FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
コーネル大学心理学教授 デビッド・ダニング
イリノイ大学心理学教授 ジャスティン・クルーガー
心理学研究において権威のこの二人が、共通して興味深いことを語っています。
いわく、
平均的人間は自分のことを、技量においても知識においても平均以上だと評価している
のだとか。
。。。
分かりますねこれ。
自分は平均的でしかないのに、ついつい自分は平均以上だろうと評する心は誰にでもあるのではないでしょうか(佐藤も然り)。
分かりやすいのが車の運転です。
私(佐藤)も長年のベテランドライバーで、おかげさまでこれまで全くの無事故です(違反はあります。。)。
車社会のアメリカでは車なしには生活できませんから、ほぼ毎日車を運転して生活しています。
そして18歳の時に免許を取得してから運転経験を無意識にも長年積み上げてくると、自分の運転技術は平均的でしかないのに
「自分の運転技術、少なくとも平均以上だよね」
そんな勘違いする心が気づかぬ間に芽生えているものです。
平均値にいる人全員が平均以上であることは、理屈上あり得ませんね。
そしてこの心理学教授が指摘する
「自分はきっと平均以上だろうな」
と自分を過大評価してしまう心。
この無意識の心理が本当に怖いのは、「ちょっとした過大評価が慢心につながり得る」ことではないでしょうか。
自分は平均の技量・知識があるだろう
↓
自分は人よりも多少は多く知っているだろう
↓
自分は人よりも多少は優れているだろう
そんな勘違いが、果ては勘違いした自己認識を固めてしまうように思うのです。
そしてその実、私(佐藤)も「自分の知識は平均以上だろう」と勘違いしてしまいそうになる自分を戒めることが度々あります。
とりわけこのようなブログをお読みくださる方々からメールを頂戴したり、または個別コンサルティングでお会いすると
「ものすごいボリュームですね!」
「圧巻の内容ですね!」
そんなお褒めの言葉を頂戴する機会があります。
もちろん素直に感謝してそれらのお言葉は頂戴するものの、ここで怖いのは
「あれ、自分って他のリアルターと比較すると平均以上なのでは?」
そんな「勘違い」が心に生じることです。
もちろんコンサルタントを名乗る以上は生半可な気持ちで取り組んでいるつもりはありませんし、語る以上は恥ずかしくない実績は上げてきているつもり。
「顧客利益を最大化すること」
そのシンプルな理念を使命として活動を続けていますが、気がつけば支援させて頂いたクライアント様方がたった毎月稼いでおられるインカムは合計すると相当な金額になります。
人様に投資で成功して頂く ⇒ その方の将来の不安がどんどん小さくなる
ですから、人様に稼いで頂くのは本当に気持ちのいいものです。
とはいえ、コンサルタントとしてお客様を成功に導く上でも常に心に持ち続けたいのは
「自分は知らないことがまだまだ多い」
そんな謙虚な気持ちなのです。
そしてその実、コンサルティング業務を通して事象を突き詰めれば突きつけるほど、またブログに書き下ろして知識を整理すればするほど、
「自分はまだまだ知らないことが多い」
という、事実を知ることになります。
おそらくアメリカ不動産について質問をされても答えられないことはないと思いますし、これからも顧客利益を最大化することを使命として誠心誠意、売買仲介やコンサルティング業務に励んでいくつもり。
けれども同時に日々更新されるアメリカ不動産市場のニュースを勉強し続けていくと、
「自分は知らないことがまだまだ多い」
そう思わされることが多い、というのが事実なのです。
尽くす心に集中する
そしてこれまでの経験上、自分の心についつい生じる勘違いを予防する(佐藤にとっては)一番の方策があります。
それは
「人様に尽くす心に集中すること」
これにつきます。
自分がいくら稼ごうが、それは関係ないのです。
結局は売り上げなど、自分が人様の為に尽くしたことの結果でしかありません。
結果(稼ぐ金額)のみが頭に先立つ人々が世の中多いように思いますが、結果が出てくるのは原因(仕事の質)があるからこそです。
きちっと結果が出るように原因が報酬と結びつくように定義づける必要はあるものの、一たび自分が受け取る対価を定義づけたとしたら、後は報酬のことなど忘れて人様に尽くす心に徹するだけでいいと思うのです。
一つのご質問を頂いたら二つ三つの情報と共にお返しし、これも知っておいた方がよいと思えば補足情報をお伝えする。
そうすると話せば自ずと長話しになってしまうものですし、メールを書けば自ずと長文になってしまうものです。
結局のところその人の言動はその人の根底の想いが現れてきますから、仕事に覇気がある人は見ていても一発で分かりますね。
そして私(佐藤)もまたかくありたいものですし、
「まだまだアメリカ不動産について学ぶことが多い。知らないことが多い。」
と心底思えばこそ
「自分は平均以上では?」
などと勘違いしている暇はありませんし、よもや天狗になんぞなっていられないのです。
人生是、途中なり。
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