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商業物件空室率の変化を追う ~ ①

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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。

商業物件需要の変化を直接見る前に、昨日まではリモートワークの実情を見ていきました。

リモートワークに関する統計を見ているとアメリカでは

  • 若い世代(30代まで)はリモートワークを好む傾向にある
  • そのキャリアのベテランはリモートワークを選ぶ傾向にある
  • 環境が許されるなら誰もがリモートワークを好む傾向にある

そんな実情が浮かび上がってきます。

ちなみに私(佐藤)自身はどうかといえば、

「オフィスは必要とするけれども、オフィスは持たない」

という方針で進めています。

どういう意味かと言えば

「仕事に集中する環境は必要」

だけれども

「オフィス賃料という固定費をかけたくない」

ので地元の物件案内の時間以外は

⇒ 自宅でデスクワーク

⇒ 外でデスクワーク

のどちらかなのですが、外でデスクワークする際には

  • ケラーウィリアムズ社の自由席を使う
  • カフェで仕事する

のどちらかです。

スタッフも同じようにしてもらい、社内間のコミュニケーションは必要最低限に絞って後は目標に対し成果を出せるようにしています。

もっぱら業務内容として

  • コンサルティング業
  • 仲介業

は特定の場所に通う必要がないとも言えますが、結局のところ選択がある以上はやはり私(佐藤)もリモートワークを選びたいのです。

そして恐らくここから先の商業物件需要は

「その地域市場で多い産業の割合は何か」

に大きく委ねられると予想しますが、実際に今の商業物件の空室率変化はどのように進んでいるのでしょうか。

全米の商業物件の空室率変化を今日から3回に分けて見ていきましょう。

順番として

空室率が増加した地域市場

をトップに、

空室率が減少した地域市場

へと下に見ていきます。

データリソースは全米不動産協会です。

商業物件空室率の変化 ~ 上位市場

地域(英)地域(カナ)2020 Q12022 Q32年半の変化
San Franciscoサンフランシスコ6.28%15.45%9.17%
New York Cityニューヨーク7.69%13.43%5.74%
Green Bayグリーンベイ6.96%12.05%5.09%
Austinオースティン9.08%13.58%4.50%
Nashvilleナッシュビル6.21%10.63%4.42%
Charlotteシャーロット6.81%11.14%4.33%
Seattle/Puget Soundシアトル/ピュージェット・サウンド5.81%9.87%4.06%
East Bay/Oaklandイーストベイ/オークランド8.60%12.63%4.03%
Denverデンバー9.26%13.17%3.90%
Los Angelesロサンゼルス10.22%13.81%3.59%
Portlandポートランド6.80%10.38%3.58%
Fort Smithフォートスミス6.77%10.27%3.50%
South Bay/San Joseサウスベイ/サンノゼ9.38%12.59%3.21%
Chicagoシカゴ12.00%15.08%3.08%
Huntsvilleハンツビル5.46%8.55%3.08%
North Bay/Santa Rosaノースベイ/サンタローザ8.60%11.56%2.97%
Pittsburghピッツバーグ8.01%10.96%2.96%
Minneapolis/St Paulミネアポリス/セントポール7.65%10.52%2.87%
St. Louisセントルイス7.10%9.97%2.87%
Columbiaコロンビア5.60%8.28%2.68%
Phoenixフェニックス12.07%14.69%2.63%
Long Island (New York)ロングアイランド(ニューヨーク)7.52%10.12%2.60%
Raleigh/Durhamローリー/ダーラム6.26%8.83%2.57%
Houstonヒューストン16.36%18.89%2.53%
Santa Cruz/Watsonvilleサンタクルス/ワトソンビル4.59%7.10%2.51%
Columbusコロンバス7.23%9.70%2.46%
Kansas Cityカンザスシティ6.88%9.35%2.46%
Memphisメンフィス9.75%12.19%2.44%
Dallas/Ft Worthダラス/フォートワース15.14%17.57%2.43%
Washington, DCワシントンDC12.77%15.20%2.43%
Salt Lake Cityソルトレイクシティ6.31%8.70%2.39%
Detroitデトロイト9.09%11.39%2.30%
Roanokeロアノーク4.93%7.17%2.24%
Bostonボストン7.13%9.17%2.03%
Sacramentoサクラメント8.29%10.32%2.03%
Omaha/Council Bluffsオマハ/カウンシルブラフ6.05%8.03%1.98%
Atlantaアトランタ11.55%13.52%1.97%
Northern New Jerseyニュージャージー州北部9.60%11.56%1.96%
Orange County (California)オレンジカウンティ(カリフォルニア州)9.44%11.38%1.95%
Greenville/Spartanburgグリーンビル/スパルタンバーグ5.54%7.46%1.92%
Colorado Springsコロラドスプリングス7.36%9.23%1.87%
Fort Wayneフォートウェイン5.57%7.41%1.84%
Westchester/So Connecticutウエストチェスター/ソコネチカット9.41%11.24%1.83%
Tulsaタルサ9.32%11.12%1.80%
Little Rock/N Little Rockリトルロック6.07%7.80%1.73%
Des Moinesデスモイン5.61%7.32%1.71%
(データリソースは全米不動産協会)

上の表は空室率が増加した地域順ですが、案の定増加が見受けられるトップは

サンフランシスコ

ニューヨーク

といった大都市圏の地域です。

加えて

オースティン

シャーロット

シアトル

ロサンゼルス

等の大都市圏においても間違いなく商業物件の空室率が高まっていることが分かります。

たった今の空室率が最も高い地域市場を上位から10位まで見てみると

ヒューストン

ダラス/フォートワース

サンフランシスコ

ワシントンDC

シカゴ

フェニックス

ロサンゼルス

オースティン

アトランタ

ニューヨーク

と見事に大都市圏ばかりです。

間違いなくリモートワークのトレンドは大都市を中心に進んでおり、アメリカの仕事の在り方の将来を明示しているようです。

明日に続けます。

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