昨年以来、米ドルで資産運用を志す方々からのコンサルティング依頼が急増しています。
弊社ではアメリカ不動産コンサルティングに加え、州規制当局に登録されるRegistered Investment Advisor (RIA)としてアメリカ国内での資産運用全般のコンサルティングも提供しており、内容は不動産投資以外となりますが、初心者の方々からのご質問を総括する意図で株や債券に関するまとめ記事を1月7日から期間限定であげさせて頂きます。
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謹賀新年、明けましておめでとうございます!
昨年2024年も変化の激しい年でした。
個人的にも大きい変化があり、新しい会社も設立し、その始動にせわしく動いた一年となりました。
この新会社は私(佐藤)のアメリカ不動産ブローカーとしてのキャリアの最終章の始まりともいえるもので、いよいよ向こう10年の基盤が整い始めたことを嬉しく感じています。
本年2025年はその基盤が完成する年であり、図らずもアメリカという国でスタートした人生のキャリアが予想もしない展開で最終章に向かい始めています。
世の中の変化はいよいよ激しく、特に昨年はchatGPTを始めとするAI技術の消費者向けサービスが咲き乱れ始めた年でした。
生成AIなる言葉が誕生し、その研究開発はディープクリーニング技術を発端に加速し、ついに専門家のみならず一般消費者でも使えるAI技術が一気に噴き出てきたのです。
「変化はコントロールできない。
できるのは変化の先頭に立つことだけ。」
というドラッカーの言葉どおり、世の変化なるものは誰もコントロールすることは出来ません。
AI技術もその典型例であり、誰が何と言おうともその流れは不可逆的に動くことはありえず、私たちにできるのは変化の先頭に立つことだけです。
もちろん世の技術なるものにはそのすべてに表と裏、陽と陰があります。
それは車であればスマホであれ等しく、そこには利便性と同時に独特な危険性も伴うものです。
AIもまた人類に利便性をもたらすと同時に危険性をはらむのも事実。
けれども過去の技術がそうであったように、人類にできるのは変化を受け入れ、かつその変化からもたらされるリスクを極小化していくことだけのように思うのです。
その意味ではAI技術の台頭もいち早く、アメリカ不動産市場に利便性をもたらし始めています。
私(佐藤)自身もAI技術のおかげで生産性ははるかに向上したのが2024年でした。
余談ながら、個人的にはその生産性の高まりから生じた余分な時間を
「さらに多くの仕事に充てる」
ということはせず、意識して余分な時間は
「家族に使う」
という風に心がけてきました。
余分な時間を自分の時間に充てた結果にどうなったかといえば、興味深いことに「人生の拡充とビジネスの将来性が飛躍的に高まった」のです。
このことは自分にとってもかなり印象深く、AI技術を個人の能力の拡張技術として生かした結果に生じた余暇をライフスタイルに振り向けたところ、精神的な幸福度の向上と同時にビジネスまでも急角度で上昇し始めたのでした。
なぜそんな結果になったのか、正直なところ自分に対しても論理的に説明できるに至っていません。
けれどもおそらくはこれこそが技術革新がもたらすべき幸福のような気がしますし、貪欲に生き続けるよりも身の回りに意識を振り向ける方がかえって経済的潤いにつながることは間違いないようなのです。
売買環境がより整う年
その一方でアメリカ市場に目を振り向けると、この2025年もやはり金利が大きなカギを握りそうです。
2025年の金利は2024年末からの上昇傾向が緩やかに収束し、徐々に低下していくと予想されています。
2024年末時点で6.6%程度と見込まれる30年固定金利は2025年を通じて段階的に下がり、年末には6.35%程度に達するとの予想です。
この背景には経済の安定化やインフレ率の低下、そして連邦準備制度(FRB)による金融政策が影響してくると思われます。
特に2025年初頭から中頃にかけては金利が比較的安定した水準で推移し、住宅ローン市場においてリファイナンスや新規購入の需要が再び高まる可能性が高いのではないでしょうか。
結果として2025年の住宅ローン金利は2024年のピークから穏やかに低下し、借り手にとってやや有利な環境が整う年になると期待されます。
そして日本市場に関わる人々、あるいは日本国内の投資家にとって気になるのは、やはり米ドルと日本円の関係ではないでしょうか。
円安・円高の動きは誰にも正確な予想は出来ませんが、少なくとも円安傾向が続く間は日本国内の資金を米ドルに換えることは避ける絵傾向が続くことは否めません。
その一方で、米ドルを日本円にもってくる動きは本年も昨年に引き続き活発になるのではないでしょうか。
特にモーゲージ金利の動きを受け、予想通りに金利が落ち着き始めるとすれば、アメリカ国内に埋もれる隠れ需要はいよいよ表に出てくるはずです。
「家賃高すぎ」
「これなら家を購入してモーゲージ返済の一部をエクイティにした方がマシ」
そんな風に思う米国市民は多く、事実、昨年も少し金利が下がっただけでローン申し込みが急激に増えた動きからも確かな隠れ需要があるのです。
その隠れ需要が表に出てきがちな流れを受け、
「2025年に賃貸物件を売却したい」
と考える投資家にとっては好機になりそうです。
特にアメリカ不動産価格は近年、コロナ以降に大きく上昇してきました。
多くの市場でその勢いが止まっているように見受けられ、大きく下がりはしないものの、高止まりの様相を見せています。
ということは、金利が落ち着くと間違いなく増えてくる需要を受け止めて
「高止まりした物件価格を刈り取る好機」
となる見込みが高いのです。
事実、その動きを読んで昨年末から物件売却の動き出した方々は数多くいらっしゃいます。
昨年は市況を静観する方々が多くいらっしゃいましたが、本年からは売買ともにいそがしい一年となりそうです。
新会社を完全に軌道に乗せると同時に、法人・個人投資家の皆様の資産形成をワンランク・ツーランク上に持ち上げる2025年にしていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2025年元旦
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