こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
特別企画として、アメリカ投資全般についてお伝えしています。
今日は、英語での投資用語について触れておきたいと思います。
ここではとりわけアメリカ不動産投資にちなんだ投資用語になりますが、不動産投資には大きく分けて2つのスタイルがあります。
それは「パッシブ投資(Passive Investing)」と「アクティブ投資(Active Investing)」です。
パッシブ投資(Passive Investing)とは、投資家が直接手を動かさなくても利益を得られる方法のことです。
たとえば、REIT(不動産投資信託)や不動産リミテッドパートナーシップ(DPP)がこれに該当します。
こういった投資では運営や管理の手間が一切かからず、専門家や企業がすべてを代行してくれるのが特徴です。
そのため、
「投資に積極的に取り組みたいけれども、時間がない」
という、忙しい人や初心者にとって非常に取り組みやすい方法と言えると思います。
そして具体的な税制についてですが、パッシブ投資(Passive Investing)による所得は、「パッシブインカム」、つまり受動的所得として分類されます。
この所得は通常の所得と同じ税率で課税されます。
また損失については「パッシブ損失」として計上され、パッシブインカムの中でのみ控除が可能です。
その一方で、アクティブ投資(Active Investing)とは、投資家自身が運営や管理に深く関わる投資手法になります。
具体例としては賃貸物件の管理や修理、テナント探し、さらには物件を購入して修繕し、転売する(いわゆるフリップ)といった活動が挙げられます。
このような直接的な投資方法では、かなりの労力と時間を必要とするものです。
とはいえ自由度が高く、自分のアイデアやスキルを活かせる楽しさもあります(なので佐藤もやめられません)。
そしてアクティブ投資(Active Investing)における税制ですが、たとえば、あなたがフリップを繰り返し行うとします。
その活動がビジネスと見なされるレベルになると所得や損失は単なる投資ではなく、ビジネス所得として扱われる可能性があります。
その場合は損失を通常の所得から控除することができるため、税制上のメリットが生まれることもあるのです。
とはいえこの分野の税制は非常に複雑で深い知識が求められるため、専門家に相談するようにしましょう。
ちなみに、
「パッシブ投資(Passive Investing)とアクティブ投資(Active Investing)、どちらが初心者向けですか?」
となると、これは投資家本人のライフスタイルや投資にかけられる時間、そして目指すリターンに大きく依存するかと思います。
もし時間に余裕がなく、安定したリターンを得たいのであればパッシブ投資(Passive Investing)が適しています。
その一方で時間と労力を費やしてでも大きな利益を狙いたい方には、アクティブ投資(Active Investing)が良いです。
そこで具体的にどんな例があるのかといえば、パッシブ投資(Passive Investing)の例として、リート(REIT)では分散投資が可能で、小額から始められる利点があります。
直接参加型投資となるDPPでは、プロジェクトごとに異なるリターンやリスクを選べる柔軟性があります。
アクティブ投資(Active Investing)では築古物件を購入し、DIYでリフォームして価値を高める方法があります。
この場合は物件の選定や修繕計画、さらには販売戦略まで、投資家としての判断が求められるわけです。
。。。
かくして、不動産投資には多様な選択肢があることが分かります。
まとめると、
- パッシブ投資(Passive Investing): 労力が少なく、安定的な収益を得やすいが、リターンは限定的。
- アクティブ投資(Active Investing): 労力とリスクが高いが、リターンを大きくする可能性がある。
どちらを選ぶにしても、まずは自分の目的と状況を明確にすることが大切です。
明日に続けます。
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