FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
不動産投資の一番のキモは、何よりも不動産管理にあります。
私たちセールスエージェントが登場するのは
物件購入時(入口)
物件売却時(出口)
の2回だけですから、ある意味瞬間風速のような存在です。
物件取得については
・物件選び
・ローン審査
・物件権利調査
・物件調査
・修繕交渉
・クロージング
等の過程を経る上ではそれなりの苦労があります。
また物件売却時には
・修繕
・ステージング
・マーケティング
・価格交渉
・修繕交渉
・クロージング
等をある程度買い手のペースに合わせて、ある時は振り出しに戻りながらようやく売却にこぎつけます。
けれども、1つの物件に対する不動産投資行為において利益を確定する際に大切な要素が時間軸的に
物件購入時(入口)
不動産管理期間
物件売却時(出口)
の3つがあるとすれば、その中で最も重要と言えるのは
不動産管理期間
なのです。
もちろん購入価格や売却価格も大切ですが、実際のところ不動産管理期間の
・テナントコントロール
・リスクコントロール
・修繕コントロール
等により、運用成績には大きな違いが出てきます。
そしてその中でも1つの物件運用において雲泥の差をつけてしまうのは、修繕コントロールの中の「修繕にかける費用」です。
特定の物件を所有する期間において全く修繕が発生しないということはあり得ませんし、そこにかかる費用をコントロールすることはすなわち運用成績に直結してきます。
そこで、今回はとりわけアメリカ国内で不動産物件を所有している方々が対象になってはしまいますが、不動産管理会社に頼るのみならず自分自身で物件をセルフマネジメントする方法の1つをお伝えさせて頂きます。
評価の高い仕事人を探す
不動産管理会社を雇うことの意味は、1つには「修繕を引き受けて頂く」ことです。
不動産管理会社が修繕を担う際には
・自社で雇うハンディーマンが修繕する
・地元の提携するハンディーマンを雇う
の2パターンがありますが、同じ修繕でも不動産管理会社によって見積もりには差が出てきます。
長年の付き合いと仕事ボリュームから大きくディスカウントしてもらえる場合もあれば、雇い主(投資家)が積極的に口を出して更に相見積を依頼することで更に値段が下がる場合もあります。
そんな中、すっかり情報化社会に切り替わった現代では従来の不動産管理会社との付き合いを根底から覆しかねない、非常に便利なアプリが登場しています。
TaskRabbit(タスクラビット)
https://www.taskrabbit.com/
このサイトでは
Mounting & Installation(取付作業)
Moving & Packing(引っ越し作業)
Furniture Assembly(家具組み立て)
Home Improvement(家の改装)
General Handyman(修繕全般)
Heavy Lifting(重量物運搬)
と、大まかに6種類の作業の中からそれぞれのカテゴリーに従事するTasker(仕事人)を探すことが出来るのです。
とはいえこのサイトを運営するTaskRabbit(タスクラビット)社そのものが人を雇っているわけではなく、全米各地の個人が自分をTasker(仕事人)として登録しており、特定の作業を必要とする人々とのニーズをマッチングしているわけです。
例えばアイドルビジネス(アイドリング中の状態を活用したビジネス)と呼ばれる
Airbnb(エアービーアンドビー:民泊)
Uber(ウーバー:白タク)
等も、宿泊や交通手段を求める人々とそれを提供出来る人々をつなげるマッチングサイトですが、これと同様に
「○○を組み立ててほしい」
「家の清掃をお願いしたい」
「○○の手入れをお願いしたい」
「○○を修繕してほしい」
等、およそ家の内外に関する仕事をTasker(仕事人)に依頼することが出来るのです。
急成長するTaskRabbit(タスクラビット)
私(佐藤)はこのTaskRabbit(タスクラビット)社の目のつけどころは単純ながらも、将来の成長性はかなりのものだろうと見ています。
いかんせん住に関するニーズは増えることはあっても減ることはありませんから、ちょっとした仕事を引き受けてくれるTasker(仕事人)への需要は事欠かないはずなのです。
そしてこのTaskRabbit(タスクラビット)社が戦略として優れているのは、日本にも進出しているIKEA(イケア)の傘下に入ったことです。
2008年の創業から少しずつ認知度を高めてきていたTaskRabbit(タスクラビット)社は、昨年2007年9月にIKEA(イケア)グループに買収されてその傘下に入りました。
Hotmail(ホットメール:マイクロソフト社の傘下に)
Youtube(ユーチューブ:グーグル社の傘下に)
Oculus VR(オキュラス・ブイアール:ファイスブック社の傘下に)
等、近年のIT産業では短期間である程度実績を出して大きくなったら巨人に身売りし、名前だけ残して事業の安定化を図るパターンが常態化しています。
これと同様に、TaskRabbit(タスクラビット)の場合は実績を積み上げた時点でIKEAの懐に飛び込んで事業成長の安定化を計ったわけです。
その効果はてきめんで、TaskRabbit(タスクラビット)の売り上げはIKEAによる買収以降は倍以上になりました。
その為、例えばあなたがIKEA(イケア)で家具を購入して
「組み立てまでIKEAに依頼したい」
となるとIKEA(イケア)の受付で組み立てサービスの手続きをしてくれるのですが、実際にはこのTaskRabbit(タスクラビット)のマッチング機能を使って、あなたの家の最寄りに暮らすTaskRabbit(タスクラビット)に登録しているTasker(仕事人)が自宅を訪問して作業してくれるわけです。
IKEAが組み立てを手配するのに、自宅にやってくるのはIKEAに雇われているわけではないアイドルビジネスとして副業で稼ぐ人々がやってくるというこのシステム。
実に無駄なく各々のニーズを見事に合致させていると思いませんか?
そしてこのTaskRabbit(タスクラビット)を使えばおおよそ不動産管理に必要なことは賄えてしまいますから、不動産管理会社にとってはTaskRabbit(タスクラビット)の台頭は脅威なはずなのです(とはいえ、その存在を知らない管理会社も多いはず)。
そこで、実際にこのTaskRabbit(タスクラビット)を使ってみるとそのサービスはどうなのでしょうか?
明日、その詳細を見ていきましょう。
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