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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
オハイオ州コロンバスについてお伝えしています。
コロンバスについては
「日本企業ではホンダが入っている」
程度にしか知りませんでしたが、実は当地では着々と開発計画に基づいて、意図的に人口が増えてきた経緯があります。
街づくりとはかくも楽しく、けれども相当な時間がかかるものです。
市長始め地域経済の中心者は複数に渡りバトンを渡し続ける必要があるでしょうし、
「俺の代で○○を成し遂げてやる!」
などと功名にとらわれたトップの下では、コロンバスのような地道な発展を実現させるのは無理です。
アメリカは中央に位置するオハイオ州コロンバスのような地域では、地理的にも地味な地方都市に見られてしまい、その名を知らないアメリカ人も決して少なくないわけです。
アメリカそのものが元々は何もない広大な土地であり、そのど真ん中に多少の人口が集まったとしても、魅力を出さない限りは発展の見込みはありません。
余談ですが、アメリカ史を紐解くとその他世界各国と同様に
「川の近くから集落が発展した」
という特徴はあります。
その意味ではオハイオ州コロンバスの場合はScioto River(サイオト・リバー)がそれにあたり、この川はコロンバス市内を流れる主要な河川であり、市のダウンタウン地域に沿って流れています。
この川を中心に人が集まる中で、現代ではその地域経済を活性化しようと思えば、ありとあらゆる創意工夫が必要になることが分かります。
同時にコロンバスがある意味で運が良かったのは、当地はもともと1800年代から荷車や馬車の生産が盛んだったことです。
その流れで
航空機
自動車関連製品
電子機器
等の機械工業も当地では盛んになり、本田技研工業が当地に進出する上でその土壌がすでにあったことが分かります。
そして1990年代には昨日お伝えした
Downtown Columbus Development Corporation(Downtown CDDC)
という非営利団体が設立され、古く、やや荒れたダウンタウンの経済活性化に力を入れ始めた流れがあります。
ここから、地域経済をより深く見ていきましょう。
コロンバスの地域経済
間近では2019年から2020年までの期間、コロンバス市の雇用は1.18%の割合で増加し、従業員数は
106万人
から
107万人
に増えています。
最も一般的な職業グループは、
事務・アドミニストレーティブ支援職(12万7960人)
経営職(11万8372人)
販売・関連職(10万1182人)
であり、これらはあくまでもパンデミック以前の統計ですが、パンデミック以降はどうなったのかといえば、非農業部門雇用者数は
このように推移しています。
ほぼ全ての職種がパンデミック下で大きなダメージを受け、瞬間的に失業者が一気に増加した軌跡が伺えます。
すなわち、2020年以降の人口増加の鈍化は間違いなくパンデミックに影響されたものであることが分かります。
けれども雇用者数はその後に一気に回復傾向に戻り、ごく間近ではパンデミック以前に推移で伸び続けていることが分かります。
⇒ 鈍化はすれども人口は増え続けている
⇒ 非農業部門雇用者数は増え続けている
ということは、
「雇用機会が十分にあり、増え続けている都市」
であるということです。
そしてコロンバスの有名どころの企業を少しあげると
L Brands(エル ブランズ)
主に下着やランジェリー、ビクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)ブランドの販売で有名。
Victoria's Secret(ヴィクトリアズ・シークレット)
女性向けのランジェリーやアパレル、美容製品を提供し、世界中で幅広い顧客に人気があり。
バス・アンド・ボディワークス(Bath & Body Works)も所有しており(本項の時点で破産宣告)、ボディケア製品やフレグランスなどを販売。
Abercrombie & Fitch(アバクロンビー&フィッチ)
アパレルブランドであり、主に若者向けのカジュアルウェアとアクセサリーを提供。
Nationwide Mutual Insurance Company(ネイションワイド相互保険会社)
1926年にオハイオ州コロンバスで創業された保険会社。
当初は自動車保険を中心に提供していたものの、現在では自動車保険以外にも
住宅保険
ビジネス保険
生命保険、投資商品など、多岐にわたる保険製品を提供。
。。。
とざっくりと大御所の会社を挙げましたが、結構なグローバルカンパニーが値を卸していることが分かります。
そして給与面でいっても、オハイオ州コロンバスは
このように全米平均を上回っているのです。
かくして、オハイオ州コロンバスは
過去から現在にかけての街づくり
雇用機会
等でも、全米平均では突き抜けてはいないものの、地味に成長基調にあることが分かります。
そこで全体像を見た上で、ここから当地の不動産状況について見ていきましょう。
明日に続けます。
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