FSBO(For Sale By Owner:物件オーナー自身による売却)コンサルティング案件が増加中です。
・バイヤーエージェントの報酬はバイヤーからお支払い頂きたい
・自宅も自分で売却することでリスティングエージェントへの報酬をゼロにしたい
という方はこちらからご連絡ください。
コンサルティング料金は発生しますが、リスティングエージェント雇用よりは大幅に節約が可能です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
物事を
「俯瞰する」
という行為はとても大切なように思います。
ここでの俯瞰の意味は
「広い視野で物事をみる」
「客観的にみて物事の全体像を捉える」
の方です。
そもそも人の脳みそは最初に全体をみて
「これは何なのか」
を理解した上で細かく見ていかないと、その事象をよく理解できないのだそう。
これは確かにそうだろうなと思います。
何となく小難しい場面や事象に遭遇した時に一歩引いて全体像を捉えるとスッと頭に入ってくるという経験はないでしょうか。
例えば等身大の迷路に挑戦するとしましょう。
入り口から入り、最初に右か左かを選びます。
すぐに次の突き当りがあり、そこでまた右か左かを選びます。
けれども進めば進むほど自分がどこにいるのか分からなくなり、方向感覚を完全に失い、果ては行き止まりの壁に遮られたらそれ以上進む気はしなくなるもの。
けれどもここでHDカメラ付きのドローンを上空に飛ばしたとしましょう。
ドローンはゆっくりと、けれども着実にぐんぐん上昇していきます。
ドローンが上昇するにつれて、あなたが見ているドローンからの映像は迷路の全体像を映し出していきます。
やがて映像にはドローンを操作するあなたも現れ、ついには迷路の全体像が。
その全体像を見た時に初めて、
「ああ、迷路全体はこうなっていたのか!」
「自分はここで躓いたんだな。」
「じゃあ、こっちの道を選んだ方がいい」
そう気づいたあなたは今までの疲れが吹き飛ぶ感覚を覚え、そこからはスイスイ先に進んでいけるのです。
。。。
これと同じことは世の中にいくらでもあります。
例えば
「○○氏が小選挙区制度に疑問」
「衆院6選挙区で2倍超に 区割り変更後で初」
「衆院選を行えば大幅に現有議席を減らす可能性」
この手の記事の見出し見てスルーしてしまう人々は決して少なくないように思われます。
分かる人には分かり興味津々に読み入ってしまうと思いますが、いきなりこれらのテーマを読んでいくとそれこそ袋小路にハマったような感覚を覚え、
「自分にはよく分からない」
とスルーしてしまうのです。
これもまさに全体を俯瞰せずにいきなり細部に取り組むことから起こる葛藤ですし、進めば進むほど道に迷いわけが分からなくなりかねません。
だからこそ、一番最初に頭の中のドローンをどんどん上昇させて
「小選挙区制とは?なぜ必要なのか?」
「そもそも日本の政治形態はどうなっているのか?」
「日本の政治はどんな歴史で進んできたのか?」
と、全体像を把握することで頭が随分整理されるようになると思うのです。
投資の世界を俯瞰する
そしてこのことは投資の世界においても全く同じことが言えます。
ここは個人的な予想ですが、これからの日本は今まで以上に個人投資家が増えてくるのではないでしょうか。
そう思う理由は、政府や勤める会社に頼っても老後は保障されないことが誰もが分かっているからです。
年金だけでは老後を暮らしていけないことは誰もが知っていますし、現実として企業年金の破綻を経験する企業はどんどん増えてくることでしょう。
あのトヨタですら
「終身雇用を守っていくのは難しい」
とこぼしていますから、もはや単に
「少しでもお金を殖やしたい」
といったレベルではなく、自分を含む家族や大切な人たちの生活を守る上で個人投資は必須の時代になるだろうと思うのです。
けれども社会の動きが個人投資を推進してくるようになると、かつてのアメリカがそうであったように上手い投資話の被害にあう人々も増えてくるかもしれません。
日本では近年ようやくオレオレ詐欺の被害件数が減少しつつあるそうですが、それでも年間の被害総額は300億円を超えているとのこと。
このような投資ではない人情に訴える詐欺被害も多発しているくらいですから、
「老後の為にお金をしっかり運用したい」
と真剣に考える人々がうまく誘われて被害に合う事例はより増えてくるかもしれません。
ネットの世界ではより巧妙かつ悪質な手口が横行してくるでしょうし、個人投資が当たり前の時代になる可能性を踏まえればこそ、自分でしっかりと勉強する心構えは大切であるように思います。
そして投資に取り組む上でも、前述のようにいきなり
「○○債権、7%のリターン」
「100日で30%超えのリターン確約」
などとタイトルを見せられると、それが本当なのか偽物なのかも判断がつかず、迷いに迷ってお金を失うことにもなりかねません。
当ブログでもよくご紹介するプロミゾリーノートは私(佐藤)自身も自分で運用して7%以上を堅持していますが、これなども
「本当ですか?」
「なぜ7%も実現できるのですか?」
等、当たり前のごとくご質問を多々頂きます。
それがなぜなのか、どんなスキームなのかを自分自身が理解することはもちろん大切ですが、やはり初心者の方々にとってまず必要なのは
「投資の世界を俯瞰すること」
ではないでしょうか。
「今は金(ゴールド)を買うべき」
「債券を買うべき」
「スタートアップ企業に投資するべき」
ネットを少し検索するとこのような
「○○に投資するべき論」
が横行しています。
「何が違うのかよく分からない」
「けれどもとりあえず買ってみよう」
と全体像を把握せずに突っ込んでいくと、早晩袋小路にハマってにっちもさっちもいかなるなるかもしれません。
だからこそ目の前に現れる投資機会に飛び込む前に一歩引いて、「俯瞰する」という行為を心がける必要があると思います。
そこで凡そ投資と呼ばれる世界について、簡単に全体像を俯瞰してみましょう。
明日に続けます。
投資案件をメールマガジンで無料購読。
下記よりメールアドレスをご登録ください。