昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
資産形成手段としてのアメリカ不動産について、シリーズとして簡潔にまとめてお伝えしています。
「人口が増え続けている」
「法的に取引は安心」
そんな風に資産形成としては安心要素の多いアメリカ不動産ですが、具体的にはアメリカ不動産の購入はどのように進めていけばよいのでしょうか。
まず絶対必須になるだろうことが間違いないのは不動産エージェントです。
我田引水の意図はありませんが、いくら法的に安心してアメリカ国外からでも売買可能とはいえ、信頼できる不動産エージェントの仲介は必須だと思います。
近い将来は不動産エージェントも必要なく
「AIの仲介で全てが完了」
という時代がくるかもしれませんが(そうなってほしいところですが)、今はまだまだ取引仲介が必要です。
そしてここも我田引水のつもりはありませんが、投資要素でアメリカ不動産を検討する上では自身が実践の士である不動産投資コンサルタントの助けがあった方がよいのではないでしょうか。
その助けは佐藤からでなくとも全くよいのですが、ほぼ断言できますが、いくらAIが進化しようともデータだけでは完結しない部分がどうしても残るものです。
現地にいる生身の人間が投資活動を支援する必要はあるでしょうし、私(佐藤)自身は
「手続き自体は、早いところAIが全てやってくれる時代にならないかな」
「自分の仕事そのものはコンサルテーションに絞りたいな」
と考えています。
さしあたり、今の時代にアメリカで不動産購入を進める為のステップを見ていきましょう。
アメリカ不動産購入をする場合、標準としては下記のステップが推奨されます。
エージェントとの面談
遠隔から購入する際に現地人の助けは必須ですが、まずは不動産会社に所属するエージェントと面談を行うことが推奨されます。
今はZoom等のウェブ会議で使われるアプリケーションも当たり前の世界ですので、電話のみならずオンラインで姿を見ながらの面談が望ましいと思います。
そこで
- 自分がアメリカ不動産投資に期待するリターン
- 物件種類の希望
- 上限とする予算
- 物件条件の詳細
等をなるべく詳しく伝えましょう。
それらの情報を元に、不動産エージェントは物件を探してくれることになります。
物件の提案
間もなくして、不動産エージェントは条件に合う物件を提案してくれます。
その時に写真や動画、詳細情報を提供してくれますが、大抵はMLS上のURLを教えてくれるはずですので、自分自身でもオンライン上で確認ができることになります。
またそれこそMLS上には数多くの物件がありますから、不動産エージェントに条件を伝えると同時に、時間が許すのであれば自分自身でもMLS上で希望の物件を探してみるとよいと思います。
事実、私(佐藤)がアメリカ国内に暮らす地元の方々に住居物件を案内する場合は、こちらが提案するよりも先に
「この物件を見たいんだが」
と、MLS上で探し出した物件のURLを送ってきてくれることがよくあります。
物件の内見
提案された物件の中から、内見を希望する物件を選びます。
地元にいるのであれば、不動産エージェントが内見のアポイントを取り付けてくれます。
そこで約束の日時に現地で落ち合い、実際に中に入って物件を自分の目で確認するのです。
けれどもアメリカ国外からの場合、現地の物件を確認することは出来ません。
そこで
- 写真のみで確認する
- 動画を取ってもらい確認する
- リアルタイムで不動産エージェントとつながり、動画上で生で確認する
等が考えられますので、担当してくれる不動産エージェントに確認すると良いと思います。
物件の購入交渉
内見を終えた後、購入する物件を決定します。
ここで不動産エージェントと物件へのオファー価格や条件を決め、それをもとに購入同意書を作成します。
オファーする際は、本質的にこの時点から物件購入にあたる交渉が始めっていることになります。
不動産を購入する際の価格は定価ではなく、あくまでも買い手と売り手が合意する価格です。
買い手と売り手が合意する価格は、物件の市場価格、物件の状態、修繕や改装が必要かどうか、近隣の物件価格などによって変動します。
そこで不動産エージェントは買い手の希望価格や予算を考慮し、適切な購入価格を提案してもらうとよいと思います。
そしてここもまた、それこそ専門的な動物的カンを働かせねばならない場面です。
恐らくはAIが相当に進化しないと相手の感情まで慮っての交渉は難しいでしょうし、やはり不動産エージェントの経験に頼るべき場面はここしらばらく残るのではないでしょうか。
そこで交渉の仕方については初心者の場合は最初から勘所を得ていないと思いますので、担当の不動産エージェントに
「最適な価格はいくらであるべきか?」
「どんな条件をつけるべきか(つけないべきか)?」
を率直に聞きながら、適切な出だしについて決定していくとよいと思います。
アメリカ不動産の購入方法について、明日に続けます。
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