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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカで家を購入する際のポイントをシリーズでお伝えしています。
アメリカ不動産市場の年間サイクルでは概ね
7月~8月
が年間のピークタイムになります。
日本の新学期は4月から始まる為に3が引っ越しシーズンになると思いますが、アメリカの場合は9月が新学期の始まりになりますので、住居物件のサイクルでは7月から8月にかけて
- 住居物件市場
- 賃貸物件市場
の双方がピークタイムになりがちです。
その意味ではこの9月から双方の市場は落ち着きはじめ、秋から年末年始にかけてホリデーシーズンになるといよいよ動きが鈍くなる時期に入ります。
もっぱらこのことは一般論であり地域市場によってはピークタイムが全く違う場合もありますが、傾向としては9月から市場が落ち着き始めることは間違いありません。
そこで住居の購入を夏場に囚われる必要のない方は、この9月以降に家を見始めるのも一つの考えだと思います。
ただし、そうは言ってもアメリカ不動産市場はまだまだ元気です。
米国ではその政策としてTapering(テーパリング:量的緩和政策を引き締め始めること)が具体的に検討され始めていますが、金利の動きを見るとフェデラルファンドレートとしては
このように7月、8月の時点から再び下げられています。
テーパリングへの慎重姿勢の一つとも言える金利の動きは市場にも歓迎され、これに伴い不動産市場の動きは例年よりも活気がもう少し続いていく見込みです。
かくして住居用物件を購入する際には
「今の市場はどんな状態にあるのか」
という、自分がいざ参加するタイミングでの市場の様子を知ることは大切ですし、それと同時に
「自分の求める物件が今のタイミングで市場に出てくるか」
「その求める物件をいかに効率よく探していくか」
という視点と仕込みが肝要になると思うのです。
そこでここでは市場の動きがどのような状態にあろうとも
「自分の希望に叶う物件を逃さずにタイミングよく捕まえる方法」
についてポイントを見ていきましょう。
本日も続けます。
不動産ファームのネットワークに頼る
完全に情報化社会へと変化した今、誰もがあらゆる情報に簡単にアクセスできる時代です。
zillow.com
realtor.com
redfin.com
等の公の
MLS(Multi Listing Service:マルチリスティングサービス)
を使えば
等に物件情報は出てきますし、それらの物件を眺め続けることで自分の意に適う物件を探すことは出来ると思います。
ただし、この場合は
「条件に合う物件をようやく探せても、すでに市場に出されて日数が経っておりライバルが多い」
「オファーに間に合わなかった」
等が起こる場合もあり得ます。
世界中の誰もが見れるMLSでは競争も高くなることは当然ですから、見つけるタイミングが遅れるとことさらディールを逃してしまう場合もあるわけです。
そこで視点を変えて、同じ情報化社会のインフラの中にあっても
⇒ 一般の人々が閲覧できる公に出されている情報
⇒ リアルターたちが持つ情報
この2つに差があるのかないのかと言えば、当然ながら差は大きくあります。
そしてリアルター達が持つ情報の中でも種類は様々ありますが、自分が住居用物件を求める際にバイヤーエージェントへの依頼の仕方として知っておきたいカードの一つが
「不動産ファームのネットワーク」
です。
全米には数多くの不動産ファームが存在していますが、バイヤーエージェントに仲介を依頼する際にそのバイヤーエージェントはどこかのブローカーファームに所属しています(もしくはそのバイヤーエージェント本人がブローカーであることも)。
ブローカーライセンスがあればブローカーファームを設立できますから、不動産ファームと一言でいってもその規模は様々です。
日本でも大手の不動産会社もあれば個人経営に近い不動産会社もあるでしょうし、このあたりはアメリカのそれも大きな差はありません。
そしてポイントはここですが、大手の不動産ファームになればなるほど情報化社会の現代では不動産ファーム内でネットワークが充実しているものです。
このことは考えてみれば当たり前かもしれませんが、友達同士でのSNSのつながりがあるように同じファーム内でもSNSのつながりがあるのです。
そして所属するファームのエージェント数が多ければ多いほど、この手のSNSには
「公のMLSに掲載される前の情報」
はふんだんに飛び交うことになります。
そこで買主としてはバイヤーエージェントに具体的に物件の条件を伝え、
「あなたのファーム内の情報網で条件に合う物件があれば、すぐに教えて頂きたい」
と依頼することで一般に出回る前の物件情報が獲得できる可能性が出てくるのです。
やる気のあるベテランのバイヤーエージェントの場合は言われずともファーム内のSNS情報から持ってくる場合もありますが、
「買主から明確に伝えて依頼しておく」
「買主から何もお願いしない(流れに任せる)」
では明らかに違いが出てきますので、ややアグレッシブに市場に出てくる物件の情報を集めるためにはバイヤーエージェントにはっきりと
「不動産ファーム内で出回っている物件情報に条件に適うものがあれば、教えてください」
と伝えておくとよいと思います。
明日に続けます。
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