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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカ不動産金融についておさらいしつつ、全体を俯瞰しています。
昨日まではInstitutional Lenders(機関レンダー)の区分で金融機関を投資家として捉えること、また不動産投資そのものも事業として捉えるべきことをお伝えしました。
総じて言えばInstitutional Lenders(機関レンダー)はそのほとんどが
- 連邦政府
- 州政府
のいずれか或いはその両方の管理下にあり、それなりの規制下に融資活動が行われています。
- 住居用
- 投資用
のいずれであれ物件購入にあたる融資を依頼する先はこれらInstitutional Lenders(機関レンダー)のいずれかになる場合が多いでしょうし、規制があるということは反面、きちんと制度化されているわけですから安心感があることは確かです。
ただし誰もがその名を知るメガバンク系は比較的金利が高く、また柔軟に動いてもらえないことも事実です。
唯一Credit union (信用組合)は例外として規制がかなり緩く、金利も低めに設定されていますのでInstitutional Lenders(機関レンダー)から融資元を選ぶ場合にCredit union (信用組合)はよい候補になり得ます。
ただしCredit union (信用組合)の欠点は
教職員専門の信用組合
消防士の信用組合
公務員専門の信用組合
等、特定の職業に従事していないと加入出来ない場合が多いことです。
現在ではその家族も加入できるようになっていますが、これら特定の信用組合に加入できる条件を持たない場合は
「〇〇に暮らしている方々であれば加入可能」
という信用組合もありますので、地元人なら誰でも加入可能としている Credit union(信用組合)を探してみるとよいと思います。
その一方でこれらInstitutional Lenders(機関レンダー)とは正反対に区分されるのが
Noninstitutional Lenders(非制度的レンダー)
です。
銀行家ではなく
組合でもなく
連邦政府や州政府の監視下に動くきちんとした組織的ではない非制度的な投資機関ですが、今日からこのNoninstitutional Lenders(非制度的レンダー)の典型的な例に触れつつ、Institutional Lenders(機関レンダー)との違いを押さえておきましょう。
Noninstitutional Lenders(非制度的レンダー)~ Mortgage Broker(モーゲージブローカー)
最初にNoninstitutional Lenders(非制度的レンダー)として
Mortgage Broker(モーゲージブローカー)
が挙げられます。
株や不動産の購入でそれぞれ売買取引を仲介する「ブローカー」と呼ばれる存在がいますが、これと同様に
「不動産金融業界で貸し手と借り手をつなげる仲介人」
がMortgage Broker(モーゲージブローカー)です。
Mortgage Broker(モーゲージブローカー)には大きく分けて
- 不動産会社に所属するMortgage Broker(モーゲージブローカー)
- 個人で活動するMortgage Broker(モーゲージブローカー)
の両者がおり、
- 住居用物件購入用の融資
- 商業物件購入用の融資
の双方において専門的に活躍するMortgage Broker(モーゲージブローカー)がいます。
Mortgage Broker(モーゲージブローカー)はあくまでも「仲介人」の立ち位置の為にInstitutional Lenders(機関レンダー)のように自身が投資家として動くことはありません。
すなわちメガバンクを始めとするInstitutional Lenders(機関レンダー)の場合は資金が豊富であり、
1.ローンを組む
2.実際に資金を投じる
3.債権をセカンダリーマーケットに流して資金を補填する
ということを繰り返す自分自身が投資家の立場です。
それに対しMortgage Broker(モーゲージブローカー)は
「お金を借りたい法人/人」
「お金を貸したい金融機関」
の双方をつなげるだけの立場に留まる為、自分自身の資金を投じて融資することはほぼありません。
その代わりにMortgage Broker(モーゲージブローカー)は
「あらゆる大小の金融機関に精通し、多くのコネがある」
ことが前提にあり、米国で組まれるモーゲージの中で実に
「10件に7件はMortgage Broker(モーゲージブローカー)が仲介に入った融資案件」
と言われています。
それくらいMortgage Broker(モーゲージブローカー)の存在は重宝されており、アメリカ不動産金融業界において不可欠の存在となっているのです。
そこで
「物件を初めて購入するけれども、どうやって融資を受けるのか分からない」
「投資物件用の融資を組みたいが、どこが有利だろうか」
そんな風に迷う場合はNoninstitutional Lenders(非制度的レンダー)に分類されるMortgage Broker(モーゲージブローカー)にコンタクトを取ることも有効です。
自分の条件に合わせて適切な金融機関を探してもらい、その間を取り持って頂く中で様々な助言を期待することが出来ます。
その融資元のオプションとして、多くの場合はMortgage Broker(モーゲージブローカー)は同じくNoninstitutional Lenders(非制度的レンダー)に分類される
Mortgage Banker(モーゲージバンカー)
につなげてくれることになります。
ここから続いてMortgage Banker(モーゲージバンカー)について見ていきましょう。
明日に続けます。
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