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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
ハワイの不動産市場について、全体像をみるところから始めています。
ハワイはアメリカ合衆国ということになっていますが、もともとの先住民はポリネシア人です。
元横綱の小錦を思い出して頂くとよいかと思いますが、彼のような肌の色と顔つきがポリネシア系であり、本当の先住民になります。
それが日本の明治時代に体よくアプローチしてきた白人社会(アメリカ)に徐々に占領されてきたわけで、今では白人が多く暮らすハワイですが、本土とは全く違う文化をもつ美しい島国が前人未到のハワイにある島々の最初だったのです。
かくして時は流れて白人社会に事実上、飲み込まれてしまったハワイでは次々の白人系の人々が入植し、その土地もアメリカの国土として売買がなされてきた経緯があります。
その歴史に是非を問うつもりはありませんが、結果として今のハワイは誰もが知る南のリゾートアイランドであり、特に島国であることから観光産業がとりわけ発達してきました。
尽きない観光需要には当然ながら不動産価値も紐づくわけで、これから先もハワイ島の魅力は世界中の人々を惹きつけ続けることと思います。
そこで今日と明日にわけて、そんなハワイ市場の物件価格の推移を年代ごとに追ってみましょう。
ハワイの不動産価格史:50年~70年代
1950年代
1950年代のハワイはまだ戦後の復興期にあり、観光地としての開発も始まったばかりでした。
当時のハワイは自然の美しさと温暖な気候から、アメリカ本土の人々にとって理想的な避暑地としてのポテンシャルを秘めていましたが、不動産市場はまだそれほど活発ではありませんでした。
1955年のオアフ島の平均住宅価格は約18,000ドル。
これは当時のアメリカ本土の平均価格とほぼ同じです。
この価格帯はハワイでも一般家庭にとって手の届く範囲であり、多くの中流家庭がハワイに移住することが可能でした。
けれども1950年代の終わりには、ハワイがアメリカ合衆国の50番目の州として正式に認められ、これが不動産市場に大きな影響を与えることになります。
1959年、州昇格とともにインフラ整備や住宅建設が進み、人口の増加とともに住宅需要も増加しました。
この時期からハワイの住宅価格は徐々に上昇し始め、1960年には平均価格が20,000ドルを超えるようになってきました。
1960年代
1960年代はハワイの不動産市場にとって重要な転換期となりました。
州への昇格後に観光業が急速に発展し、多くの観光客が訪れるようになりました。
これにより特に観光地であるワイキキなどではホテルやリゾートの建設が進み、不動産市場が活況を呈することになります。
結果として1965年にはオアフ島の平均住宅価格が約30,000ドルに達し、わずか10年でほぼ倍増しました。
この価格上昇の背景には観光業の発展とともに、アメリカ本土からの移住者の増加があります。
ハワイの美しい自然環境と快適な気候は多くの人々を魅了し、特に退職後のセカンドライフをハワイで過ごしたいと考える人々が増えました。
これに伴い住宅の需要が急増し、価格上昇が続いたのです。
またこの時期にはハワイ大学やその他の教育機関の発展も見られ、教育水準の向上とともに地域の価値が高まりました。
特に若い家族や教育に関心のある人々がハワイに移住し、住宅市場をさらに活性化させることとなりました。
1970年代
そして1970年代に入ると、いよいよハワイの不動産市場は加速しました。
1970年にはオアフ島の平均住宅価格が約45,000ドルに達し、観光業と移住者の増加が続きました。
特にホノルルやワイキキなどの都市部ではリゾートホテルやコンドミニアムの建設が相次ぎ、住宅価格が急上昇することになります。
1975年には平均価格が60,000ドルに達し、わずか5年で30%以上の上昇を見せました。
ハワイの魅力はますます増し、多くの投資家がハワイの不動産市場に参入する流れが出てきたのもこの時期です。
特に日本からの投資が増加し、日本企業や個人投資家がハワイの高級リゾート物件を購入するケースが目立ち、これにより住宅価格はさらに押し上げられました。
そして1970年代後半にはアメリカ全体の経済が好調であったこともあり、ハワイの不動産市場はバブルの様相を呈することになったのです。
1980年にはオアフ島の平均住宅価格が100,000ドルを超え、多くの人々がハワイの不動産を投資対象と見なすようになるのです。
。。。
年代ごとにごく簡潔にお伝えしていますが、冒頭に書いたように、要するにハワイの物件価格が現代のようなレベルに至った最初の要因は50年代に遡ることになります。
ここから、いよいよ不動産市場として活況をあらわにする80年代、そしてバブル気味に加速する現代までを見ていきましょう。
明日に続けます。
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