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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
本年は世界中でコロナウイルスに終始する年となりました。
アメリカ不動産市場については全体的に価格が大きく下がる傾向が懸念されていましたが、4月と5月に大きく下がったものの6月から大きく回復。
その後はアメリカ不動産金融史上、もっとも低いレベルのモーゲージ金利に背中を押されて多くの人々が
- 物件購入
- リファイナンス(相当なブームです)
に動く一年となりました。
結果として蓋を開けてみると、多くの地域市場で昨年を上回る実績となっています。
そして本年一年を通じて、アフターコロナの世界を占うかのように
- 物件価格が上昇した地域
- 販売数が増加した地域
の2つの条件を満たす市場が数多く出てきました。
これらの中で多くの地域は来年も引き続き販売実績と価格が上昇していくだろうと予想される地域がほとんどです。
そこで本年2020年を通して
物件価値が上昇した
販売数も増加した
来年も引き続き価格上昇が予想される
という都市が全米不動産協会が算出した統計から発表されていますので、これらの地域をざっくりとみていきましょう。
予め補足すると、私(佐藤)は昨日までにお伝えした今月中にその動向が分かる
Pandemic Unemployment Compensation(パンデミック失業手当)
Eviction Moratorium(エヴィクション・モラトリアム)
これらの行く末によって、下記にお伝えする結果は大きく違ったものになり得るだろうと思います。
ここからお伝えする全米不動産協会の発表はあくまでも、本年の実績数値から予想されるものです。
また、下記に登場する都市はいずれも
「物件価格が決して安くない都市」
です。
全体的に価格が上昇している全米不動産の中でも元気のいい市場を取り上げ、来年もその元気が続く市場が上げられていますが、これらの地域はいずれも中西部のような安さはありません。
その代わり経済的にはIT産業をはじめとして、中西部のそれよりも遥かに元気がよい市場です。
テキサス州オースティン市の展望については先日までにお伝えしたとおりですが、それ以外の地域で
「2021年も引き続き跳ねそうな市場」
について見ていきましょう。
カリフォルニア州サクラメント市
中間価格:$554,000
予想価格上昇率:7.4%
販売数上昇率:17.2%
統計上、カリフォルニア州サクラメント市は2021年に最も成長が期待される不動産市場とされています。
サクラメント市はカリフォルニア州の州都で、農業が中心だった時代にはまさにカリフォルニアの中心でした。
今でこそ州都としての政府機能以外には冴えないように見られがちですが、実はサクラメント市は隠れスポットの一つともいえます。
その理由は、南西に位置するサンフランシスコです。
サンフランシスコを中心とする地域の不動産価格は尋常ではないことは周知のとおりですが、サクラメントはこのサンフランシスコから車で90分程度の場所に位置しており、以前からサンフランシスコ郊外のように位置づけられるきらいがありました。
事実、サクラメント市場はサンフランシスコ地域の高騰に引っ張り上げられる構図が出来ていたのです。
そしてコロナウイスが拡大した今年、この傾向は加速することとなりました。
「オフィスで働かなくとも、自宅からのテレワークで良い」
IT系列を始めとして、そんな風に切り替えた会社は数多くあります。
けれども、
「とはいえ、たまには出仕せざるを得ない」
そんな状況にある労働者はかなりの割合おり、
「それならば距離的にも、物件価格的にも悪くないサクラメントにしよう」
というパターンが一気に増えたのです。
サクラメントは来年もトップマーケットの一つとして、引き続き成長が期待されています。
カリフォルニア州サンノゼ市
中間価格:$1,199,050
予想価格上昇率:10.8%
販売数上昇率:10.8%
サクラメントと同様に、サンフランシスコ近郊で引き続き価格上昇が期待されているのはカリフォルニア州サンノゼ市です。
ご存知の方も多いと思いますが、サンノゼ地区はIT産業が世界のトップレベルにあります。
Google(グーグル)
Apple(アップル)
Facebook(フェイスブック)
LinkedIn(リンクトイン)
等の名だたる企業を始め、最先端技術の研究に世界中から優秀な頭脳が集まってくるのがサンノゼです。
「年収が$100,000でも生活は貧しい」
と作り話のような現実世界がそこにはあり、それでも
「面積単位の価格はサンフランシスコよりは安い」
「学区がいい」
という理由から、サンノゼ地区での物件需要は絶えることはないようです。
家賃が甚だ高い地域ですから、それこそエヴィクション・モラトリアムの期限が切れた後にはどうなるかはよく注視する必要がありますが、数字上は来年も10%台の価格上昇が期待されている
「全米で中間価格が最も高い地域」
であることに間違いはありません。
2021年に注目が集まる地域市場について、明日に続けます。
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