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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
日本の実家を離れて相当な月日が経ちますが、
「あの時は気づかなかったけど、今思えば自分の母は〇〇なところがあったなー。」
という話は誰にでもあるものではないでしょうか。
おかげさまで今でもハキハキと元気な母ですが、その性格をあげると
・社交的(友達が多い)
・旅行好き
・細かいことは気にしない
・根に持たない
。。。
これくらいにしておきますが、彼女の人となりが何となくお分かりいただけると思います。
そしてこのように書くと
「母はお金に対しては、どんな認識を持っているでしょうか?」
という問いがあれば、その答えも何となくお分かりいただけるでしょう。
・お金は天下の回り物だと思っている
まさにこの認識です。
お金に対する執着は微塵もなく、あろうがなかろうが何とかなると根拠なく信じています。
思い出せば、決してお金持ちではないにせよ必要なことには遠慮なくお金を使う姿を繰り返し見てきましたし、とある出来事で百万円単位を損しかけても
「まあ、いいわ。」
と捨て台詞のように気にしないそぶりを見たことがあります。
(*お金には細かい父がきちっと処理したおかげで、この時に損することはありませんでした。夫婦とはそうやってバランスを取るものなのでしょうね。。)
百万円単位の損を気にしない。。考えてみるとすごい感性です。
お金は必要な時に必要な分だけめぐってくると信じていますし、少なくとも精神的にはかなり健康な人生を送っていると思います。
本田健氏の「お金のIQ お金のEQ 」に書かれてある言葉を拝借すると、母はお金のEQだけは抜群に高いと思うのです。
お金のEQが高い人の人生はおしなべて幸福度が高いだろうことは、母の人生を見ているとよく分かります。
その一方で、世の中にはこのお金のIQとお金のEQの両方をバランス良く兼ね備えた人々が一定数いるものです。
お金のIQとEQを持ち合わせてみる
最近ある方の話を聞いて率直に感心した話です。
この方をAさんとしますが、Aさんはアメリカで暮らすお子さんをお持ちの主婦。
性格は明るく社交的で、このあたりは私(佐藤)の母と共通しています。
子供を学校に送ったり買い物に行ったりと、ごく普通の生活を送る毎日。
そしてこの方は私(佐藤)のクライアントのお一人です。
率直にいえば、投資活動としてはかなり成功している部類に入る方だと思います。
彼女のごく普通の生活を見ている周りの人々は、誰も彼女のお金のIQ部分には気づいていないのではないでしょうか。
もともと物事に細かくきちんとした性格でおられ、その姿勢がお金の管理にも現れています。
上手に倹約しながら貯めた資金を再投資する式でどんどん殖やし、生活費から子供の養育費までリターンで十分賄っているというかなりのお金のIQの持ち主。
そんなAさんから、先日興味深い話を聞きました。
Aさんはお子さんをある私塾に入れていらっしゃいます。
私塾だけあって競争も激しいのか「お友達紹介制度」なるものがあるのだとか。
例えばその私塾に通う親御さんが他の親御さんに塾を紹介してその子供さんが入学した場合、結構な額の紹介料が頂けるのです。
実際、複数を紹介すると結構な額になります。
そしてつい最近、Aさんがある親御さんにこの私塾を紹介していたところ実際にその方の子供さんが入塾することになりました。
そうすると規定上、Aさんは紹介料を受け取る権利があります。
そして手続き上、紹介料を受け取るには紹介証明を提出しなくてはなりません。
ところが聞くと、Aさんは紹介証明は提出しなかったというのです。
塾側できちんと定義して全面的に打ち出されている紹介制度ですから、遠慮なく受取ってもいいはず。
それが紹介証明は出さずにお金は受け取らないとは、私(佐藤)は一瞬
「ひょっとすると、紹介証明を書いてまでお金をもらうなんてあさましい、と思われたくない気持ちがあるのかな?」
と心の中で思ってしまいました。
けれどもそれなら、私(佐藤)に対してわざわざ紹介証明うんぬんの話しもする必要がありません。
そこで理由を聞いてみると、Aさんはさらっと
「だって、〇〇さん(私塾の名前)もこのコロナの時期は運営が大変でしょうし。。」
と言うのです。
それを聞いて一瞬でもAさんを勘ぐった自分(佐藤)を恥ずかしく思うと同時に、改めてAさんが元々お持ちのお金のEQ部分を垣間見た気がしました。
お金が全てではないけれども、お金は人生に必要。
だからこそきちっとお金を管理して、然るべき金融知識をもってお金を生み出し殖やしていくお金のIQ。
けれども、お金のIQ以前にAさんのように最初からお金のEQを備えている人々がいます。
お金に細かく着実に富を構築していくけれども、決してお金に執着していない。
そんなお金のIQとEQが交わるバランス感覚を持つ人々は、ほぼ例外なくお金に困りようがない人生と化していきます。
そして事実、この話には後日談があります。
塾側の運営を配慮して紹介料を辞退したAさんですが、その直後に予想もせず紹介料の数倍のお金が入ってくる出来事があったのです。
それはあたかもAさんの想いの持ち方に、富が後を追いかけてくるかのようなタイミングでした。
。。。
結局のところ、個人が持つ富の源泉は想いの中から溢れてくるものと言えるのかもしれません。
お金のIQとEQのどちらを優先するべきかとなれば、おそらくEQを先に身に付けた方がよいのではないでしょうか。
お金のEQを持たない人がお金のIQばかりを先に身に付けると不必要に強欲になったり、後の人生で大失敗する例は枚挙にいとまがないからです。
冒頭でお伝えした佐藤の母のようにお金のEQに優れた人は、幸せな人生ながらもお金が貯まり続ける、ということはないかもしれません。
けれどもそこにお金のIQも身に付けるとAさんのようになり、お金に一生困らない人生となってこられると思います。
Aさんの清々しい姿勢とその後の後日談を知り、改めてお金に対するバランス感覚の大切さを感じた次第でした。
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