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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日からアメリカでコントラクター(施工業者)を雇って改築工事を自分で雇う場合に、コントラクターが契約期間中に仕事を終えないまま戻ってこなくなった場合の対応についてお伝えしています。
私(佐藤)自身は日本のそれ(施工業者うんぬん)はよく知らないのですが、アメリカで自分自身でコントラクターを初めて雇う場合には綺麗ごとの横において性悪説で取り組む必要があります(生々しくてすみませんが。。)。
厳しい言い方になりますが、その業者が愛嬌があるないではなく結局のところ「仕事が出来るか出来ないか」が大事。
もちろん仕事が出来てかつ愛嬌たっぷりのコントラクターと長く付き合いたいものですが、愛嬌はあるけど仕事は出来ないどころか途中で投げ出すようなコントラクターも実際にいますから、自分自身で雇う時には自己責任でコントラクターをよく監督することが大切なのです。
そしてプロジェクトの最中にコントラクターが現場に戻ってこなくなってきた場合、昨日お伝えしたようにまずは契約書をよく読み返します。
そこで期限は過ぎてはいないものの、「このままだとまずいな。。」という場合は電話・テキスト・メールで催促を開始しましょう。
この時は特にテキストやメールで痕跡を残すことが大事です。
それでも動いてもらえない場合は、ここから次の段階に進めていきます。
今日も続けます。
より踏み込んで催促を行う
電話
テキスト
メール
最初にこれらの手段で催促して現場に戻ってきてくれるようであればまだ見込みは十分にあります。少なくとも「仕事を終わらせよう」という意欲はあるからです。
ところがこれらの要求にも応じない場合はプロ意識に欠けているとしか言いようがなく、遠慮なく踏み込んだ催促に入らなくてはなりません。
「もう少し信じてみよう」
と待ち続けたところで、返答がない時点でアウトなのです。
そこで、より具体的に踏み込んだ催促に入る為には下記の2つが有効です。
口コミサイトへのレビューを示唆する
もしあたな自身がそのコントラクターを紹介サイトを通じて探したのであれば、そこがドンピシャです。
例えばアメリカでは有名なあらゆる業種の紹介サイトyelp。
いろんなお店や個人が紹介されており、私(佐藤)自身も新しいコントラクターを探す時には利用し、かつここのレビューを大いに参考にしています。
評価の高いコントラクターであればまず大きな間違いはないはずですが、それでも契約をほっぽり出されるような自体になった場合には
「大変残念ですが、このまま仕事を投げ出してしまわれるようであればそれなりの評価をサイトレビューに書かせて頂きます。。」
と静かに告げるのです。
ご存じのように現代はSSNやこのような口コミサイトの力は絶大です。
自分の仕事への評価が残りかつ繰り返し読まれることになりますから、大概のプロフェッショナルにとってはサイトレビューはよい仕事を保ち続ける為のモチベーションにもなっています。
そして影響力が大きいからこそ、自分に対する良くない評判を書き込んでもらうわけにはいきません。
そこで大概のコントラクターは悪評を書かれることを嫌がり、現場に戻ってくるものです。
Bond Company(ボンド・カンパニー)に連絡する
ここは一つのポイントとして覚えておくとよいのですが、ライセンスを有するコントラクターは州が規定する試験に合格しただけでは活動することは出来ません(まだライセンスはもらえません)。
州により定められたコントラクター試験に合格しててかつきちんとしたライセンスを取得するためには、「bond company(ボンド・カンパニー)」に所属することが義務付けられているのです。
ボンド・カンパニーとは一種の保険会社のことです。すなわち、特定のコントラクターが不出来な仕事をした後で雇い主がボンド・カンパニーにクレームすることが出来、そのクレームが正当だと認められた場合には相応の補償がなされることになります。
つまり、コントラクター達はボンド・カンパニーを自分で選んで一定額をそのボンド・カンパニーに支払うことでライセンスをもらえるのですが、その集められたお金がトラブルが発生した際の補償に充てらえる仕組みになっているのです。
言い換えると、あなた自身がコントラクターを雇うことで不利益を被った場合には例えばカリフォルニア州であればこのサイトで対象のコントラクターを調べると、そのコントラクターがどこのボンド・カンパニーに所属しているかの情報が出てきます。
そこで、あなたが依頼しているプロジェクトに対して契約不履行が発生しそうな場合は
「大変残念ですが、このまま仕事を投げ出してしまわれるようであれば、あなたが所属する○○○のボンド・カンパニーに連絡させて頂きます。。」
と伝えるとよいのです。
大概のコントラクターは焦り、仕事に戻ってくると思います。
。。。
そして上記の2つ、
レビューへの書き込みを示唆する
ボンド・カンパニーへの通知を示唆する
これらをもってしても相手が動かない場合、もやは仕事に戻ってくる見込みはありません。
大概は上記2つのいずれかで仕事に戻ってきますが、それでも戻って来ないようであればコントラクターとしての仕事そのものを辞めようとしている末期症状です。
かくなる上は、最後の手段として裁判所に話をもっていくのです。
明日に続けます。
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