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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日まで南カリフォルニアの隠れ市場、テメキュラ(Temecula)についてお伝えしました。
米国で最も経済力のあるカリフォルニア州は、全体として人口が減少しつつある中でもGDPを指標とする経済力の意味では成長を続けています。
そして人口の増減は不動産需要の意味でとても重要ですが、だからこそ全体として人口が減少するカリフォルニア州の中にあっても、テメキュラ(Temecula)のように反対に人口増加が続いている地域市場は有望なのです。
ちなみに人口が増え続ける地域市場の中でも
誰もが名前を知る有名都市(例、サンディエゴ)
ほとんど知られていない無名都市(例、テメキュラ)
と有名都市と無名都市がある時、不動産投資の観点で軍配が上がるのは確実に後者です。
それは単純に無名の方が価格が安い可能性が高いからで、けれども元気よく人口増加が続いているようであれば、不動産投資としては安心感があるわけです。
そこで話を数日前に戻し、州単位でGDP別に上位から見てきましたが、今度はこのGDP順に並べた上位10位の中で
「州全体として人口増加がし続けている州」
に絞ってみましょう。
州 | 2022年の名目GDP(百万米ドル) | 2023年の名目GDP(百万米ドル) | 2022年(2021~2022年)の現行価格での年間GDPの変化 | 実質GDP成長率(2021~2022年) | 2022年 一人当たり名目GDP | 2023年 一人当たり名目GDP | 2022年の全国% | 2021年の全国% |
テキサス州 | 2,355,960 | 2,596,144 | 304,191 | 5.60% | $78,456 | $85,110 | 8.69% | 8.55% |
フロリダ州 | 1,389,070 | 1,595,347 | 133,482 | 6.90% | $62,446 | $70,557 | 5.37% | 5.34% |
ジョージア州 | 755,698 | 811,294 | 64,071 | 5.80% | $69,253 | $73,558 | 2.99% | 3.00% |
ノースカロライナ州 | 730,072 | 773,365 | 67,951 | 6.70% | $68,243 | $71,373 | 2.87% | 2.84% |
いかがでしょうか。
GDP順で全米を並べた上位10位のうち、州全体として現在も人口増加が続いているのは
テキサス州
フロリダ州
ジョージア州
ノースカロライナ州
のみです。
これらテキサス、フロリダ、ジョージア、ノースカロライナの四州は、統計データから明らかに近年持続的な経済成長と人口増加を経験しています。
特にテキサス州は2022年から2023年にかけての名目GDPが2兆3559億6000万ドルから2兆5961億4400万ドルへと増加し、年間3041億9100万ドルの増加を示しています。
この州は5.60%の実質GDP成長率を誇り、1人当たり名目GDPも7万8456ドルから8万5110ドルへの上昇です。
フロリダ州も著しい成長を見せており、名目GDPは1兆3890億7000万ドルから1兆5953億4700万ドルへと増加し、6.90%の実質GDP成長率を記録しています。
その中で1人当たり名目GDPも6万2446ドルから7万0557ドルへと上昇。
ジョージア州では名目GDPが7556億9800万ドルから8112億9400万ドルに増加し、5.80%の実質GDP成長率を達成しています。
1人当たり名目GDPも6万9253ドルから7万3558ドルに増加です。
ノースカロライナ州は名目GDPが7300億7200万ドルから7733億6500万ドルに増加し、6.70%の実質GDP成長率を示しています。
1人当たり名目GDPとしては6万8243ドルから7万1373ドルに上昇となります。
これらの州は持続的な経済成長とともに人口増加を続けており、各州の実質GDP成長率がいずれも4.30%以上と高水準であることから今後も経済的な魅力を保ち続ける可能性が高いのではないでしょうか。
不動産投資の観点から
そしてテキサス、フロリダ、ジョージア、ノースカロライナの四州は、不動産投資の観点から見ても非常に有利です。
テキサス州は経済成長が著しく、特にオースティンやダラス、ヒューストンなどの都市は技術産業やエネルギー産業の拠点として急成長しています。
これにより住宅需要が高まり、不動産価格の上昇が期待されます。
また、税制が有利で、州所得税がないことも投資家にとって魅力的です。
フロリダ州は温暖な気候と観光産業の発展により、ヒトとモノが入り続けています。
特にマイアミやオーランドなどの都市は観光客や移住者が多く、賃貸物件の需要が高いことが特徴です。
さらにフロリダもまた州所得税がなく、投資家にとって有利な税制を提供しています。
ジョージア州は特にアトランタが経済の中心地として成長しており、物流や製造業、映画産業の拠点としての地位を確立しています。
これにより商業不動産や住宅不動産の需要が増加し、投資機会が豊富です。
アトランタは交通の要所でもあり、引き続き将来的な成長が見込まれます。
最後にノースカロライナ州は、特にリサーチ・トライアングル・パークを中心に、バイオテクノロジーや情報技術のハブとして注目されています。
シャーロットやローリーなどの都市は急速に発展しており、住宅需要が高まっています。
また生活費が比較的低く質の高い生活環境を提供しているため、多くの人々が移住してきており、不動産市場は活況を呈しているのです。
総じて、これらの州は経済成長と人口増加が続いており、不動産投資において有利な環境を提供していると言えます。
それぞれの州が持つ産業の強みや税制の優遇措置、生活環境の魅力により、投資家は多様な戦略を展開することが可能なのです。
そこで経済力の強さのみならず、州全体として人口も増え続けているこれらの地域について、不動産投資の観点からより詳細を見ていきましょう。
明日に続けます。
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