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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカ市場の中でGDP順に州を並べ、その中でも全体として人口が増加し続けている州についてお伝えしています。
改めて表を並べると、GDP順で上位10の州の中でも人口が増え続けているのは
州 | 2022年の名目GDP(百万米ドル) | 2023年の名目GDP(百万米ドル) | 2022年(2021~2022年)の現行価格での年間GDPの変化 | 実質GDP成長率(2021~2022年) | 2022年 一人当たり名目GDP | 2023年 一人当たり名目GDP | 2022年の全国% | 2021年の全国% |
テキサス州 | 2,355,960 | 2,596,144 | 304,191 | 5.60% | $78,456 | $85,110 | 8.69% | 8.55% |
フロリダ州 | 1,389,070 | 1,595,347 | 133,482 | 6.90% | $62,446 | $70,557 | 5.37% | 5.34% |
ジョージア州 | 755,698 | 811,294 | 64,071 | 5.80% | $69,253 | $73,558 | 2.99% | 3.00% |
ノースカロライナ州 | 730,072 | 773,365 | 67,951 | 6.70% | $68,243 | $71,373 | 2.87% | 2.84% |
これら4つの州です。
各州のポイントを同じ項目で並べると、
テキサス州
名目GDP(2022年→2023年):$2,355,960M → $2,596,144M(増加)
実質GDP成長率:5.60%
一人当たり名目GDP(2022年→2023年):$78,456 → $85,110
全国%(2022年):8.69%
フロリダ州
名目GDP(2022年→2023年):$1,389,070M → $1,595,347M(増加)
実質GDP成長率:6.90%
一人当たり名目GDP(2022年→2023年):$62,446 → $70,557
全国%(2022年):5.37%
ジョージア州
名目GDP(2022年→2023年):$755,698M → $811,294M(増加)
実質GDP成長率:5.80%
一人当たり名目GDP(2022年→2023年):$69,253 → $73,558
全国%(2022年):2.99%
ノースカロライナ州
名目GDP(2022年→2023年):$730,072M → $773,365M(増加)
実質GDP成長率:6.70%
一人当たり名目GDP(2022年→2023年):$68,243 → $71,373
全国%(2022年):2.87%
となり、テキサス州は名目GDPが最も高く全国経済に対する寄与度も最大です。
そして同州の一人当たり名目GDPも最も高く、実質GDP成長率は他の州よりやや低い様子が見て取れます。
同時にフロリダ州は実質GDP成長率が最も高く、一人当たり名目GDPの成長も著しい州です。
その一方でジョージア州とノースカロライナ州も堅実な成長を見せていますが、全体の規模ではテキサス州やフロリダ州には及ばないことが分かります。
こうしてみると、今現在でも
テキサス州
フロリダ州
の双方において不動産事業が活発な理由が数字としてもよく見えてくるのではないでしょうか。
テキサス州内のGDP上位地域
そこでここまでに見てきた中で
「GDPが優れている州だ」
「全体して人口も増え続けている」
とされる上位地域の中でも、今度はテキサス州に注目してみましょう。
同じくGDP視点で見た時に、テキサス州で最も有望なのは
- ヒューストン
- ダラス
- オースティン
- サンアントニオ
の4つの地域市場です。
ここでは各市場を簡単に流していきます。
ヒューストン
ヒューストン都市圏はテキサス州で最大の経済規模を誇り、2020年には約4882億ドルのGDPを記録しています。
この都市はエネルギー産業の中心地として知られ、特に石油とガス産業が強力です。
ヒューストンには24社のフォーチュン500企業が本社を構え、国内外からの移住者が増加しているとう事実。
多様な人口構成と高い教育水準が経済成長を支え、医療や航空、輸送といった他の主要産業も発展しています。
またヒューストンは国内外の投資家にとって魅力的な都市であり、インフラ整備や生活の質向上が進んでいるのです。
ダラス
ダラス都市圏は強力な経済基盤を持ち、特に医療産業の成長が顕著です。
2023年のGDPランキングで全米トップクラスに位置しており、経済規模の拡大が続いています
さらにダラスは大手企業の本社が集まるビジネスハブであり、AT&Tやテキサス・インスツルメンツなどが拠点を構えています。
このような都市の多様性とビジネス環境の良さから、国内外の企業や労働者にとって非常に魅力的な場所になっているのです。
また教育機関や研究施設の充実により、テクノロジーやイノベーション分野でも注目されています。
オースティン
オースティンはテクノロジーとイノベーションの中心地として急成長しており、2023年にはテキサス州内で3番目に高いGDPを記録しました。
シリコンヒルズと呼ばれるこの都市には、多くのスタートアップや大手テクノロジー企業が集まっています。
教育水準も高く、住みやすい環境も整っており、若いプロフェッショナルや起業家にとって理想的な都市です。
オースティンそのものは州都にも関わらず、これまではそれほど注目されてきませんでした。
しかしながらIT系を中心とするスタートアップ企業をうまく誘致することに成功し、最近ではテスラのギガ工場やサムソン工場を迎え入れ、街の経済発展を軌道に乗せている様子が伺えます。
サンアントニオ
サンアントニオ都市圏も堅実な経済成長を続けており、テキサスの主要都市の一つとして重要な役割を果たしています。
この都市は主に軍事産業と観光業とで成り立っており、特に観光客にはアラモやリバーウォークなどの歴史的名所が人気。
また医療やバイオテクノロジー分野でも成長を見せており、新しいビジネスや投資が増えています。
歴史の古い街であり、それだけに多様な文化と安定した経済環境は多くの企業や労働者にとって魅力的な要素となり、今後のさらなる発展が期待されるわけです。
これらの事実を踏まえ、不動産投資の観点から有利なポイントを見ていきましょう。
明日に続けます。
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