心ある方々が社会に向けて行動を開始していることです。
南カリフォルニアで分かりやすいのはXジャパンのYoshikiさんですね。
周りのスタッフからは止めておいた方がいいと再三説得されたらしいのですが、炎上覚悟で、恐らくはミュージシャン人生を賭けてあのようにメッセージを強く発信しておられます。
他にも影響力のある方々が次々と志を同じくして立ち上がる姿は本当に頼もしく思います。
たった今は世界中の国々が国難を経験していることは事実ですが、それと同時に近年の人類史では最高レベルで人種を問わず、人々がつながり始めているのではないでしょうか。
今回のコロナウイルスの影響による自宅待機命令や自粛要請の結果、最終的に世界経済にどれくらいの影響があるのかは分かりません。
けれども情報化社会の特性を活かし、今までにないレベルで世界の人々が急速につながり始めていることは間違いないと思うのです。
ここから先、恐らく私たちは今までの価値観を変えざるを得ない経験をするのかもしれません。
ある種の恐怖の中にいるからこそ、人の本性に立ち還ってつながりを求める空気。
たまに外に出ると、すれ違う人々が今まで以上の笑顔で挨拶をしてくることはおそらく偶然ではないように思います。
ご近所の彼も彼女も、みんなが人のつながりに対して再認識を持ち始めていることは確実です。
たまにネットでコメント欄を読むと、不平不満のコメントがほとんどを占めています。
もちろん不満をぶつけたくなる気持ちもあるでしょうし、初動の遅さで違いが出たのは事実かもしれません。
けれどもどこの国の誰がリーダーであったとしても、実際には結果にはさほど大きな違いは出ていなかったのでは。
所詮、 完璧な人などいないもの。
どこの国の誰を批判するでもなく、誰もが与えられた条件の中で精一杯に努めているように見えます。
結局は誰を批判するでもなく、誰もが自分が出来ることを精一杯やるのが正解なのでしょう。
かくいう私(佐藤)も完璧にはほど遠い人間です。
それでも不動産業を通してこのような時期にも社会に貢献出来ることは数多くありますし、それ以前に一人の人間として今の時期に社会に貢献出来ることがあります。
人生で大切なものに改めて気づかされる今、つながりを希望する人々の波に参加して世界調和に少しでも協力したい。
隔離生活の中にあって、そんな風に心から思う今日この頃です。
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