FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
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という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
南カリフォルニアのオレンジ郡近郊で家を買う場合の案内についてお伝えしています。
日本人リアルターが日本人の方々を住居物件へとご案内する時、買主にとって最大の利点はもちろん
「終始日本語の案内でアメリカ不動産購入の手続きが進められること」
です。
購入手続きそのものは
「次はこれです」
「次はこの書類を」
と、あたかもベルトコンベアーが目の前にあるかの如く必要な手続きが終始案内され、かつ不確かな内容については日本語で意味の解釈が添えられることになります。
この日本語案内に安心出来るのは当然のことですが、それと同時に物件を内覧する際には
「物件を見る際のポイント」
も日本語で丁寧に教えてもらえることが利点です。
前提として、実際に
「この物件に決めました。オファーします」
となる場合、その契約書に記載されている
「Inspection Contingency(インスペクション・コンティンジェンシー)」
に基づいて、契約期間中に専門家を雇って物件の調査を行うことになります。
その際に専門家が調べられる範囲については、もしも物件瑕疵があれば詳細があぶり出されてくるはずです。
厳密には専門家が調べるのは
「一般的な項目でざっくりと物件を見て発見される不具合があると思われる箇所」
です。
雇われるインスペクターは一つひとつのシステムに関しては専門家ではありませんから、例えばエアコンであれば
「このエアコンは部屋が十分に冷えない(温まらない)」
「エアコンシステムそのものに不具合の可能性があるので、エアコンの専門家による調査をお薦めする」
という具合に、専門家による更に詳細の調査が推奨されることになります。
かくして、素人には分からない箇所はこれら専門家の手により契約期間中に詳細を調べることになりますので特に大きな心配はありません。
けれども契約する前に物件の内覧に行く際は
- 外観
- 内装のデザイン
- 間取り
等を見るのは当然のこと、その時には意識しない下記のようなポイントも見ると良いと思います。
第一印象
物件を初めて訪れた際、その時の「第一印象」をよく覚えておくようにしましょう。
物件を何度も見てしまうと目が慣れてしまいますので、あくまでも最初で最後のチャンスとなる
「一番最初に見た時の印象」
です。
なぜこれが大事かといえば、この第一印象は高い確率で他人も同じように見る傾向があるからです。
ということは
「将来自分がこの物件を売却する時に、買主候補者たちも同じように見る」
ことになります。
この時の印象が抜群であれば売れやすいでしょうし、反対に
「第一印象は悪かったけど、まあ、慣れたら大丈夫」
というのであれば、大なり小なり買い手を引き付ける魅力に欠けるかもしれません。
そこで最初に見た時の印象はよく記憶しておき、最終的な購入判断要素の一つにすると良いと思うのです。
もしもMLS上で見た時と比べて
「あれ、、」
という真逆の印象を受けたのであれば、それ以上は進む必要はないかもしれません。
洗濯機・乾燥機の位置
そして物件の内覧で気にして起きたいのは「洗濯機・乾燥機を置く位置」です。
通常はどの物件でも洗濯機と乾燥機を置く位置は決められています。
屋内が手狭なためにガレージ内に設置してある物件もありますが、それなりの広さのある物件であれば大抵は排水管とガスの元栓が定位置に設置されており、
「洗濯機と乾燥機はそこにしか置けない」
形式になっているはずです。
けれどもよく見ておきたいのは、その
「屋内の洗濯機・乾燥機とベッドルームの位置関係」
です。
最も最善なのは
「洗濯機と乾燥機がマスターベットルームから最も遠い位置にある」
場合だと思いますが、特に夜に洗濯機・乾燥機を使用した時にその音がベッドルームまで聞こえるようであればマイナスです。
音は気にはならないという方も多いとは思いますが、仮に扉がついていたとしても使用時の音がベッドルームから最も聞こえにくい方が良いと思います。
外壁の下
物件の外回りを見る際に「外壁の下」も注意して見てみましょう。
もしもこの外壁の下の部分が一定のラインから下が
「緑っぽく変色している」
「苔が生えている」
となっている場合、
「雨天時にはその周辺に水が溜まりやすい」
という証拠です。
かつその下がコンクリート床ではなく土や芝生そのままである場合、下手をすると繰り返される水溜りの影響が長期的には物件にダメージを与える可能性も踏まえておかなくてはなりません。
実際には水溜りの影響で物件が壊滅的なダメージを受けることはほぼあり得ませんが、
「長年の水溜りにより浸食が起こり、物件土台部分も剥き出しになってくる」
という可能性はあり得るものです。
外回りの大木
その他に外回りで確認しておきたいのは、物件周りにある樹木です。
特に
「大きな木が物件のすぐ横にある」
という場合、その大木の根っこの部分に注目してみましょう。
もしも大木から伸びてくる根っこが土の下から物件方向に伸びて
- 根っこの一部が土の上に見えている
- 根っこがすでに物件に触れている
という場合、物件土台に根っこからの圧力が影響してくる可能性があります。
大木は信じられないスピードで急成長して根っこもみるみる伸びてくるということはありませんが、スピード感はないにせよ大相撲の押出しの如く、強い力でぐいぐい圧力がかかってくるものです。
「大木があってはいけない」
ということはありませんが、大木のあるなしで言えば
「大木はない方が無難」
だと思いますし、
「この大木はあったほうが物件が引き立つし心が癒やされる」
という場合は
- 大木は物件からどれくらい離れているか
- その根っこはどのように影響しているか(影響しそうか)
はよく確認した方がよいと思います。
その他にも
- ガレージに車は何台入るか
- ゴミ収集は家の前まで来てくれるのか
等の生活の利便性の観点から確認しておいた方がよいポイントは数多くありますが、このあたりは実際に物件を見る際に一緒に確認していきます。
明日に続けます。
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