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こんにちは。アメリカで不動産エージェント兼コンサルタントとして働く佐藤です。
昨日は経済学者のクリス・マーテンソン氏の著書を参考に、日本語の意訳で投資の世界を
第一領域:自然界への投資
第二領域:自然界から派生したビジネスへの投資
第三領域:ペーパーへの投資
の三つの領域に分けてお伝えしました。
今一度図をあげると
このようなイメージです。
人間の活動は全て自然界の恩恵の上に成り立っています。
凡そ人が生きる上での三大原則
衣
食
住
に関わる全ても第一領域の自然界から発生したものですし、第一領域なくして
第二領域
第三領域
は存在しないものです。
だからこそ、第一領域への投資は派手さこそないものの最も安定している世界といえます。
それが理由で多くの人々がこの第一領域への投資に軸足を置いているのです。
そして貨幣制度で成り立つ世の中では生産活動が必要になります。
いわゆる「商売」と呼ばれる生産活動は必須であり、全ての商売は第一領域から派生した第二領域です。
この第二領域に人は人生の大半を費やすことになり、第二領域の存在のおかげで人類の存続が成り立っています。
そして最後に第二領域から派生するのが第三領域、ペーパー投資の世界です。
この第三領域は
ハイリスク・ハイリターンがあり
ボラリティが高く
その存在は刹那的
です。
あくまでも自然ではなく人知で生み出された世界の投資ですから、その存在が永続することはほぼないと言えます。
自然界とは全く正反対であり、不確実性の多いのが第三領域です。
もちろんここでは
「第三領域のペーパーへの投資は危険」
ということを申し上げたいのではなく、あくまでも
「投資の世界はどのように広がっており、それぞれどんな性質があるのか」
「自分が興味を持つ投資はどの立ち位置にあって、どんな性質があるのか」
という、投資の世界の全体像を一番最初に掴んでおくことが大切だと思うのです。
そこで当ブログの専門でもある不動産投資の世界は
第一領域:自然界への投資
第二領域:自然界から派生したビジネスへの投資
第三領域:ペーパーへの投資
これら三つの領域ではどこに位置しているかといえば、間違いなく不動産は自然界の第一領域に属しています。
不動産物件は
土地
建物
から成り、かつ人が生きる上での三大原則の一つ「住」を満たすものです。
「自然界の土地の上に自然界の木材を組み立てた建物が立つ」
ここに投資をすることは第一領域への投資と同義になります。
そしてこの第一領域への投資は
「短期間であなたも億万長者に!」
などということは絶対にありません。
不動産投資は第一領域に属するその他と同じで
流動性が低く
時間がかかり
派手さはない
ものだと思います。
短期間でお金を稼ぎたい方々にとってはまず不動産投資は肌に合わないでしょうし、時間をかけて自分で勉強する気概がなければなかなか難しい世界です。
結局のところ
「安定性のある存在ほど、構築には時間がかかる」
これが真実ではないでしょうか。
宇宙創造や地球誕生の歴史を知ると、気が遠くなるほどの時間がかかっていることがよく分かります。
それと比べると人の人生は遥かに短いものですが、その短い人生の間ですら安定したホンモノを仕上げるには時間がかかると思うのです。
そう考えると、少なくとも私(佐藤)にとっては
「老後用の自分基金の構築にはペーパー投資のみでいく」
という選択はまず出来ませんし、実際にペーパーにはほとんど投資していません。
時間がかかっても一向にかまわないし、むしろ時間をかけるからこそ揺るぎない自分基金が仕上がっていく考えています。
不動産投資の世界を俯瞰する
そこでこの第一領域の中だけでも様々な投資機会がありますが、私(佐藤)の場合は第一領域の中でもほぼほぼ不動産に特化していることになります。
そして不動産の領域でもいきなり細部に飛び込むことはせず、まずは
「不動産投資の世界を俯瞰する」
ことが大前提です。
最初から
「一戸建てへの投資が良い」
「3ベッドルームを狙うべき」
「アイダホ州が隠れた狙い目」
などと巷にあふれる情報に惹きつけられる前に、ここでも頭の中のドローンを十分に上昇させて
「不動産の世界では今何が起こっているのか?」
これを正確に把握することが肝要だと思うのです。
もう少し言えば、不動産市場は地域市場の集まりですから
1.ドローンを上昇させて森全体を見る(市場全体を俯瞰する)
2.ドローンを地上に降ろして一本の木をよく見る(地域市場を精査する)
この繰り返しがキモになると思います。
ひとっからげに
「アメリカ不動産投資」
とはいえ、アメリカ国内のそれぞれの地域市場は面白いほど違った動きをしているものです。
通常、アメリカのリアルターは自分が活動する州のリアルター資格を取得することになります。
そして普通のリアルターであれば市場の把握は
「自分が活動するCounty(郡)」
に特化していますから、不動産市場については
1.アメリカ全体の動き
2.自分が活動する州の動き
3.自分が活動する郡の動き
最低でもこの3つを押さえなくてはなりません。
私(佐藤)の場合も本拠地となる地域市場(南カリフォルニア)がありますが、それでも不動産投資コンサルタントとして
法人投資家
個人投資家
の皆さまをアメリカ全土津々浦々までご案内する上では
1.アメリカ市場全体を俯瞰する
2.投資対象地域市場を精査する(現地リアルターとのパートナーシップは必須)
を繰り返しているわけです。
そして全体像を捉えるべく市場全体を見るにしても、そこには一つのコツがあるのです。
明日に続けます。
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