FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
オーナーが自分で物件を売却するFSBOについて、シリーズでお伝えしています。
昨日までにお伝えしたお薦めの手順は
1.自分自身にスイッチを入れる
2.売却準備 ~ 現在の物件価値を査定する
3.売却準備 ~ 物件調査を行う
でした。
自分自身が営業マンとなるべく営業モードにスイッチを入れ、商品(自宅)をより知り尽くすべく専門家を雇って
物件市場価値
物件の状態
をつぶさに調べていきます。
そしてそれぞれの資料は喜んで購入希望者にお渡しするべくコピーを用意しておきます。
「自分で業者を雇って調べます」
という購入希望者がいればそれはそれでよいのです。
実際にどれだけ読み通してもらえるかは分かりませんが、少なくとも買主側のバイヤーエージェントに渡しておくことで売却額の正当性が裏付けられ、バイヤーエージェントは何も言えなくなります(これはかなり大事)。
FSBOで売却するのであれば、契約に関われる関係者の中ではあなたの味方は誰もいませんから、自分で知識武装して論理的かつ客観的に証明される資料を準備するしかありません。
そしてそこまでお膳立てがなされるとお互いのストレスが随分なくなり、結構な割合でその後の取引がスムーズに進められることになります。
余談ですが、FSBOでなくとも私はリスティングエージェントとして雇われる時にもこのお膳立てはお薦めします。
取引としては一千万円から億単位のものまで様々ですが、いずれにせよその金額を出費するのは購入者なのです。
それだけの規模の取引にあたっては不動産鑑定士や施工業者を事前に雇う費用など微々たるもので、売却後はたちまち回収できるわけですから、あなたはどんどん与える姿勢で準備すればよいのです。
そしてここまで資料が用意できたらいよいよ本格的な準備に入りますが、ここから大切なのは「タイムスケジュール」です。
今日は、FSBOのタイムスケジュールについて見ていきましょう。
4.タイムスケジュールを組みて立てる
FSBOで売却する場合は節々でリマインドしてくれるリスティングエージェントはいませんから、タイムスケジュールそのものも自分で組み立てて管理する必要があります。
あなたはいわゆる営業マンですから、タイムスケジュールの組み立てにも営業モードそのもので真剣に取り組むべき。
例えば営業マンであるあなたが、工場に使われる大型機器を販売しているとしましょう。印刷会社に使われるもので、その価格は一千万単位とします。
そうすると、
「納入までにどれくらい時間がかかるのか」
「納入のタイミングを考えると、いつまでに契約を完了するべきなのか」
等は事前に計算されて然るべきです。
同じように不動産物件の売却であれば
「自分はいつ新しい住居に引っ越しするべきなのか」
「引越しするべき時期に合わせて、いつ引越し先を探し始めるべきなのか」
「いつ現在の物件の売却を完了させるべきなのか」
「購入者の住居専有はいつから許可するべきなのか」
「そうすると、自分の物件はいつ市場に投入するべきなのか」
「市場への投入に合わせて、売却準備はいつ開始するべきなのか」
「リノベーションしてから売却するのであれば、いつリノベーションを開始するべきなのか」
。。。
考えてみると、タイムスケジュールを組み立てるに際し検討事項は結構ありますね。
こうやって少し考えてみるだけでも、物件売却はかなりの大仕事になりそうな予感がしませんか?
実際、タイムスケジュールにそって全てに取り組んでみると結構な時間と労力を割かれてしまいます。
だからこそリスティングエージェントという役割がいますが、がんばってFSBOで行う場合はその手数料を省く形で見返りも大きいわけですね。
そこで自分の状況に合わせてタイムスケジュールに記載されるべき項目は違い出てきますが、まずは大まかにでも時系列にスケジュールを組み立てましょう。
ちなみに重要な要素としてお伝えする意味で昨日までに
不動産物件価値の査定
物件調査と修繕見積もり
の二点を先にお伝えしましたが、実際にはこのタイムスケジュールの作成を先にして、その中でこれら不動産価値の査定と物件調査、また修繕見積もりの項目も加えておく方がよいと思います。
広告のタイミング
そしてタイムスケジュールの中でも殊の外意識しておかねばならないのは、
「いつのタイミングで広告を開始するか」
です。
これは営業に携わる方々、また経営者であれば誰もがよく理解していることかと思いますが、モノが売れる為には「世の中への働きかけ」しかありません。
いくら優れた商品を開発したところで、
いくら緻密に計算して価格を定めたところで、
世の中に「この商品がここにあります!」と発進しないことには人々は誰も気付いてくれません。
ハッキリいいましょう。
全ての準備を整えていざオープンハウスを開催しようとある週末に家の前に看板を立てたとします。
それまでに準備に没頭しており、広告は全くのゼロ。
そしていざ
「Open House today !!」
そんな誇らしげに看板を出して家の中で訪問者を待ってみると。。ほとんど訪れる人はいないことでしょう。
残念ながら、あなたの家はたった今日看板を出して大勢の人が訪れるほど有名ではないのです(これはどの家も同じ)。
すなわち、売却を成功させるにはアンテナを立てる人々の目と耳に情報が入らなければいけません。
だからこそ、タイムスケジュールを立てる際には広告のタイミングが一番といってもいいくらい大切なのです。
この広告に関しては強調しても強調しすぎることはありませんので、もう少し深掘りしてみましょう。
明日に続けます。
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