アメリカ不動産への直接投資、プロ案件への出資で将来の自分基金を着実に育て上げていきましょう。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
自分で物件を売却する方法について、大枠をお伝えしています。
昨日までの流れで、家を売る準備が整いました。
無事に購入者候補が見つかりオファーを自分に届けてくれたのなら、書類も揃い契約書にも全員のサインが入るはずです。
そうすると、次は何をすべきでしょうか?
そう、「タイトル会社に全ての書類を送る」ステージに入ります。
タイトル会社の主な役割について、簡潔にいきましょう。
- タイトルサーチ:物件の権利関係を徹底的に調査します。
- タイトル保険の発行:過去の所有権問題に備えて保険を提供します。
- エスクロー業務:中立的な立場で資金と書類の管理を行います。
- クロージングの実施:最終的な決済の場を設定し、書類の管理を行います。
- 税金や手数料の計算:取引に関わる費用を正確に計算します。
これらの業務を通じて、タイトル会社は取引の安全性を確保しているのです。
すなわち、通常の取引では自分の代わりにリスティングエージェントがタイトル会社とやりとりをしてくれます。
けれども今回はFSBOでオーナーである自分自身が物件を売却するわけですから、タイトル会社とコミュニケーションを取るのは自分自身、ということになります。
そこで契約書には、提出前に重要な日付を記入する必要があります。
それは、「契約締結日」です。
契約締結日とは、「最後の人が契約書にサインした日」のことです。
この日付を、最後にサインした人が記入します。
ここで、テキサス州の面白い決まりをお教えしましょう。
テキサス州の場合、契約締結日は「ゼロ日目」と数えます。
すなわち、全ての期限は翌日から数え始めるということです。
例えば、「3日以内」という期限があれば、契約締結日の翌日が1日目になります。
そこで契約締結日を記入したら、いよいよタイトル会社に書類を送ります。
「どの会社を選べばいいの?」
と悩むかもしれませんが、このあたりは検索で評判の良いタイトル会社を選べばよいです。
いずれにせよFSBOで売却する場合、タイトル会社の選択は特に慎重に行う必要があります。
参考までに、以下のポイントを考慮してタイトル会社を選びましょう。
- 評判と経験:地域での評判や経験年数を確認しましょう。
- 手数料:複数の会社から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。
- コミュニケーション:質問への対応や連絡の迅速さを確認しましょう。
- テクノロジーの活用:オンラインでの書類のやり取りが可能かどうかも重要です。
- 柔軟性:FSBOの売主へのサポート内容を確認しましょう。
これらのポイントを押さえることで、より適切なタイトル会社を選ぶことができます。
迷うようであれば、First American Title系のタイトル会社であれば、間違いはありません。
そして使うと決めたタイトル会社が契約書を受け取ると、次は何が起こるでしょうか?
タイトル会社は即、買主(もしくはバイヤーエージェント)に連絡を取ります。
なぜでしょうか?
それは、手付金とオプション料金を送金させるためです。
「手付金」は、買主が契約を守る意思表示としてお支払いするお金です。
そして「オプション料金」は、買主が一定期間内に契約をキャンセルできる権利のためのお金です。
これらのお金は、どのように支払うのでしょうか。
テキサス州では方法は主に3つあります。
- 小切手
- 銀行振込
- Zoccam(ゾッカム)という送金サービス(ほとんどのタイトル会社は使っています)
Zoccamは、銀行振込なしで安全に電子送金できるサービスです。
ここで重要なポイントがあります。
買主には、「手付金を支払うための期限」があります。
具体的には、「契約締結日から3日以内」に支払う必要があるのです。
3日目が週末の場合は、次の平日まで期限が延びます。
3日以内に間に合わない場合、買主側の過失による契約不履行になってしまうのです。
契約不履行は、取引に大きな支障をきたす可能性があります。
だからこそ、買主はこの期限をしっかり守ることが大切なのです。
ここで、よくある質問にも触れておきます。
Q: タイトル会社の費用は誰が負担する?
A: 通常、売主と買主で分担します。ただし、契約内容によっては、どちらかが全額負担することもあります。事前に買主と交渉し、契約書に明記しておくことが重要です。
Q: タイトルに問題が見つかった場合はどうなる?
A: タイトルに問題がある場合、タイトル会社がその解決方法を提案してくれます。多くの場合、売主が問題を解決する責任を負いますが、状況によっては買主と交渉が必要になることもあります。
Q: クロージングにはどのくらいの時間がかかる?
A: 通常、1〜2時間程度です。ただし、複雑な取引の場合はさらに時間がかかることもあります。事前に十分な時間を確保しておくことをお勧めします。
特にFSBOの場合はこれらの質問に対する答えを知っておくことで、より準備を整えることができます。
そして、タイトル会社の役割は多岐にわたります。
例えば:
- 物件の権利関係の調査
- 決済の管理
- 必要書類の作成と管理
これらの業務を通じて、取引の安全を守ってくれるのです。
ここまでの内容を整理すると、
- 契約書に全員のサインが入ったら、契約締結日を記入
- 全ての書類をタイトル会社に送付
- タイトル会社が買主から手付金とオプション料金を回収
- 買主は3日以内に手付金を支払う必要がある
これらのステップを踏むことで、取引はさらに前進します。
かくして、タイトル会社への書類送付は、家の売却における重要な一歩なのです。
FSBOによる売却について、明日に続けます。
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