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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日から景気後退の時期にあっても打たれ強い街をご紹介しています。
良くも悪くも鳴かず飛ばずの街は面白みがないように聞こえるかもしれませんが、不動産の観点でいえば安心感があるものです。
ニューヨークやカリフォルニアの不動産は国全体の経済に大きく影響を受けてしまいますが、中西部の街では大きな波は起こらずに安定している感があります。
昨日からご紹介している街に関しては将来の予想ではなく、過去の景気後退時期に打たれ強さを証明した街ばかりです。
アメリカの経営者の多くが2019年後半からの景気後退を予想する中、不動産投資についてもこのような不景気の波に打たれ強い街に投資することは一考だろうと思います。
そんな景気後退にも打たれ強い街について、今日も続けます。
3.ノースダコタ州ファーゴ市
中間物件価格:$234,900
フォーゴ市は歴史的に見ても恐ろしく経済が安定している街です。
過去の歴史においてアメリカ経済の大きなアップダウンの中でその安定度は一際目立ち、とりわけ景気が後退する時期にこそ足元の強さを発揮してきました。
それはあたかもアメリカの経済圏から隔離されて、独自の安定経済圏を確立しているような様相。
あくまでマイペースにその街の経済史を綴ってきたわけです。
そしてその一番の秘密はどこにあるのかといえば、地元の「石油業」と「農作物」の2つです。
このどちらもが人々の生活に欠かせない要素であることから大きな柱となり、地元経済を長きに渡りけん引し続けてきました。
そしてその実、街の失業率は3.4%と非常に低いレベルにあります。
とはいえ、この街の産業は石油と農作物ばかりではありません。
かのマイクロソフトも大きな社屋の一つをこのファーゴ市に構えており、ノースダコタ州立大学出身のエンジニア志向の若者が街に多いことから、テック系で伸びる将来も占える側面があります。
また街の中には90マイルにも及ぶトレールコース、かなりの数のホッケー場とスケートリンク場は有名です。
冬はかなーり寒い地域ですが、寒さを気にしないのであればのんびりと安定した街の経済を享受できることになります。
4.テキサス州ビクトリア市
中間物件価格:$176,000
南部で唯一顔を出してきたのがこのテキサス州ビクトリア市です。
ヒューストンとコーパスクリスティは日本人にも不動産投資家の間ではよく知られた街ですが、ビクトリア市はこの2つの市のちょうど真ん中あたりに位置しています。
キャタピラー
デュポン
インビスタ
フォルモサ・プラスチック
等の名だたる企業の恩恵を受けて街の経済は堅調となり、不動産価格も安定しているのです。
人口は6万人ちょっとの街ですが、小さめながらも非常に小奇麗にまとまった街でレクレーションやアトラクションも多く、暮らし易さにも定評があります。
時折ハリケーンによる被害が否めない地域ではありますが、街そのものは不景気にも非常に打たれ強い証拠を残しています。
5.テネシー州ノックスビル市
中間物件価格:$159,000
ここまでこじんまりとした街を紹介してきましたが、不景気に打たれ強い街の中でもより大都市に近い街をみていきましょう。
テネシー州のノックスビル市は
HGTV本社
テネシー大学
を始めとする数多くの安定企業がもたらす雇用のお陰で雇用機会が多く、結果として不動産価格も非常に安定しています。
特にこの街の暮らし易さは折り紙付きで、有名誌に「たった今トレンディな最も幸せに働ける街」に選ばれたり、かのフォーブス誌でも「不動産価値が景気後退時期に最も安定している街の一つ」に選ばれています。
・小洒落た街
・生活コストが安い
・通年の気候と気温が丁度よい
・グレートスモーキーマウンテンに近い
・ナッシュビルやチャタヌーガの大きな街に近い
このような絶妙な条件も、ノックスビルの安定に貢献しています。
6.オクラホマ州タルサ市
中間物件価格:$137,500
オクラホマ州は全体的に土地の価格が非常に安いことで知られ、その安い土地がまだまだ残されているのです。
不景気に打たれ強い他の街がそうであるように、このタルサ市も「農業」「エネルギー産業」という2つの柱にけん引されてその経済が非常に安定しています。
そして実は知る人ぞ知る、このタルサ市は文化的要素も多分にあります。
西部開拓時代に大概の資産家はこの街を拠点にしたことから文化要素も種が植えられ、オペラを始めとするアメリカを代表する文化が花ひらいた街でもあるのです。
鳴かず飛ばずの中にも古き良きアメリカがしっかりと残されており、いつの景気後退時期もしぶとく潜り抜けてきたことから生まれる余裕が垣間見える街といえると思います。
7.アイオワ州デモイン市
中間物件価格:$157,000
最後に不景気に強い街としてご紹介するのはアイオワ州のデモイン市です。
もともとデモイン市は中西部では最も急成長した街でした。
当初は農産業と金融サービスのハブとして街の経済が大きく成長しましたが、近年はエコシステム産業の中核を担う街として知られ、2018年にはアメリカ国内でも「テック系雇用機会が多い有数の街」としてノミネートされたほど。
またアメリカ最大誌であるメレディス社の本部も構え、街の経済の一役を担っています。
結果として持続的な安定性を見せるデモイン市はその安めの不動産価格からもミレニアム世代に人気がありますが、その実、前回の景気後退期には不動産価格は0.1%しか変動しなかったという堅調ぶり。
景気後退期にも不動産価格はまゆをほんの少し動かした程度の影響しなかった実績が、今後の景気後退期にも打たれ強いだろう安心感を与えています。
洒落たレストランの数々
アーティスティックな数多くのカフェ
充実したナイトライフ
これらの要素が若者を惹きつける側面もあり、デモイン市の不動産はこれからも末永く安定するだろうと見て間違いはなさそうです。
。。。
昨日から二日間、景気後退期にも打たれ強いことが証明されているアメリカの都市をご紹介させて頂きました。
テネシー州メンフィス市のみならず、これらの都市の不動産物件は投資対象として検討する価値があるかもしれませんね。
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