こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
パンデミック以降に物件価格が上昇してきた今、少し先のFRB(米連邦準備制度理事会)によるテーパリング等の施策を踏まえた上でアメリカ不動産投資に参入を検討する方々がにわか増えているようです。
厳密には、
「インフレを踏まえ、個人資産の構築にアメリカ不動産投資を検討したい」
「けれども今はもう少し様子を見たい」
そんな風に考える方々が結構いらっしゃいます。
そしてその趣旨で頂戴するお問い合わせに
「アメリカ不動産は今後も有効でしょうか?」
「価格が高くなりすぎた今では手遅れでしょうか?」
と懸念する質問があります。
結論から言えば、先だって
でもお伝えしたとおり、とりわけインフレが進む(FRBが2%強に焦点を定めている)米国では、不動産物件を資産として所有しておくことは将来の資産形成に有利に働くと思います。
そしてインフレに対して有利であることが、私(佐藤)自身も基本的に
「バイ・アンド・ホールド」
のスタンスで、一度購入したら生涯所有し続けることに決めている理由の一つです。
もちろんアメリカ不動産価格はここから決して値下がりしないかと言えば、そんなことはありません。
現に近年も2008年以降は暴落の憂き目に会いましたし、地域市場によってはこのパンデミック下でも価格が下がっていた地域は存在します。
けれども適切な地域に適切な価格で購入するのであれば、仮に一時的に価格が下落する時期があったとしても、長期的には良好な成果を上げる可能性が高いのがアメリカ不動産です。
とはいえ不動産を通して資産を形成することは
「Get Rich Quick (ゲットリッチクイック:手っ取り早く稼げる)」
という手法では決してありませんし、はっきり言えば
「Get Rich Slow (ゲットリッチスロー:ゆっくり稼げる)」
です。
けれども不動産投資が良い意味で末恐ろしいのはこれで、
「気がづいたらエクイティが大幅に増えていた」
という喜びの声は非常に多く、ボディーブローのようにジワジワと、オーナー自身が気づかないうちにエクイティが増してくる資産形成が不動産投資の特徴だろうと思います。
早ければ早い方がいい

同時にここは煽り論調にならないように気をつけてお伝えしたいと思いますが、
「アメリカ不動産は今後も有効でしょうか?」
というご質問については、少なくともデータが示すのは
「アメリカ不動産の購入は早ければ早い方が良い」
という事実です。
例えばある物件の価格が年間3%で上昇したとします。
今の市場ではかなり保守的な数字ですが、FRB(米連邦準備制度理事会)がインフレの進み具合を「年間2%強を理想」とする上では保守的に見ても現実的な数字です。
そして数字が割合で進む以上、その数字は指数関数的に増えていきますから「倍加70ルール」に従ってざっくり考えても
23.3 = (70 / 3)
で、23年後にはその数字は倍になっているのです。
リタイヤまで後25年とすると、リタイヤ時には
「10万ドルの物件が20万以上に」
「20万ドルの物件が40万ドル以上に」
と増えていく計算ですから、アメリカ不動産に限っては購入するのかしないのかでいえば、過去の数字から蓋然性をもって占うと
「購入しておいた方が得策」
「(指数関数的に伸びるので)その時期は早ければ早い方がよい」
ということになります。
もちろん少し先の将来に大きく価格調整が入る可能性はあり得ますが、それでも現実には市場の動きとは関連性の薄いディール物件を狙う場合、市場の状態に関係なく購入の機会は訪れるものです。
裏の道を歩く

そこで今後アメリカ不動産投資に参入したい方がいる場合、一つだけアドバイスがあるとすれば、
「すでに投資家が殺到している地域のど真ん中」
は避けた方がよいと思います。
例えば、特にパンデミック以降に炸裂した地域市場にアラバマ州のハンツビル市場があります。
厳密にはこのハンツビルはパンデミック以前から注目されており、私(佐藤)自身が視察した時と比べても街は更に劇的に変化しています。
当地の家賃は特に今夏破竹の勢いで上昇していますし、今からMadison(マディソン)あたりのど真ん中に参入するのは得策ではありません。
けれどもこのハンツビルにもまた、クライアントの皆様にお伝えしている隠れスポットが存在しているのです。
かくして、アメリカ不動産投資の可能性は「無限大」であり、まだ人が気づいていないスポットには無尽蔵に機会が残されているものです。
別の市場をあげれば、テネシー州のナッシュビルがあります。
ナッシュビルもパンデミック以前からかなり投資家が参入しており、今では相当に物件価格が高騰しています。
ところがこのナッシュビルにも周辺の地域には隠れスポットが散在しているのです。
ご希望の方には当地の日本語対応が可能なエージェントをご紹介しますが、不動産投資のみならず世に転がるチャンスは
「大勢が気づいて動いた頃にはすでに時遅し」
ではあるものの、
「人の行く裏に道あり花の山」
の式でいけば、参入の機会は今からでも数多く残されているのです。
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