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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
家賃のとりっぱぐれ予防についてお伝えしています。
前回は良質な入居者選びの重要性を強調しました。
経験上、
「スクリーニング基準が高ければ高いほど、滞納の可能性は減少する」
これは事実だと思います。
とはいえ、それならば高いスクリーニング基準を通過した人が決して家賃滞納をしないかといえば、そんなこともないものです。
その意味では完ぺきなシステムとはいかずとも、適切な家賃設定と効果的な支払い方法の導入が同じくらい大切になります。
それはなぜか?
適切な家賃設定は、安定した収入を確保するための基盤となります。
高すぎる家賃は入居者を遠ざけ、安すぎる家賃は利益を損なう…。
このバランスが重要なわけです。
具体的に見ていきましょう。
適切な家賃設定の重要性
まず市場調査から始め、周辺地域の同様の物件の家賃相場を調べます。
オンラインの不動産ポータルサイトや地元の不動産業者からの情報が役立ちます。
この作業は時間がかかりますが、手を抜かないことです。
なぜなら、適切な家賃設定は長期的な収益性に直結するからです。
そして物件の特徴を客観的に評価します。
立地、広さ、設備、築年数など…。
これらの要素が、家賃設定の重要なファクターとなります。
例えば日本でも、駅から徒歩5分の物件と15分の物件では同じ間取りでも家賃が異なるのは当然です。
それと同様に、その地域市場のアクセスの利便性と賃貸価格は無関係ではありません。
そしてここで注意したいのが、個人的な思い入れは置いておくことです。
「リフォームにこんなにお金をかけたんだから…」
という気持ちはわかります。
でも、市場はそれを評価してくれるとは限りませんので、冷静な判断が必要です。
支払い方法
そして家賃を決めたら次は支払い方法です。
「支払い方法の最適化は、家賃の確実な回収に直結」
します。
便利で確実な方法を提供することで入居者の支払い忘れを防ぎ、あなたの手間も省けるやと思います。
もっぱらこの点は管理会社に委ねる部分ではありますが、その仕組みの構造そのものは理解しておきましょう。
具体的にどんな方法があるのでしょうか。
「口座引き落とし」
これは最も一般的で確実な方法です。
入居者の銀行口座から自動的に家賃が引き落とされるので、支払い忘れのリスクが低くなります。
ただし口座残高不足に注意が必要です。
「クレジットカード決済」
も最近増えてきた方法です。
入居者にとっては便利ですが、手数料が発生するのがデメリットです。
誰が負担するか、事前に決めておく必要があります。
「オンライン決済システム」
これはPayPalなどのサービスを利用する方法です。
若い入居者に人気がありますが、こちらも手数料に注意が必要です。
「前払い制度」
数ヶ月分の家賃を前払いしてもらう方法です。
大きな金額を一度に受け取れるメリットがありますが、入居者にしてみれば負担が大きいのがデメリットです。
これらの方法を組み合わせて提供するのも一つの手ですし、入居者に選択肢を与えることで、支払いの確実性が高まります。
値上げのタイミング
ここで、よくある質問にお答えしましょう。
「家賃の値上げはどのタイミングで行うべき?」
これはなかなか難しい問題ですが、基本的には、1年に一度の契約更新時が適切だと思います。
ただし、急激な値上げは入居者の反発を招く可能性があります。
そこでプロパティマネージャーのアドバイスを受けつつ、段階的な値上げを検討するのが賢明です。
そして
「値上げの幅はどれくらいが適切?」
これは市場の状況によって異なりますが、一般的には年間2〜5%程度が目安となります。
ただし長期間値上げしていない場合は、もう少し大きな幅の値上げが必要かもしれません。
「支払い遅延にはどう対応すべき?」
これはなかなか難しい問題ですが、何よりも
「プロパティマネージャーからコミュニケーションを取る」
ことが基本です。
間違っても自分自身がコンタクトをとってはいけません。
そして滞納の理由を聞き、プロパティマネージャーを通して支払い計画を立てるサポートをしましょう。
ただし悪質な場合は、法的措置も検討する必要があります。
ここまでの内容をまとめると、
- 適切な家賃設定の重要性
- 市場調査の必要性
- 物件の客観的評価
- 様々な支払い方法の提供
- 値上げのタイミングと幅
- 支払い遅延への対応
となります。
これらの点に注意を払うことで、家賃の取りっぱぐれリスクを大幅に減らすことができます。
そして何よりも忘れてはいけないのは、
「プロパティマネージャーを通し、入居者との良好な関係性を築くこと」
です。
家賃の支払い云々はビジネスライクに進める話ではありあすが、信頼関係があれば多少の問題は対話で解決できるものです。
。。。
かくして、適切な家賃設定と支払い方法の最適化は単なる金銭的な問題ではなく、人間関係の構築にも深く関わっているのだと思います。
ここでは適切な家賃設定と支払い方法の最適化についてお伝えしましたが、何よりも不動産投資は長期的な視点が必要です。
目先の利益にとらわれすぎず、持続可能な経営を心がけていきましょう。
結果として、それが長期的には大きな利益につながるのです。
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