こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
かくして今回は、全米で最も急成長を遂げているテキサス州プリンストン市について取り上げてみたいと思います。
プリンストンは2023年7月から2024年7月にかけて人口が30.6%も増加し、37,000人未満の都市でトップになりました。
そこで投資家として注目すべきポイントを整理します。
- 人口増加率:30.6%(前年同期比)
- 住宅リスト価格の中央値:337,000ドル
- 新規住宅リスティング:前年比+72.9%(4月時点で330戸)
- 建設パイプライン:約10,000戸
この成長を支える要因の一つは、ダラス北部へのアクセスです。
プリンストンはダラス中心部から約40マイル、プラノやフリスコといった雇用拠点への通勤が可能な位置にあります。
当地の中間リスト価格は$337,000 と、ダラス($437,000)、アレン($549,700)、マッキニー($550,000)、プラノ($556,000)、フリスコ($727,000)を大きく下回ります。
このような手頃な価格帯で新築物件を取得したい投資家にとって魅力的です。
またプリンストンは学校評価が高く、Lavon Lakeなどレクリエーション施設も充実しています。
若年層のプロフェッショナル系が多く移住しており、中間世帯収入は約$90,809、中間年齢は33.2歳と、経済的にもアクティブです。
この背景から、賃貸需要や転売益の期待が高まります。
ただし、プリンストンでは昨年に住宅開発のモラトリアム(建設一時停止)が実施されました。
理由はインフラ整備(上下水道、道路、公園拡充)の時間確保が目的で、商業ビルは対象外でした。
何か問題があったわけではなく、成長しているからこそのインフラ整備なわけですが、これがきっかけで近隣のAnna、Celina、Melissaへの物件シフトも始まっています。
。。。
かくして、テキサス州を狙う投資家の皆様はプリンストンと合わせて周辺タウンの開発動向も見ておくとよいと思います。
例えばCelinaは18.2%、Annaは14.6%の人口増が見られ、価格帯や利回りが異なります。
このあたりが地域分散のポイントになります。
興味のある方は、プリンストンの新築物件だけでなく、中古リノベーション案件や近隣タウンの未開発地も検討してみてはいかがでしょうか。
おそらく、この手の急成長市場を取り込むチャンスは今です。
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