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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
今日は、カリフォルニア不動産市場の2025年予測について見ていきましょう。
最近、CALIFORNIA ASSOCIATION OF REALTORS®(C.A.R.)から2025年のカリフォルニア州不動産市場の予測が発表されました。
これにより、カリフォルニアの住宅市場がどう変化していくのか、その動向を把握することができます。
ここでは今後のカリフォルニア市場の変化について詳しくその概要をとらえ、具体的な数値や予測に基づいて、どのような戦略を取るべきかについて考えてみましょう。
カリフォルニア州では、2025年に向けて住宅市場が大きな変化を迎えると予測されています。
特に金利の低下と住宅供給状況の改善が鍵となり、売買が活発になる見込みです。
このような市場の変化は、買い手にも売り手にもチャンスをもたらすことが予測されています。
住宅販売と価格の見通し
2025年において、カリフォルニア州の住宅販売は304,400戸に達すると予想されています。
これは2024年の275,400戸から約10.5%増加するという見込みです。
売買がこれだけ増える背景には、金利の低下が大きく影響しています。
C.A.R.の予測によれば、30年固定金利の住宅ローンの平均利率は、2024年には6.6%と予想されていますが、2025年には5.9%まで低下すると見込まれています。
これにより、特に初めて家を購入する人々にとって、住宅購入が容易になることが期待されているのです。
さらに、カリフォルニア州の2025年の住宅の中央値価格は909,400ドルに達すると予測されています。
2024年の869,500ドルから4.6%の上昇となり、これは2023年の814,000ドルからの増加傾向が続く形となります。
住宅価格が上昇している理由としては、カリフォルニア州における住宅不足と競争の激化が挙げられます。
供給が限定されている中で需要が増加するため、価格は引き続き上昇する見込みなのです。
ローン金利の低下とその影響
そして金利の低下は、2025年のカリフォルニア州住宅市場において非常に重要な要素です。
住宅ローンの金利が低下することで、より多くの買い手が市場に参入しやすくなります。
特に2025年の予測では、30年固定金利が5.9%に低下するとされています。
これは2023年に比べると大幅な低下となり、売り手にとっては「ロックイン効果」(既存の低金利ローンを保持したいと考えるため、新たな住宅への買い替えを控える現象)が解消され、より多くの物件が市場に出てくることが期待されます。
売り手側も金利の低下により、より有利な条件で物件を売却できる可能性が高まります。
特に、金利の低下が進むことで、買い手が増えるだけでなく、競争も激化することが予測されるため、売却を検討している人にとっては好機と言えるのではないでしょうか。
住宅供給の増加と市場への影響
住宅供給も2025年には改善すると予想されています。
C.A.R.の予測によれば、供給が緩和されることで、売り手と買い手の両方にとって市場が活性化すると見られています。
これにより、販売物件が増えることが期待され、2025年の市場では供給が10%以上増加する見込みです。
ただし、これは急激な供給増加ではなく、徐々に市場が回復する形での増加となると予測されています。
それに伴い、2025年には新たに市場に出回る物件が増加することで、需要と供給のバランスが改善され、価格の上昇もある程度抑制される可能性があります。
けれども、カリフォルニア州全体での住宅不足という大きな問題は依然として続くため、価格が急落することは考えにくいと思います。
経済状況と住宅市場の関連
一方で、2025年のカリフォルニア州の経済成長率は、1.1%にとどまると予測されています。
これは2024年の1.9%から低下する見込みであり、成長のペースがやや鈍化することが予想されます。
経済の成長が緩やかになる一方で、失業率は5.6%とわずかに上昇する見通しです。
経済の動向が住宅市場に与える影響は限定的ではありますが、低金利環境と需要の堅調さが住宅市場を支える形になりそうです。
また、インフレーション(物価上昇率)は2025年にはさらに低下し、2.0%になると予想されています。
これは2024年の2.9%からの低下であり、物価が安定することで、住宅ローン金利の低下が促進される可能性があります。
このような経済の動向は、住宅市場の成長を下支えし、売買が増加する要因となるように思います。
。。。
かくして、2025年のカリフォルニア州不動産市場は金利の低下と住宅供給の増加により、売買が活性化する見通しです。
売り手にとっては、金利の低下に伴い「ロックイン効果」が緩和され、より多くの物件が市場に出ることで売却のチャンスが広がります。
その一方、買い手にとっても、低金利環境と供給の増加により、より多くの選択肢が提供されるため、2025年は住宅購入を検討する良いタイミングとなるのではないでしょうか。
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