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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして活動している佐藤です。
昨日まではハワイ島のコンドミニアム物件について触れました。
ここから、オアフ島と同様にマルチファミリー物件への投資についてみていきましょう。
繰り返しとなりますが、ハワイ島の不動産市場の大きな特徴は観光需要の高さです。
観光業が盛んであるため、短期的な賃貸需要が非常に安定しており、特にマルチファミリー物件は複数のユニットを持つことで収益の安定性を保つことができます。
一方、ハワイ島に住む人々の平均所得は、観光業に依存している部分が大きく、賃貸市場においても影響を与えます。
観光業の収入が安定している時期には、地元住民や長期滞在者の賃貸需要も高まりますが、景気変動や観光業の不振時には賃貸需要が低下するリスクがあることも事実です。
それでもハワイ島のマルチファミリー物件には多くの利点があります。
賃貸需要が高いため、空室リスクが低く、安定した収益が見込めます。
また、観光地としての人気が高いため、短期レンタルによる高収益も期待できます。
特にハワイ島の場合、率直に、地元で暮らす方々の平均所得は高いとは決していえませんから、その意味では観光需要の受け皿として所有することもですが、そもそもが地元の人々にとって安い家賃で暮らせるのがマルチファミリーなのです。
ハワイ島市場:マルチファミリーの実例
そこで具体的な物件例として、ハワイ島ヒロにある「347 Iliahi St, Hilo, HI 96720」を見てみましょう。
この物件は、価格$850,000で販売されています。
ベッドルームが15室、バスルームが4つ(フルバス3つ、ハーフバス1つ)あり、総面積は4,866平方フィート。
築年は1918年ですが、写真でみても、その後に改装されていることが分かります。
敷地面積は0.29エーカーとあり、この3階建ての多世帯住宅には以下のユニットが含まれています。
1階ユニット: 6ユニット、月額賃料$350
2階ユニット: 5ユニット、月額賃料$400
3階ユニット: 4ユニット、月額賃料$400
この物件はコミュニティキッチンや9フィート以上の天井などの特徴を持ち、このあたりは古い当時のレイアウトを色濃く反映させています。
何より、賃料の安さに驚くのではないでしょうか。
このあたりは前述したとおり、賃料を見るだけでも、地元の人々の所得平均が推し量れるものです。
すなわちヒロのみならずハワイ島全域に同じことが言えますが、当地の人々は決して経済的には豊かとはいえないのです。
そこでこのような地元の賃貸需要を吸収するうえでも、この手のマルチファミリー物件が重宝されることになります。
そしてこの物件の場合、ショッピングモールやレストランなどへのアクセスが良好です。
多数のユニットがあるため収入の安定性が高く、ダウンタウンヒロに近い便利な立地が魅力です。
ただし初期投資が高額であり、同時にリスクとしては自然災害リスク(ハリケーンや津波)が考えられます。
基本的にハワイの島々は雨が多い場所であり、ここハワイ島でもヒロは特に激しい雨が降ります。
そのために雨漏りに対して過敏にならないといけませんが、同時に自然災害のリスクも加味しておく必要があります。
特にハワイ島の場合、過去に幾度となく発生した実害は火砕流です。
ビッグアイランドは、活火山であるキラウエア火山とマウナロア火山を抱えています。
もともとハワイ島は火山が隆起してできた島であり、当地にある活火山は近年も地元に大きな被害をもたらした経緯があります。
この島は火山活動が非常に活発で、特にキラウエア火山は1983年からほぼ継続的に噴火。
歴史的には1924年のキラウエア火山の大噴火や2018年の噴火が有名で、これらの噴火では溶岩流が住宅地やインフラを破壊しました。
2018年の噴火では、溶岩流が多数の家屋を飲み込み、道路や電力線を破壊するなど大きな被害をもたらしています。
このことを踏まえたうえで、統計上、火砕流による被害が起こりにくい場所を選ぶことは必須と言えそうです。
。。。
かくして、ここ数日間はハワイ市場についてお伝えしてきました。
ハワイでの不動産投資には多くの利点と課題があります。
おさらいとなりますが、観光需要の高さが最大の利点です。
年間を通じて多くの観光客が訪れるため、賃貸需要が非常に高く、短期レンタル市場で高い賃料収入が期待できます。
さらにハワイの不動産価値は安定しており、長期的には資産価値の上昇も見込まれます。
税制面でも有利な点が多く、減価償却や経費計上の面で投資家にとってメリットがあるのです。
その一方で初期投資が高額であることは大きな課題です。
ハワイの不動産価格は非常に高く、購入にはかなりの資金が必要となります。
自然災害のリスクも無視できません。
ハリケーンや津波、火山活動などのリスクが高く、これに対する保険料も高額になることが多いです。
さらに複数のユニットを管理するための管理業務が煩雑で、時間と労力を要します。
この点は管理会社を利用することである程度解消できますが、追加のコストがかかることは必須。
総括すると、ハワイでの不動産投資は観光需要の高さや資産価値の安定性といった大きな利点がある一方で、高額な初期投資や自然災害のリスク、管理の煩雑さといった課題も伴います。
投資を検討するうえではこれらの要素を総合的に考慮し、長期的な視野で投資を検討するようにしましょう。
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