FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
アメリカで「仕事どころ」と「暮らしどころ」のバランスが取れた都市を順位別にご紹介するシリーズ。
本日で最後です。
9位 ウィスコンシン州マディソン市
中間物件価格:$309,800
失業率:2.8%
世帯収入中間値:$70,042
9位はウィスコンシン州マディソン市です。
ここマディソン市はウィスコンシン州の州都ですが、このマディソンほど全米の中でも仕事と暮らしの両面でバランスが取れやすい州都はそう多くはないものです。
労働者階級と知識階級の双方がバランス良く市の中心街で働いており、そこには辺な差別意識など皆無に近く、古き良き時代のアメリカそのものを思わせます。
スペクトラム ブランズ (家庭用品)
アライアント エナジー(電気・天然ガス)
等の大企業も本社を据え、ここに加えてヘルスケア分野の企業も数多く誕生しているのがマディソン市です。
このようなマディソン市の安定した雇用機会は数字でも証明されており、マディソン市の失業率は現時点で米国平均以下となる2.8%ですから驚きです。
マディソン市は決して大都会の部類に入るわけではない、比較的北部の田舎の都会という感じですが、そのような場所でこれだけの雇用が確保されているのは特筆するべき事実。
そしてこの雇用機会をより安定したものとしているのが、住宅環境ということになります。
このウィスコンシン近辺はダウンタウンを中心に、その物件価格が全国平均と比べると実に安いのです。
市の中心から郊外まで広がる一戸建て住宅はこの地方に典型的に見られるような小ぶりな平屋。
ダウンタウンからほんの数分郊外に出ると、そんな家族で暮らすには十分な平屋の一戸建てが$269,000からあります。
更にはややハイエンド向けであったとしても、ダウンタウンど真ん中に建つリノベーションされたピカピカのコンドミニアムが$300,000以下で購入できるという住宅環境なのです。
極めて低い失業率の安定した雇用機会に恵まれた街。
全米平均からすると一戸建てでもまだまだ安い街。
そんな絶妙なバランスをもとウィスコンシン市は必然的に街で暮らす人々も心穏やかな人々が多く、街全体の雰囲気を温厚にさせています。
「仕事どころ」と「暮らしどころ」のバランスの意味では数字的には全米9位ではあるものの、生活してみて一番安心感を覚えるのは案外このウィスコンシン市かもしれません。
10位 ジョージア州アトランタ市
中間物件価格:$330,000
失業率:4%
世帯収入中間値:$65,167
「仕事どころ」と「暮らしどころ」の両方を併せ持つ全米都市10位の中で最後につけたのは、ジョージア州アトランタ市です。
今このアトランタ市では非常に面白い現象が見られています。
街の発展に見切りをつけて数年前に街を引っ越したものの、仕事の好条件を理由にアトランタに戻ってくる人々が増えているのです。
元々アトランタ市は南部の経済圏としては底力の強さを持っていました。
それがここ数年はダウンタウンを中心に経済力の中心となる企業群の誘致に更に努め、地盤を着実に固めてきていたのです。
アトランタ市に本社を据え置く有名企業としては
ホームデポ(ホームセンター)
コカ・コーラ(飲料メーカー)
ターナーブロードキャストシステム(CNNも所有)
等が名前を連ね、これに続いて近年整えられたビジネス環境の中で起業家による新興企業がタケノコのように現れています。
ニューヨークやシカゴのように大都会ではないけれども、そのワンランク下にちょうど程よく収まる都会。
そんなアトランタ市は「ホットランタ(この場合のホットはスラングでセクシーのニュアンス)」と呼ばれるにふさわしい街として魅力を集め、若者にとってもナイトライフを楽しめる都市として人気があります。
また住居としては、ダウンタウンを中心に働く人々にとって人気があるのは中心地から東側に位置し、歴史地区にも指定されているキャベッジタウンです。
ここにある建物はそれこそ歴史的な古い建物がそのままの形を残すように使われており、南部の良い風情を味わうことが出来ます。
1ベッドもしくは2ベッドルームが$300,000からと今回の絶妙なライフスタイルシリーズでは最も高額にはなりますが、それでも全米平均には届かないレベルでの物件購入が可能なのです。
また前述のように準大都会がもたらす安定した雇用が、そのレベルの住居を普通に持つことを可能にしています。
まとめ
ここ4日間に渡り、シリーズで「絶妙なライフスタイルが期待できる都市」についてお伝えさせて頂きました。
この場合の絶妙なライフスタイルとは「仕事どころ」と「暮らしどころ」の両方を併せ持つ都市の意味ですが、心急かされることなく安定した仕事につき、かつ暮らすにしても高い家賃にアップアップする必要のない暮らしどころはこのようにまだまだあります。
今回1位につけたシカゴのような大都会から9位のマディソン市のような地味な都市まで、その選択肢は様々です。
個人的にいえば、物件を購入するのであれば投資用なら中部の方が安定しやすいとは思いますが、自身の住居であればシカゴやアトランタのような都市レベルでもよいように思います。
価格調整により暴落の可能性があったとしても長期的にはその価格は戻ってくる可能性が高い為、自分自身が長期的に暮らす目的で購入するのなら問題はないからです。
あなた自身は、もし自分がアメリカで暮らすとすればどの都市を選ぶでしょうか?
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。