こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
最新の情報で
「月々の住宅ローン支払いが最も安い10州」
が出されました。
現在の住宅ローン金利は7%前後で推移していますが、月々の支払い額は州によって大きく異なります。
結論からお伝えすると、現時点ではウェストバージニア州が全米で最も安い住宅ローン支払い額を誇っているようです。
ウェストバージニア州では住宅ローンの中央値が月々1,838ドル。
このデータはRealtor.com®が提供したもので、金利6.96%の30年固定ローンを基に算出されています。
そこで最低支払い金額のトップに入った10の州と、それぞれの不動産市場の特徴を見てみましょう。
順位 | 州名 | 住宅ローン支払い | 住宅価格中央値 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
1 | ウェストバージニア州 | $1,838 | $249,000 | 全米で最も住宅価格が安い州。山岳地帯が多く、地域経済は鉱業と農業に依存していますが、不動産需要は安定しています。 |
2 | オハイオ州 | $1,864 | $252,500 | 工業地帯が多く、中西部の主要都市が点在。不動産価格は安定しており、経済的に手頃な住宅が多いことが特徴です。 |
3 | ミシガン州 | $1,983 | $268,700 | 自動車産業で知られる州。デトロイト周辺の都市部と湖沿いの地域で異なる不動産市場がありますが、全体的に手頃な価格帯です。 |
4 | ルイジアナ州 | $2,029 | $274,950 | 南部特有の文化と景観が魅力。不動産市場はニューオーリンズなど都市部での観光需要もあり、価格は比較的安定しています。 |
5 | アイオワ州 | $2,058 | $278,850 | 農業が中心の州で、広大な土地を背景にした手頃な一戸建て住宅が多いのが特徴。不動産市場は地域経済に支えられています。 |
6 | インディアナ州 | $2,066 | $279,900 | 中西部の主要都市インディアナポリスがある州。手頃な価格帯の住宅が多く、家族向け物件の需要が高いです。 |
7 | カンザス州 | $2,094 | $283,712 | 農業地帯で広大な平野が広がる州。都市部では価格が上昇傾向にあるものの、全体的にリーズナブルな不動産市場です。 |
8 | ミシシッピ州 | $2,136 | $289,450 | 歴史と文化が豊かな南部の州。不動産価格は手頃で、観光業の影響も見られる一方、地域によっては市場の成長が鈍化しています。 |
9 | ミズーリ州 | $2,140 | $289,900 | ミシシッピ川沿いの都市部と農村地帯で価格が異なりますが、全体的に中所得者層に優しい不動産市場となっています。 |
9 | オクラホマ州 | $2,140 | $290,000 | 石油産業で知られる州。不動産市場は堅調で、都市部での開発が進む中、住宅価格はまだ手頃な範囲に収まっています。 |
10 | アーカンソー州 | $2,148 | $291,000 | 自然豊かな南部の州。手頃な価格の住宅が多く、不動産市場は緩やかな成長を続けています。 |
全体の平均的な住宅ローン支払い額は月々$2,971ですが、ハワイ州は最も高額で$5,904。
次いでマサチューセッツ州が$5,406で、カリフォルニア州が$5,277となっています。
こうしてみると、やはり毎月の支払額が安いのは中西部の地域に集中していることが分かります。
このあたりは日本も同じですが、都市部よりも田舎の地域の方が物件価格は安い傾向にあり、結果として毎月の支払額も低くなるわけです。
米国で暮らし、かつ場所を問わずに仕事ができる方々は上記の州を中心に自宅を探してもよいかもしれません。
今の時代、暮らしの利便性に都会と地方とで大きく差はありませんから、それならば地方の方が生活の質を上げる意味でも有利とすら思えるのです。
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