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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
「高金利でもモーゲージを組む場合に有利なのは?」
という質問に対するお答えとして
「長期固定金利で組む」
という趣旨でお伝えしています。
その理由を深堀する前にアメリカの代表的なモーゲージ会社について触れましたが、老舗でいえば
Quicken Loans(クイッケン ローンズ) / Rocket Mortgage(ロケット モーゲージ)
が最大手です。
老舗といっても創業は1985年ですので40年ほどですが、それでも容赦ない淘汰の波が押し寄せるアメリカ企業としては老舗と言っても良い歴史ではないでしょうか。
そして近年はIT化の波に押され、モーゲージ業界でも大きな変化が起こってきました。
その波に乗じて台頭してきたのが2009年開始のloanDepot(ローン デポット)です。
まさにリーマンショックの年にサービスを開始した同社は、ある意味時代の波にのり、過去15年に急成長を遂げてきました。
同様に時代の波に乗り台頭してきたモーゲージは複数あり、この中でも本日ご紹介したいのがBetter.comです。
Better.comの歴史
Better.comもまた完全にオンラインで運営されるモーゲージ会社で、近年の金融技術革新の中心として注目されています。
2014年2月のこと。
ヴィシャル・ガーグは自宅を購入する際に妻と一緒にモーゲージを組む際、非常に嫌な想いをしたと言います。
具体的にどのような経験であったかは語られていませんが、
- 問い合わせに対する対応が遅い
- 手間がかかりすぎる
- 担当者の段取りが悪い
等、アメリカでモーゲージを組んだ経験のある方であれば、およそ想像できるだろう出来事ではないでしょうか。
いずれにせよ、その時の結果からモーゲージ業界に一石を投じるべく、自分でモーゲージ会社を設立したといいます。
その会社は2016年にBetter Mortgageとして公式に立ち上げられ、ファニーメイの販売者兼サービスプロバイダーとして認可を受けました。
次いで2019年にあhAlly Financial(アリー ファイナンシャル)と提携し、そのデジタルモーゲージプラットフォームで運営を開始。
同年には過去、モーゲージを組めなかった層の家の購入が顕著に増加するという実績を上げています。
モーゲージを組めなかった層とは人種的少数派、低所得者層、または一部地域社会の住民などを意味します。
これらのグループは資金調達の機会が限られており、住宅購入の際に不利な条件に直面することがあります。
そして2021年、Better.comは英国のデジタルモーゲージブローカーであるTrussle(トルッセル)を900万ドルで買収。
さらに同年9月にはロンドンに本拠を置くクラウドファンディングプラットフォーム、Property Partner(プロパティ パートナー)も買収しています。
昨年2023年にはAmazonとの間で画期的な取引が発表され、Amazonの従業員は自社株を担保にして頭金のためのローンを組むことが可能となりした。
2023年8月、BetterはSPAC(特別買収目的会社)を介して公開会社となりましたが、株価自体は合併直後に急落しています。
実に、設立して10年にも満たない同社が飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長しているのです。
Better.comのサービスと評価
Better.comは従来のモーゲージ業界における手数料の高さと複雑さを解消することを一つの目的として設立され、実際に低コストで透明性の高いローンプロセスを提供することにより、多くの顧客から高い評価を受けています。
Better.comの最大の特徴は、全てのプロセスがオンライン上で完結する点です。
顧客は自宅やオフィス、移動中であっても、インターネットに接続できる環境ならどこからでもローン申請を行うことができます。
このプロセスは、必要な書類のアップロードから情報の入力、申請の提出まで、実に簡単に進めることが可能です。
またBetter.comは手数料の低さにも大きな焦点を当てています。
従来のモーゲージ会社が取り扱う手数料や仲介料を大幅に削減または排除することで、顧客のコスト負担を軽減しています。
この低コスト構造は、特に初めて家を購入する人々やコストを抑えたいリファイナンスを検討している人々にとって魅力的なのです。
そしてプロセスの透明性もBetter.comの重要な特徴の一つです。
顧客は申請プロセスの各段階で何が起こっているのかをリアルタイムで確認でき、予期せぬコストや遅延について心配する必要がありません。
この透明性こそが顧客との信頼を築き、更なる安心感を提供しているわけです。
さらに、Better.comはその革新的な技術を活用して、顧客に最適なローンオプションを迅速に対応しています。
そのAIを利用したアルゴリズムは、顧客の財務状況やニーズに基づいて最適なローン条件を推薦し、選択過程をサポート。
このあたりのAIを活用した取り組みは今後も相当なレベルで進化してくるのではないでしょうか。
Better.comを試してみると
そこで実際にBetter.comを使う場合はどうなのでしょうか。
Better.comは「ワンデイモーゲージ」というサービスを提供しており、これを利用するとオンラインで申し込みを行い、金利を固定することができます。
金利を固定した後、4時間以内に必要な財務書類を提供する必要がある対象の顧客は、翌日24時間以内に「コミットメントレター」を受け取ることができます。
コミットメントレターとは事前承認のステップであり、数分で完了することが可能です。
ただし、コミットメントレターを持っていても、ローンは最終確認を経てクロージングされるまでに追加の書類が必要になる場合があります。
そして前述のようにBetterは完全デジタルの申請プロセスを提供しています。
プロセスはBetterのホームページにあるボタンをクリックしてオンラインで開始。
「事前承認を受ける」または「家を買う」オプションを選ぶと、さまざまなシナリオを選べるページが表示されます。
例えば「情報収集中」や「オファー中」などが表示され、リファイナンスの場合は物件についての簡単な情報を入力し、メールアドレスを提出してから次へ進みます。
また電話番号はウェブサイトのほとんどのページに表示されています。
実際に電話をかけると自動音声メニューから1分未満でオペレーターに繋がり、このスピードはなかなかのものです。
ちなみにウェブサイトにはオンラインチャット機能がありますが、常にオペレーターが対応可能なわけではありません。
質問を入力しても2時間反応がないこともあり、ここは期待やずれな感があります。
ただし自分の連絡先情報を提供してもよしとする場合、チャット機能ではメールアドレスを残して直接連絡を受けるオプションもあります。
。。。
かくして完全なストレスフリーとは言わずとも、伝統的なモーゲージ会社の弱点をそれなりに克服しているのがBetter.comです。
興味のある方は、一度試してもよいかもしれません。
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