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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
日本でも自粛要請が続いていますが、
「外の面倒な用事がなくなり、家族間のコミュニケーションが増えた」
「家族間の喧嘩が増えた」
と両極端の反応がみられるようです。
前者の方々からは
「普段やれないことに取り組める」
「子供の世話に日頃以上に参加できる」
「世間のしがらみに関わる必要がなく、ストレスフリー」
等の声が。
ある高校生の方は
「自粛の今は受験勉強に集中できる絶好のチャンスです。家の中でひたすら机に向かっています。」
とコメントしていましたが、10代でそんな発想と行動が出来ることに関心します。
確かに自粛期間中は、誰もが常日頃出来ないことに集中できる時期かもしれません。
補償についても大切な論点かと思いますが、それと同様に、もしくはそれ以上に
「現状をどのように捉え、今の時間をどのように過ごしていくか」
が大切なように思います。
どう見ても、ここから先に起こる世の中の変化は想像を超えたものになっていきそうです。
KWエージェントたちと盛り上がる
いつかの項でも書いていますが、私(佐藤)が所属するケラーウィリアムズは全米最大手の不動産会社でありながら、一面「自己啓発集団」のようなきらいがあります。
それぞれの支店を運営するリーダーの方針により多少の違いはありますが、そこに昔から共通しているのは
「物件売買仲介のノルマ」
を求める姿勢は全くなく、それよりも
「エージェントたちの教育環境」
を整えることに全力を注ぐ姿勢です。
経営の視点でいえば、不動産会社に限らず会社の売り上げは営業という前線に立つ人々からしか入ってきません。
何らかの形で社会に働きかけて手を上げないことには誰も気づいてくれませんし、不動産会社にしてもリアルター達が外で活動しないことには収益は発生しようがありません。
とはいえ、リアルター達にノルマを敷くのは完全な間違い(そもそも独立契約になっている前提もあります)。
そうではなく、リアルター達が成果を上げられるようにかなり具体的な教育制度が詳細にシステマチックに敷かれているのです。
結果として多くの支店ではあたかもスポーツジムのように、早朝から所属リアルターを対象とするセミナーが継続されています。
常日頃からそんな環境で育てられているリアルター達ですから、激変の世に突入した今でもじっとしているはずがありません。
というよりも、今の時期にこそ
「普段やれないことに集中を」
「変化に対応を」
とばかりに、ほぼ毎日のようにZoom等のプラットフォームを介してブレーンストーミングが展開されています。
そこには複数の支店から参加する猛者たちが大勢おり、そんなの中に身を置いていると否が応でも盛り上がってくるというもの。
現状をネガティブに捉えることはまず不可能になりますし、参加する全員が変化の好む姿勢を保ち続けていけるのです。
変化の先頭に立つ
著名な経営学者であるピーター・ドラッカー は
変化はコントロールできない。
できるのは変化の先頭に立つことだけ。
という有名な言葉を残しています。
そしてこの言葉は、正にたった今の時期にこそ響くものです。
コロナウイルスによりもたらされた(これからもたらされる)変化は誰にもコントロールできないのでしょう。
個人どころか国家でもコントロールしきれないことは現実であり、人類は予想だにしない新しい方向に進んでいくことになりそうです。
そうすると、私たちに出来るのは
「もうダメだ」
とふさぎ込んで悲観するのではなく、
目先の変化を嗅ぎ取り
変化に対応して
新しい世界に人が求める価値観を認識し
自分の在り方を決断して動き出す
これしかないように思われます。
そして変化の先頭に立つ為のコツ。
これは自分の頭で無心に先を想像するというよりも
「過去の歴史に深く学ぶこと」
「たった今何が起こっているのかを深く理解すること」
この2つを押さえるだけで、誰でも先を見通せるようになるものだと思います。
たった今の時期は、不思議なことに1929年以降の大恐慌の世界に酷似しつつあります。
ウイルスそのものは人的ミスにより広げられた等の仮説もありますが、その真偽は分かりませんし、たった今ウイルスが世界に蔓延している事実は変わりません。
きっかけが何だろうが、ここに改めて歴史が繰り返されている時代認識が大切なように思います。
そしてかの大恐慌の時代をつぶさに調べ、かつたった今起こっている出来事を深く理解していくと、100年前とは全く違う情報化社会の今でも何が先に起こるだろうか見立てることが出来てくるものです。
そんな先を見据えた議論がケラーウィリアムズのチームメンバーの間では2月下旬ないし3月上旬から活発に開始されています。
本業の結果も、先月は前月比で仲介件数が伸びています。
さらに仲介そのものがバーチャル方式に転換されつつある今、この変化は向こう1~2年のコロナウイルスが完全に収束するまでの間に相当進化していくことでしょう。
そしてここでもまた他人様との競走ではなく、あくまでも自分との勝負です。
「先の不安に押しつぶされ、将来を悲観して呆然と立ち尽くす自分」
「今を絶好のリセット好機と捉え、変化を日々読み取って対応しようと奔走する自分」
同じ自分でも、どちらの未来が明るいかは自明の理といえます。
大変興味深いことに、たった今のように世界中のあらゆる国の人々が同じタイミングで共通のテーマに取り組んでいるのは人類史上初めてのことです。
今回のコロナウイルス騒動は、結果として人類を予想だにしない方向に持っていくことになるのかもしれません。
それならば私たちはこの時期を好機として自分を変化させ続けて、数年後に振り返ったら自分自身が驚くような、そんな変化を自分にもたらしていきましょう。
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