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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日まで、各セクターごとに雇用環境をそれなりに深堀してみました。
産業の安定はすなわち就業人口の安定であり、それは当地経済の安定度に直結することになります。
不動産需要の喚起はまさにその地域市場の経済状況に大きく左右されるものであり、その意味では農業地から商業地へとすっかり転換したホノルル市近辺では、その経済基盤はかなり底堅いと言えます。
そこでハワイで暮らす場合、
「ハワイの物価はかなり高い」
とよく言われますが、これはその通りで、けれどもその姿は観光者が目にする場面で平均化されていることも事実です。
実をいうと地元産業に就業する人々の給与はそれほど高いわけでもなく、米国本土と比較すると
「生活費が高い分、収入も極めて高い」
というわけではないのです。
今日はそのあたりの前知識をもって、産業セクターごとの賃金についてやや深堀してみましょう。
まずはDataUSAのグラフからいきます。
上は各セクター毎の平均収入を示しています。
産業ごとにざっくりみていきましょう。
Public Administration(公務)
中央値賃金: $91,109
就業人口割合: 10.0%
公務のセクターは高い賃金を提供しており、政府関連の仕事は安定した賃金と雇用を提供しています。
このセクターは公共サービスの維持に必要不可欠であり、多くの労働者が従事しています。
Manufacturing(製造業)
中央値賃金: $78,561
就業人口割合: 12.0%
製造業は他のセクターに比べて高い賃金を提供しています。
製造業の雇用者数は多く景気の影響を受けやすいですが、安定した雇用を維持しています。
製造業が依然として重要な雇用源であることを示すものです。
Professional, Scientific, & Management, & Administrative & Waste Management Services(専門職、科学技術サービス、管理、廃棄物管理サービス)
中央値賃金: $78,561
就業人口割合: 10.0%
専門職、科学技術サービス、管理、廃棄物管理サービスは非常に高い賃金を提供しており、特に専門職の需要が高くなっています。
企業がアウトソーシングやコンサルティングサービスを利用する傾向が強まっており、技術革新やビジネスプロセスの効率化が進む中で、このセクターの需要が高まっています。
Finance & Insurance, & Real Estate & Rental & Leasing(金融、保険、不動産、賃貸、リース)
中央値賃金: $64,750
就業人口割合: 7.0%
金融、保険、不動産、賃貸、リースは高い賃金を提供しており、特に金融と不動産の専門職における高い需要が見られます。
賃金の範囲は64,750ドルから74,750ドルで、安定した高収入を得ることが可能です。
Construction(建設)
中央値賃金: $63,427
就業人口割合: 5.0%
建設は比較的高い賃金を提供しており、専門職の需要が高いです。
賃金の範囲は63,427ドルから73,427ドルで、特に技術職や管理職において高収入が期待されます。
季節的な変動があるものの、全体的には安定した雇用を提供しています。
Information(情報産業)
中央値賃金: $50,286
就業人口割合: 3.0%
情報産業は非常に高い賃金を提供しており、特にテクノロジー関連の職種の需要が高いです。
賃金の範囲は85,561ドルから95,561ドルで、デジタル化の進展に伴い、継続的に成長しています。
Wholesale Trade(卸売業)
中央値賃金: $50,850
就業人口割合: 4.5%
卸売業は中程度の賃金を提供しており、安定した雇用を提供しています。
賃金の範囲は50,850ドルから60,850ドルとなり、このセクターは消費者需要や物流の変動に敏感です。
Transportation & Warehousing, & Utilities(運輸、倉庫、公共事業)
中央値賃金: $48,103
就業人口割合: 6.0%
運輸、倉庫、公共事業は中程度の賃金を提供しており、物流や公共サービスの安定した需要が反映されています。
賃金の範囲は48,103ドルから58,103ドル。
Educational Services, & Health Care & Social Assistance(教育サービス、医療、社会援助)
中央値賃金: $45,503
就業人口割合: 15.0%
教育サービス、医療、社会援助は中程度の賃金を提供しており、公共の福祉と直接結びついているため、常に一定の需要があります。
賃金の範囲は45,503ドルから55,503ドルです。
Retail Trade(小売業)
中央値賃金: $36,747
就業人口割合: 11.0%
小売業は比較的低い賃金を提供しており、多くのパートタイム労働者を含んでいることが要因です。賃金の範囲は36,747ドルから46,747ドルです。
Other Services Except Public Administration(その他のサービス)
中央値賃金: $36,747
就業人口割合: 4.0%
その他のサービスは比較的安定しており、賃金の範囲は36,747ドルから46,747ドルです。
様々なサービス業が含まれており、需要が比較的一定です。
Arts, Entertainment, & Recreation, & Accommodations & Food Services(芸術、エンターテインメント、レクリエーション、宿泊、飲食サービス)
中央値賃金: $28,750
就業人口割合: 8.0%
芸術、エンターテインメント、レクリエーション、宿泊、飲食サービスは比較的低い賃金を提供しており、多くのパートタイム労働者を含んでいることが要因です。
賃金の範囲は28,750ドルから38,750ドルとなります。
Agriculture, Forestry, Fishing & Hunting, & Mining(農業、林業、漁業、狩猟、鉱業)
中央値賃金: $24,561
就業人口割合: 3.5%
農業、林業、漁業、狩猟、鉱業は押しなべて低い賃金となるようです。
賃金の範囲は19,286ドルから24,561ドルで、これらの仕事が一般に低賃金であるためです。
。。。
結果、ホノルル市近辺では特に製造業や情報産業、金融関連のセクターが高賃金であることがわかります。
一方で、農業や小売業、飲食サービスなどは比較的低賃金となるようで、このあたりは世界的な傾向と同じということが言えます。
すなわち全体として商業に転換している当地では、やはり専門職を中心に賃金の面でも安定しているわけです。
また冷静に見ると、観光業という側面とは別に地元人の賃金の意味で不動産需要に加わるレベルとしては現地の雇用者の収入は決して十分とは言えず、裕福なのは専門職に限られてくるのではないでしょうか。
すなわちホノルル市近辺では
一部の高所得者
世界中の投資家
これらのの層からの資本が不動産市場に注がれる構図が見えてくるのです。
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