こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
物件購入時のコツについてお伝えしています。
率直に、私(佐藤)は家が大好きです。
好きだからこそ、来る日も来る日も空くことなく不動産についてブログを書き続けることが出来ます。
家の何が好きかといえば、玄関からリビング、キッチンとバスルーム、そしてベッドルームからオフィスルームに至るまで、そのデザインやレイアウトが魅せる空間が心をワクワクさせるのです。
そしてそんな心を躍らせてくれる生活空間以上に大切なのは、その空間で日々営まれる人々の生活です。
生きていく上で必須となる衣食住の中でも、住は雨風から守り、安眠をもたらしてくれる財産そのもの。
そしてこじゃれた空間の中で彩られるのはデザインのみならず、そのデザインを舞台とする生活そのものだと思うのです。
そんな、人々の日々の暮らしのベースとなる家はその一つひとつが飽きることなく、初めての地域を訪れるとついついそこにある家を見定めてしまいます。
昨日まではキッチンが気に入らない場合の解決策のヒントとして、キッチンの種類についてお伝えしました。
キッチンこそ主婦のみならず家族全員が毎日使用する空間ですが、それど同様に家族全員が毎日使用するだろう空間が「リビング」です。
リビングについてはそれこそキッチンのようにバリエーションが多いわけではなく、決め手は広いか狭いかのみです。
けれどもリビング空間の広い狭いは横に、少なくとも自分にとって満足のいくレベルの広さであれば、その空間こそ色によるバリエーションでいかようにも作り変えることが出来ます。
ともするとあなたのダイニングルームは日々忙殺される軌跡がそのまま残り、ダイニングテーブルが本、フォルダー、ランダムな郵便物で覆われているかもしれません。
或いはその正反対で、何かを置く余裕もなくさっぱり綺麗な状態になっているかも。
テーブル上の散らかりレベルはいずれにせよ、何よりもこの空間が彩られているとそれだけでも心が弾むものです。
だからこそ、家族が集まるだろうこの場所にほんの少し愛情を注ぎ、デコレーショントレンドでインスピレーションを見つけるのに最適な空間にするのも良いものです。
そこでデコレーションの見直しを始めるにはダイニングエリアをじっくり見て、最も注意が必要な部分を確認しましょう。
そして直接家を見てもらえるプロに依頼し、新しいルックスとアイデアを聞くとよいのではないでしょうか。
ここではリビングルームに使われる色の中でもデザイナーズ系のものを見ていきましょう。
アーストーン(Earth tones)
アーストーンはブレディ・バンチ時代を思わせる色あいです。
アーストーンのトレンドは特に1970年代の色の組み合わせ、例えば錆色、アドービ、金色、苔緑色など、ホームデコレーションで顕著に映えるものになります。
これらの色合いを壁、生地、アクセサリーで試してみると、これらは家全体で使用できるにせよ、ダイニングルームでは特に目を引く効果があります。
装飾デザインのプロたちもアーストーンのトレンドには興味を引かれており、この色の関連色を
「パンチの効いたスパイスパレット」
として多用する傾向があります。
ここでいうスパイスパレットとはその名の通り、
- ターメリック
- パプリカ
- サフラン
- タマリンド
など、調味料を並べて引き出しのスパイスシリーズで見つけるような色です。
リッチウッド(Rich wood)
伝統的な見た目は流行り廃りがありますが、今年はそのうちの一つが盛り返しのトレンドとなりそうです。
それはリッチウッドという、濃い木の家具を模した色合いです。
ダイニングスペースではこの素材はテーブル、椅子、サイドボード、食器棚に使用でき、全てがマッチします。
クラシックなエレガンスの復活とも言え、ダークウォルナットやチェリーウッドの濃い木材が彩るのです。
これらの濃い木の色合いは、ダイニングスペースを居心地の良いコクーンとしてのアイデアにうまく溶け込んでいます。
食事や家族や友人との集まりのための部屋に自然要素を思わせる、居心地の良いトーンが自宅に感じられます。
。。。
かくして、リビングを鮮やかに洗練された色に仕上げるのもまた自分革命の一つです。
このような色は毎日見ていると見慣れてしまうものですが、見慣れてくるのはその色の空間に自分が同調した証拠です。
その証拠に空間を初めて訪れる人にとっては
「おやっ?」
と思わせるものですし、自分自身が一番最初にみてインスピレーションを感じたとおりの雰囲気と空間に暮らすことは、そのまま自分トレンドと化してしまうことになります。
古代バビロニアの哲学の一つに
「家に投資しなさい」
「生活空間はあなたの人生そのものを表すのだから」
という趣旨の言葉があるそうです。
成功の第一歩は生活空間を整えることからとは決して大げさではなく、日々の生活空間こそが自分の人生を彩るとも言えるかもしれません。
もちろんここでいう生活空間とは
「ラグジュアリーな空間でなければいけない」
ということはなく、そこに空間の広い狭いは関係ないのです。
仮に狭いリビング空間であったとしても洗練された使い方と壁の色使いで、そのセンスはそのまま人生を彩ることになります。
だからこそ家はかくも楽しいものであり、人生を豊かにしてくれると思うのです。
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