こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
先日に引き続き、今回のロサンゼルス近郊の大火で被害を受けた方々を対象とする情報提供となります。
先日のロサンゼルスを中心とした山火事による被害を受けた方々に向けて、モーゲージの支払い猶予(Mortgage Forbearance)の措置が発表されました。
周知のとおり、先日の山火事では多くの住宅や財産に甚大な被害をもたらしました。
その結果、多くの方が予期せぬ経済的困難に直面しており、日々の生活が大きく影響を受けています。
こうした状況を支援するために、今回被害に遭われた方々を対象にモーゲージの支払い猶予(Mortgage Forbearance)制度が用意されています。
モーゲージの支払い猶予(Mortgage Forbearance)とは
当ブログでは数年前のパンデミックの時期にもお伝えしましたが、モーゲージの支払い猶予(Mortgage Forbearance)とはそのまんま、モーゲージ支払いを一時的に猶予してもらう制度です。
今回の場合、火災やその他の二次災害で生活が困難になった場合、ローンの借入先(Lender/Servicer)に連絡することで支払いを一時的に止めたり減額したりすることが可能です。
被害を受けた住宅所有者が少しでも安心して生活を立て直せるようにするわけです。
そしてこのような措置が準備されたのなら、困難に直面している方々は早めに行動された方がよいです。
モーゲージ支払いは何も行動を起こさなければ待ってはくれませんし、それでなくとも各ローンサービス会社が提供する猶予オプションや手続きが微妙に異なるため、その適用に時間がかかる場合があります。
そのため、今回の大火をもって困難に直面されている場合、すぐに借入先に連絡しましょう。
「どのように連絡を取れば良いのか?」
といえば、直接連絡するだけでなく、C.A.R. (California Association of Realtors) が提供するサポートも活用できます。
具体的には、C.A.R.’s Transaction Rescue Hotlineに電話するか、電子メール(TransactionRescue@car.org)で問い合わせることが可能です。
さらに、オンラインでチケットリクエストを送信することもできます。
URLはこちら: www.mortgage.car.org
このような専門的なサポートを利用することで、スムーズに手続きを進められます。
加えて、差し押さえ一時停止(Foreclosure Moratoriums)にも触れておきます。
これは差し押さえを一時的に停止する制度ですが、例えば、FHA、Freddie Mac、Fannie Maeといった政府系モーゲージの場合、最長で12カ月間の支払い猶予がペナルティなしで提供される可能性があります。
これも、借入先のサービス会社を通じて手続きが行われます。
「具体的に何をすれば良いのか?」
まず、借入先に直接電話して相談しましょう。
その際に現在の状況や収入の変化、また災害の影響などを正直に伝えることが重要です。
また、猶予期間が終了した後の返済計画についても確認しておくと安心です。
1. 困難に直面したら、すぐに行動
2. C.A.R.のような専門機関や不動産エージェントを活用することで、手続きが円滑に
3. 猶予期間後の計画を立てる
これらのステップで、その後の返済についても計画を立てていきましょう。
この手の制度は、特に今回のような大規模な災害の影響を受けた方々にとって、その生活を守るための重要な手段です。
必要なサポートを活用し、早めの対応を心がけることで、今回の困難も乗り越えやすくなるはず。
また被害を受けた方でお困りの方は、弊社にもどうぞ遠慮なくお問い合わせください。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。