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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
先だってFRBが金利を下げに転じたことで、アメリカ不動産市場でも大きな動きが出てきそうです。
昨日もお伝えしたとおり、この流れがモーゲージ金利を順調に下げていくのであれば、にわか需要は増えてくることが予想されます。
そしてそこには間違いなく、自宅を初めて購入する人々も含まれる話です。
実際、初めて家を購入するというのは、人生の大きな決断です。
でも、同時に「どうすればよいのかわからない」と感じる方も多いと思います。
人生で最も大きい買い物であると同時に、その取引は大いに複雑さを伴います。
そこで物件初買いの中でも、カリフォルニア州の場合について、ちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。
カリフォルニア州住宅金融庁(CalHFA)を活用することで、夢のマイホームに一歩近づく方法です。
CalHFAのサポートを受けるための具体的なステップやメリットを見ていきましょう。
CalHFAとは
「CalHFA」は、カリフォルニア州の住宅金融庁の略称です。
州政府肝いりのCalHFAが、カリフォルニアに住む人々に対し、住宅を購入しやすくするためのサポートを提供しているのです。
たとえば、住宅ローンや「ダウンペイメント(頭金)」のアシスタンスがその一例です。
家を購入するとき、通常は「頭金」を支払わなければなりません。
けれどもこの頭金を用意するのがまずもって難しい、という人々が多いのです。
そんなとき、CalHFAはこの「頭金」の一部をカバーしてくれるプログラムを提供しています。
ここはひとつのポイントですが、およそ80年代あたりまでは融資を受けて物件を購入する際に
「頭金は誰が出してもよい」
とされていました。
例えばAさんが頭金を入れて融資を受ける際の、その頭金となる資金は血縁関係でもないBさんが出すことも許されていたのです。
けれども現在の融資条件は厳しく、基本的に自己資金以外は頭金に使うことはできません。
金融機関にしてみれば
頭金も出せない → 貸し倒れリスクが高い
となりますから、頭金は自己資金以外は認めないのが今のスタンダードなのです。
ところがCalHFAの場合、一部とはいえ政府が頭金を出してくれるという、夢のようなプログラム。
ただし、誰でもこのプログラムを利用できるわけではありません。
CalHFAのプログラムを利用するためには、いくつかの条件があります。
たとえば、「年収」や「購入予定の物件価格」に上限が設定されています。
そして本稿の趣旨のとおり、CalHFAによる頭金サポートは「初めて家を購入する方」に限定されることが多いです。
すると
「自分は一軒も購入したことがない」
という場合はもちろん対象ですが、それと同時に二軒目以降であったとしても、厳密な条件は
「過去3年間、自分名義の不動産を所有していない個人」
とされており、言い換えると過去に所有していたとしても、それが3年以上前なら対象に入ることになります。
CalHFAが提供するプログラム
そこでCalHFAのプログラムにはいくつか種類があります。
その中でも、代表的なものは
・CalHFA FHA Loan
・CalHFA Conventional Loan
・CalHFA VA Loan
・CalHFA USDA Loan
です。
これらのローンは、各種「連邦住宅管理局(FHA)」「退役軍人局(VA)」などのサポートも受けられます。
また実をいえば、金利も一般的なローンより「低めに設定されていることが多い」です。
どのローンが自分に合っているのか?という疑問が浮かぶかもしれません。
それは、各ローンの詳細や自分の財務状況によって変わりますので、ここでの詳細は割愛しますが、一つひとつのローンについて詳しく説明を受けるようにしましょう。
家を購入するためのステップ
CalHFAを利用して家を購入するための基本的なステップは以下の通りです。
- カリフォルニア州で承認された「ローンオフィサー」に相談
- 必要な書類を用意し、申請
- 審査が通れば、CalHFAのプログラムを通じてローンの承認を受ける
- その後、実際に物件を選び、購入手続きを進める
- 最終的に、家を購入し、引き渡しを受ける
となり、一番最初に訪れるべきは金融機関です。
CalHFAが頭金出資に特化した支社を抱えるわけではなく、金融機関が手続きを担ってくれるのです。
手続きは複雑に思えるかもしれませんが、経験豊富なローンオフィサーやエージェントと一緒に進めれば、スムーズにいきます。
私(佐藤)もこれまで多くのクライアントをサポートしてきましたが、その中で感じたのは、「初めて家を購入する方にとって、一番の課題は情報の不足」だということです。
「頭金が足りないから購入できない」
ではなく、CalHFAのようなプログラムがあることを知っていれば、話は全く違ってくるはずです。
CalHFAのようなプログラムを活用することで、夢のマイホームは確実に近づきます。
このCalHFAは、初めて家を購入する方にとって「大きな味方」であり、頭金のアシスタンスや低金利のローンなど、利用できるサポートがたくさんあります。
今回はカリフォルニア州の例でしたが、このような自分に合ったプログラムを見つけ、専門家と相談しながら進めることが成功への鍵になると思うのです。
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