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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日までシリーズとしてアメリカ不動産金融についてお伝えしてきました。
以前も触れましたが
不動産投資のプロ = 不動産金融のプロ
の関係はほぼ成り立つと思います。
少なくとも不動産投資家として生活していくというのであれば不動産金融をマスターすることは避けられないはずですし、
「自分は不動産金融はよく分からないが、資金だけは出せる」
ではなく、
「資金だけを出す身なら、なおさら不動産金融をマスターする必要がある」
ことになります。
あえて厳しめに言えば
「資金だけ提供して、不動産の不労所得から楽チンリタイヤ!」
そんな甘い絵本の世界など存在しないでしょうし、
不動産金融への理解と活用する技術が向上する = 不動産事業を通して富を構築出来る確率が高まる
ですから、個人として勉強し続ける姿勢は極めて大切なように思います。
少なくとも現代の資本主義社会で生きていく以上は、好む好まないに限らずお金と付き合っていかなければなりません。
以前、元メジャーリーガーの松井選手が現役時代に
「プロの世界で通用するにはどうすればよいでしょうか?」
との質問に対し、
「何か一つ、自分の強みを持つことです。」
と答えていました。
群雄割拠の世界で頭一つ出るには、他者の追随を許さない自分の強みが必要とのこと。
そして才能の上に努力を重ね、ほんの一握りの選手が活躍の日の目を見る世界。
実際のところ、このようなプロ野球の世界と比較すると不動産金融の世界は随分とハードルは低いと思います。
数字の得手不得手はもちろんあり得るとは思いますが、それでも不動産金融を極めていくのに才能という才能はほとんど必要ありません。
それこそ自転車や自動車を運転するのと同じようなもので、最初こそ頭をフル回転して理解に努める必要があり、技術的な未熟さを補うには繰り返し繰り返し練習するしかないものです。
けれども学習と実地を繰り返していくと徐々に頭の意識は手元や足元ではなく周りの風景や先を見通すことにのみ向かい、ペダルやハンドルそのものには意識がいかなくなるものです。
自転車でも自動車でもこのプロの世界は存在するわけですが、およそ世の中で免許を取得する人々の9割は
「ごく普通のドライバー」
ですし、それでも現代の車社会で十分に通用するのです。
現代社会で必須免許:金融知識
同様に現代の資本主義社会で暮らしていくのに、金融知識は「必須の無形免許証」と言えるかもしれません。
自己学習で基本的なことを学んだとしても、最初の段階では分からないことばかりでイライラが募ります。
数字も見ても何のことかさっぱり分からず、理解できないことが続くと脳が苛立ちの信号を送るのです。
けれども最初は深く理解できずとも繰り返し繰り返し演習と実践を繰り返していくと
「なるほどそういうことか」
とあんなに難しく思っていた金融知識がスポンジに水が染み込む如くに頭に入ってくるようになります。
そのレベルに至るには無形の免許証を取得し、自分で実際に運転(実践)してみる以外に方法はないわけです。
そして世の中にベテランドライバーが数多く存在するように、プロのレベルとはいわずともベテランのレベルには誰でも到達し得ることになります。
そこで「リスク回避」という概念がありますが、不動産事業においてもまた
「ネガティブキャッシュフローになる可能性を極小化する」
「債務不履行の可能性を極小化する」
「保有期間中に物件価値が下がってしまう可能性を極小化する」
そんな目的の下にあるべきリスク回避のレベルは、まさに
リスク回避レベルの高さ = 金融知識の高さ
と言えますし、資本主義社会でお金に縛られずに自由自在に生きていくには、個人としての金融知識のレベルを向上させ続ける以外にないと思うのです。
反対に
「お金と向き合うことをせず、かつお金の知識を富ませないならば、将来のリスクは大きくなっていく」
残念ながら、現代の資本主義社会ではこのことは間違いないように思います。
Be prepared(備えよ)
たった今世界中で上がっている話題に、33兆円もの負債を抱える中国不動産大手「中国恒大(こうだい)集団」の経営危機があります。
33兆円の借金とは途方もないレベルですが、実際には中国恒大(こうだい)集団の件は氷山の一角のようなもの。
現在の世界的な資産バブルは一つ弾けると他に飛び火する要因はいくらでもあり、私たちは今にも割れそうな風船の上を歩いてるようなものです。
こんな暗い話題が上がってくると
「自分の周囲は大丈夫だろうか」
と心配になるものですが、このような状況下でも無難に乗り越えていくには他の誰に頼るでもなく、自分自身の金融知識のレベルを向上させ続けるしかないように思います。
中国恒大(こうだい)集団の問題が教えてくれるのは、結局は2008年のリーマンショック前の時期と人の本質は全く変わっていないということです。
結局のところ、世界で最も安全な老後準備は自分自身で構築していく「自分基金」以外にはないでしょうし、然るべき金融知識を徐々にでも身につけながら政府にも会社にも頼ることなく、かつ大手の金融機関・不動産会社にも頼ることなく、手堅く自分で自分基金を構築し続けていくのが最善なように思います。
そして幾度となく繰り返される歴史を見ても、少なくとも私(佐藤)にとってはアメリカ不動産ほどリスクが低く、かつ手堅く自分基金を大きく育て続けていける資産形成方法はないように思うのです。
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