FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサル タントとして働く佐藤です。
昨日からアメリカの401Kプランについてお伝えしています。
低福祉国家であるアメリカは国民の将来についても金銭的にはほんの少ししか保障していません。
たまに私(佐藤)のところにも社会保障に関するレポートが届きますが、毎回その文面の中で強調されているのが
「老後資金は自分で準備しましょう。」
という趣旨のメッセージです。
せめてアメリカ政府が国民を支援する政策として401Kプランが今ではすっかり定着していますが、
・給料の一定額を401K口座に自動振替
・401K口座内の資金を運用(どこに投資するかは自分で選べる)
・給与から天引きされる401K資金は控除対象(税金は将来に繰り延べ)
・原則として401Kはリタイアメントまで引き出せない為、自動的に複利法の投資
という特徴があります。
自分の給料から勝手に天引きされ、その分は控除対象となり、かつ複利法で投資が始まるのですから活用しない手はありません。
もちろんこの401Kプランを実施するか否かは個人の判断に委ねられています。
けれども数字だけで言うのであれば、明らかに401Kを開始するのは早ければ早いほど有利なわけです。
ちなみに401Kには
・引き出せる時期がきた際の一年間の引き出し限度額
・会社が401K資金を支援してくれるMatching(マッチング)
等の諸々知るべきことがありますが、ここではその深い部分まで言及はしません。
それでも、投資の観点でぜひとも覚えておきたいのはスモールビジネスオーナーや個人事業者用の401Kプランもちゃんと存在するということです。
このスモールビジネスや個人事業者用の401Kプランは「Self-Directed 401(k)(自己搬出型401K)」と呼ばれています。
そしてなんと、401K口座を通じて
不動産投資
プロミゾリーノート
スタートアップ企業への投資
等のあらゆる投資商品に投資することが許されているのです。
その結果は自己責任ながらも、資金が控除対象となり得ることを考えただけでも活用しない手はありません。
そしてこの中で不動産投資に関して言えば、401Kプランを通しての不動産投資はもう少し幅が広がることになります。
そこで今日は、不動産購入と401Kプランの関係について考察してみましょう。
401Kプランと不動産購入
何も賃貸目的による不動産物件の購入のみならず、自分自身が暮らす目的で購入する場合も立派な不動産投資です。
物件価値が上昇していくアメリカでは、自分自身が暮らす物件の購入も将来に向けて資産を増やす方法の一つとして考えられています。
ところが、401Kプランを組んでいる20代〜30代の方々が物件購入を検討する際によく悩むパターンがあります。
それは
・401Kプランへの積立
・物件購入頭金への積立
この二つのバランス取りです。
「
老後を考えてそれなりに401Kプランに積立続けていきたいけれども、積み立てれば積み立てるほど頭金の貯蓄が遅くなる
」
このような場合、当人にはどのようなパターンが考えられるのでしょうか。
このことについては、固定額ではなく割合として参考になる考え方があります。
例えばあなたが年収$100,000を受け取っているとして、その15%となる$15,000を401K口座に積み立てているとしましょう。
単純計算で30年間続けたとすれば
$450,000($15,000 × 30年)
と、それなりの資金が貯まります。現実には数字は複利法で膨れ上がっていきます。
けれども実をいうと、今のアメリカで暮らす20代の中でで401Kプランに給与の10%も入れる方はそうはおらず、その平均は企業からのマッチングを含めても7%程度です。
それどころか、真実を言えば今のアメリカ人の3人に1人は401K口座残高はゼロなのです。
元々貯蓄をする国民性ではありませんが、老後の準備が全く出来ていない人々が人口の1/3存在することになります。
それでも一般論としては理想は給与の10%〜15%を401Kプランにあてることが推奨されています。
そして不動産購入にあたる頭金を積み立てる上では、大きな借金が何もない状態であれば
「401Kへの積立を8%〜10%程度に抑え、残りを頭金用に貯蓄」
くらいがよい按配です。
もしも15%を401Kプランに積み立てていたのであれば一時的にでも
10% ... 401Kプランへ
5% ... 頭金へ
くらいの割合です。
401Kローンを活用する
そして401Kと不動産購入時の頭金を検討するにあたっては別の考え方もあります。
それは、401Kローンを活用することです。
401Kローンとはそのまま、自分の401Kローンの積立から融資を受けることです。
この方法であれば自分の401Kプランへの積立を継続しながら、同時に物件購入の頭金を用立てることが出来ます。
しかも利子がつくとはいえ資金の貸主はそのそも自分ですから一番安心できるパターンです。
ただし401Kローンを使う場合、融資額を返済する期間中は現在の会社を辞めないことが前提です。
仮に返済途中で会社をやめると途端に残金は一括返済するか、もしくは次の確定申告時に10%のペナルティを支払うことになります。
。。。
いずれにせよ、401Kプランを組みつつ不動産購入を検討することは十分に可能なのです。
自分が暮らす物件そのものもまた不動産投資と考えると、401Kプランと上手に組み合わせて検討していくと良いと思います。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。