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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
今日は「クレジットスコアが2年連続で下落している」というニュースについて、触れておきたいと思います。
この背景にはアメリカの高金利、物価高、そして学生ローンの返済再開が大きく関わっています。
クレジットスコアはアメリカでの生活や不動産取引に直結するため、特に米国で暮らす日本人の方にとっても知っておくべきテーマです。
FICOの最新レポートによると、2025年の全米平均クレジットスコアは715。
2023年の718、2024年の717からさらに下がり、2年連続の減少となりました。
スコアの範囲は300から850ですが、715は「良好(Good)」に分類されます。
ただし平均が下がっているという事実は、多くの人が返済や借入れに苦労している証拠でもあります。
なぜスコアが下がったのか。
そこには大きく3つの要因があります。
- 高金利とインフレによる生活費の上昇
- クレジットカード利用残高の増加と延滞件数の増加
- 学生ローンの延滞が再び信用情報に反映されたこと
特に学生ローンは影響が大きいです。
パンデミック中は返済猶予があり、延滞は「返済中」と扱われていました。
その結果、多くの借り手のスコアは一時的に改善していたのです。
けれども2024年9月で救済措置が終了。
それ以降、返済が遅れた場合はすぐに信用情報へ反映され、スコアの急落を招きました。
ニューヨーク連銀によると、最大で900万人の借り手が「大幅なスコア低下」に直面する可能性があるとされています。
その一方で、すべての人が苦しい状況ではありません。
株式市場や不動産市場の好調により、資産を増やしている層も存在します。
言い換えると、「高スコア層と低スコア層が増加し、二極化が進んでいる」ともいえるわけで、経済の「K字回復」の縮図がクレジットスコアにも表れているのです。
資産を持つ人はさらに強くなり、そうでない人は借金や延滞に追い込まれる。
この格差は今後さらに拡大する可能性があります。
クレジットスコア低下で派生する負担
クレジットスコアが低下すると、実生活で大きな負担がかかります。
- クレジットカードの利用限度額が下がる
- 新規ローンの金利が高くなる
- 場合によってはローン自体が承認されない
特に住宅ローンの金利差は数十年単位で見ると非常に大きく、ある調査によれば「Fair(580–669)」から「Very Good(740–799)」へ改善するだけで、住宅ローンやクレジット全体で39,000ドル以上節約できるとの試算があります。
つまり「悪いスコア」は何十万円、何百万円単位の損失につながるのです。
では、どうすれば改善できるのでしょうか。
この点はFICOは以下の基本ルールを強調しています。
- 毎月の支払いを必ず期限内に行う
- クレジットカードの利用率を30%以下に抑える
- 必要以上の新規クレジット申請をしない
特別な裏技はありませんが、コツコツ積み上げることが最も効果的です。
スコアは「動的(dynamic)」に変化するため、改善に取り組めば数か月で結果が出るケースも少なくありません。
そして不動産購入を考える方にとって、この話はとても重要です。
なぜなら、ローンの金利条件はクレジットスコアに直結しているからです。
同じ物件を買う場合でも、スコア次第で月々の返済額が数百ドル単位で変わることがあります。
たとえばスコアが740以上あれば「最優遇金利」に近い条件で借りられる可能性が高まります。
反対に600台前半になると金利が跳ね上がり、購入自体が難しくなることもあるのです。
。。。
かくして、クレジットスコアはアメリカ生活における「目に見えない資産」と言えます。
数字は小さな変化に見えても、将来の資産形成に大きな影響を与えるのです。
興味のある方は、以下のサイトでクレジットスコアやクレジットレポートの確認ができます。
- AnnualCreditReport.com
アメリカ政府が認める唯一の公式サイト。年1回、Equifax・Experian・TransUnionの3社から無料でクレジットレポートを入手可能。 - Credit Karma
無料でスコアの目安を確認できるサービス。日常的に変動をチェックしたい人向け。 - Experian(公式サイトまたはアプリ)
スコアの確認だけでなく、モニタリング機能や有料の詳細レポートも提供。 - Equifax(公式サイト)
レポートの提供に加え、ID盗難防止サービスやモニタリング機能も利用できる。 - TransUnion(公式サイト)
クレジットスコアやレポートの確認に加え、借入れやカード申請に役立つ分析ツールを提供。
この中では 「AnnualCreditReport.com」 が最も信頼性が高く、制度上も必ず年1回無料で利用できます。
一方で、日常的なモニタリングや手軽さを重視するなら Credit Karma が便利です。
ご自身のニーズに応じて検討してください。
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