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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
家を売ろうと思ったとき、まず知っておくべき数字は
「自分の家はいくらで売れるのか?」
という価格です。
この数字を正確に把握していないと売り出し価格を誤り、チャンスを逃してしまうことがあります。
また今すぐ売るつもりはなくても
「自宅の資産価値がどのくらい上がっているのか」
を知ることは、今後の資産運用を考えるうえでも大切です。
では、どうやって自分の家の「本当の価値」を知ることができるのでしょうか?
オンライン査定の落とし穴
最近ではRealtor.comなどのサイトで住所を入力するだけで、数秒で家の推定価格を表示してくれる無料ツールが増えています。
これらの自動査定ツールは周辺の売買事例や広さ、築年数などのデータをもとにAIが算出してくれるため、手軽に参考価格を知ることができます。
けれどもこれらの数字はあくまで「目安」に過ぎません。
実際の売却価格は、地域特有の要因や物件のコンディション、リフォーム履歴など、データには反映されにくい要素によって大きく変わります。
その為、より正確な価格を知りたい場合は地元の不動産エージェントによる「比較市場分析(CMA)」を依頼するのが最も確実です。
不動産エージェントが価格を算出する方法
エージェントは、過去90日以内に売却された近隣の類似物件(コンプス)を基に査定を行います。
例えば同じ地域で部屋数や面積、築年数が近い物件の販売価格を数件ピックアップし、その平均値を算出するのです。
同時に敷地の広さや角地かどうか、眺望や学区などの条件も加味して調整します。
もしあなたの隣の家が40万ドルで売り出されているのに自宅を50万ドルで出したいなら、その違いを合理的に説明できる理由が必要です。
そうでなければ、価格を下げるべきタイミングを見極める必要があります。
価格設定のちょっとしたコツ
買主が物件を検索する際、多くの人は「45万〜50万ドル」といった価格帯で絞り込みます。
そのため家の市場価値が503,000ドルだとしても、あえて500,000ドルで出す方がより多くの目に留まる可能性があります。
また、999,000ドルのような中途半端な数字で出すのは避けた方が良いと思います。
スーパーの値札のような心理効果は、住宅市場では通用しないからです。
この場合は「1ミリオン」と切りの良い数字の方が、むしろ印象が良い場合が多いのです。
感情ではなく、数字で判断する勇気
家は単なる資産ではなく、思い出の詰まった場所です。
そのため、多くの売主が「自分の家はもっと高く売れるはず」と感じてしまいます。
けれども買主にとってはあくまで「市場にある一つの選択肢」であり、感情は通じません。
またリフォームをしたからといって、その全額が価格に上乗せされるわけでもありません。
一般的に改修費用の投資回収率(ROI)は平均64%とされ、全額が返ってくるケースはまれです。
たとえばキッチンのリモデルに2万ドルかけても、売却時にそのうち1万3千ドル程度しか評価されない、というのが現実です。
。。。
これらを踏まえ、市場価格よりも高く設定すると家は長期間売れ残るリスクがあります。
30日以上も売れないままだと買主の間で「何か問題があるのでは?」という不信感が生まれてしまいます。
その結果、後で大幅な値下げを強いられ最終的に市場価格を下回ることすらあります。
逆にあえて低めに価格設定して「競り合い」を狙う戦略もありますが、それも万能ではありません。
買主がその価格を「正しい市場価値」と誤解し、期待したほどの入札が集まらないこともあります。
とどのつまり、理想的なのは感情でも希望でもなく「市場が正しく評価する価格」で売り出すことです。
そのためには、データと現場感覚の両方を持つ不動産エージェントのアドバイスが欠かせません。
オンライン査定を参考にしつつも、最後は専門家と一緒に「売れる価格」を見極める。
これが、賢い売却の第一歩になります。
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