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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
2025年、アメリカの不動産市場でラグジュアリーホーム(高級住宅)の現金一括購入が大きく増えているようです。
このトレンドを詳しく見ていきましょう。
Coldwell Bankerの『2025 Mid-Year Report』によると、ラグジュアリー市場の不動産専門家200人以上にアンケートを実施したところ半数以上が
「富裕層による現金購入が増えている」
と回答したとのこと。
現金購入が「やや増加した」と回答した人は34.1%、「大きく増加した」と答えた人は16.6%でした。
なぜ現金購入が増えているのか?
理由は明確で、高い住宅ローン金利を避けるためです。
全米不動産協会(NAR)のチーフエコノミストLawrence Yun氏は
「高い金利で住宅ローンを借りる魅力が薄れ、富裕層は資産の一部を売却して現金で購入する方向に動いている」
とのコメント。
実際に多くの富裕層は、個人の貯蓄、株式、または別の不動産売却によって得た資金を住宅購入に充てているようです。
また現金購入を選択する理由は、不動産の安定性とインフレへの対抗手段としての魅力にあります。
「経済や地政学的な不確実性が続く中で不動産は抗脆弱性を持つ資産として評価され、長期的なインフレヘッジとしても最適」
というわけで、富裕層が不動産に投資する動機は「資産を守り、増やすため」ということになります。
さらに、富裕層の住宅購入における志向にも変化が見られます。
単に豪華さを追求するだけでなく、「戦略的な購入」を行い、外観の完璧さよりも「価値を創造する要素」(例えば、価格の妥当性、税制優遇、投資ポテンシャル)を重視する傾向が強まっているようです。
Coldwell Bankerの報告では、「スマートバイヤー」(賢明な購入者)の増加が予測されており、投資において「贅沢さよりも判断力と戦略」が重要視されるようになっているのです。
また、この動きは富裕層の中でも超富裕層(米国では資産3000万ドル以上)から資産100~500万ドルのいわゆる「アスピレーショナルバイヤー(上昇志向の購入者)」まで、幅広く見られています。
ただし、一部のアスピレーショナルバイヤーは経済的不確実性を前に慎重になっています。
具体的な市場データを見ると、ラグジュアリー一戸建て住宅の販売は前年同期比で1.7%増加し、販売価格も1.8%上昇しました。
一方で集合住宅の販売件数は8.1%減少したものの、価格は8.4%上昇しています。
また住宅供給が大きく改善し、ラグジュアリー一戸建ては19.6%、集合住宅は14.8%増加しました。
全米で見ても住宅供給は増加傾向で、2025年5月には住宅物件数が100万件を超え、2019年冬以来の水準となりました。
かくして、2025年の不動産市場では富裕層の戦略的な現金購入がトレンドとして定着しつつあるようです。
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