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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日から新築ブーム市場10選をお伝えしています。
今日は7~8位を見ていきましょう。
新築ブーム市場 第8位:アーカンソー州フェイエットビル(Fayetteville, AR)
新築住宅の中央販売価格:32万9千ドル
新築住宅許可証:7,091件(既存住宅1,000戸あたり32件)
アーカンソー州フェイエットビルは急速に成長している都市で、特に若い世代に人気があります。
2000年から2022年の間にフェイエットビルの人口は約67%増加し、2022年の人口は99,285人に達しました。
この期間でフェイエットビルは年平均3.06%の成長率を示しています。
特に2019年から2020年にかけての人口増加率が顕著で8.29%の増加を記録しました。
雇用面ではフェイエットビル及びアーカンソー州全体での雇用率は安定しており、2022年から2023年の間に2.75%の成長を見せています。
主要な産業としては、卸売業、製造業、公共行政が挙げられ、これらの産業で男性と女性の収入が最も高くなっています。
また地域経済は引き続き成長を続けており、2020年から2050年までの間にアーカンソー州全体の国内貿易の価値は約90.7%増加すると予測されています。
またフェイエットビルはその自然の魅力と手頃な生活費で知られています。
オザーク山脈の中心に位置し、ビーバー湖やボストン山脈などの自然景観に近いことからアウトドア活動に適しています。
またウォルマートの本社があるベントンビルを含む都市圏の一部でもあり、地域経済にとって重要な役割を果たしています。
こうした背景の中で新築住宅市場も活況を呈しており、特に3ベッドルームの家は約30万ドルで見つけることができます。
さらに大きなカスタムバーンスタイルの家など、高価な住宅も市場に出ています。
2023年12月の時点でアーカンソー州フェイエットビルの住宅市場は売り手市場の様子。
これは購入希望者が市場に出ている住宅の数を上回っている状況だということです。
フェイエットビルの中央値リスト価格は約43万5千ドルで、前年比で3.6%の上昇を示しています。
1平方フィートあたりの平均価格は約214ドルでした。
一般的にフェイエットビルの住宅はリスト価格よりも平均して2.34%低い価格で販売されており、中央値の売却価格は約38万5千ドルです。
移住傾向に関してはフェイエットビルの住宅購入者の約25%がフェイエットビルからの移動を検討しており、75%が都市圏内での移動を考えています。
フェイエットビルへの移住者は、ロサンゼルス、カンザスシティ、ダラスなどさまざまな都市からとなり、一方でフェイエットビルから移動する人々は主にブランソン、シンシナティ、ハリソンへの移動が考えられているようです。
新築ブーム市場 第7位:ユタ州プロボ(Provo, UT)
新築住宅の中央販売価格:79万9千ドル
新築住宅許可証:6,360件(既存住宅1,000戸あたり32件)
プロボは、ユタ州のユタ郡に位置する都市で、ユタ州中部の山岳地帯にあり、特に自然とアウトドア活動が豊富で知られています。
2000年から2022年の間にプロボの人口は約7.33%増加し、2022年の推定人口は113,523人でした。
ただし近年では人口の減少傾向が見られ、2017年に最高値の117,797人を記録した後、特に2020年から2022年にかけての人口減少が顕著でした。
雇用面では2020年から2021年にかけてプロボでの雇用は1.35%減少しましたが、ユタ州全体では2022年に比べて2023年の2月時点で2.75%の雇用増加がありました。
プロボで最も一般的な雇用セクターは、教育サービス、小売業、および医療・社会援助です。
男性の中では、公共行政、建設業、製造業が最も高い収入を得る業界であり、女性の場合は公共行政、金融・保険、不動産・賃貸業界が高収入の業界となっています。
また教育面ではプロボにはブリガムヤング大学などの大学があり、2021年には9,031件の学位が授与されました。
学生人口は女性が多く、特に心理学、会計、看護が人気の専攻分野です。
そんなプロボは自然の魅力と教育の機会が豊富な地域として知られており、これらの要素が地域の雇用や人口動態にも大きな影響を与えています。
そしてプロボの新築住宅市場は活発で、最近のデータによると家の価格や市場の動向にいくつかの特徴が見られます。
2023年12月の時点で、プロボの新築住宅の中央値リスト価格は約489,900ドルで、前年比で3.1%上昇。
また平均して住宅は市場に出てから69日後に売却されているようです。
2024年1月のデータではプロボの住宅在庫は、特に3ベッドルームと4ベッドルームの家が増加しています。
これは、新しい家族や住宅を購入する人々の需要に対応するためのものと考えられます。
今の市場の性格としてプロボの住宅市場は「買い手市場」とされており、住宅の供給が需要を上回っている状況です。
またプロボに移住する人々の動向についてもいくつかの興味深い傾向があります。
例えば、ロサンゼルスやサンフランシスコ、シアトルなどからプロボに移住する人々が多い一方で、プロボからはセントジョージやローガン、ラスベガスなどへの移住が多く見られます。
このように、プロボの新築住宅市場は多様な動きを見せており、特に新しい家族や住宅購入者には魅力的な選択肢が多く存在しているようです。
新築ブームの都市について、明日に続けます。
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